SUP釣りの装備は、最初から全部を細かくそろえたわけではない。
最初から外していないものと、釣りを続ける中で足したものがある。
SUPの上は広くない。道具を増やすと、置く場所、固定する場所、取り出す動作、片付ける道具も増える。
だから自分は、まず安全に関わる装備を外さず、その後に釣りと片付けに必要なものを足してきた。
SUP釣りで最初に用意すべき装備
最初から必ず用意したいのが、落水、流されること、連絡手段の確保に関わる装備だ。
釣り道具より先に、揃えるもの。
SUP本体

自分はインフレータブルSUPを使っている。
車に積み、釣り場で膨らませて使えるので、神奈川周辺の釣行ではこの形にしている。
釣りで使うなら、座った時の安定、荷物を置く場所、漕いで戻る時の重さを見る。
サイズは10〜11ft前後、幅32〜34インチ前後をひとつの基準にしている。
自分が使っているSUPはWOWSEAで、パドルやポンプもセットに入っていた。
ライフジャケット

SUP釣りでは、ライフジャケットは必須だ。
自分は磯釣り用ライジャケをSUPに流用して使っている。
固形式のライフジャケットだ。
SUPは波しぶきを頻繁にかぶる。そのため腰巻き式の自動膨張タイプは使えない。
水に落ちた後に浮いていられるかどうかは、釣果より前の話になる。
選ぶ時は、浮力だけでなく、パドルを漕ぐ時の腕まわりと、再上艇する時の動きも見る。
リーシュコード

リーシュコードも必須だ。
落水した時に、ボードと体が離れるのを防ぐために付ける。
落水時、風や潮が強い場所だと、ボードは体から簡単に離れる。
泳いで追えば届く、という前提では考えるべきではない。
SUP釣りでは、ボードと離れない状態を必ず作ってから釣りを始める。
パドル
パドルは、SUP本体に付属していたものを使っている。
軽いパドルは長く漕ぐ日には楽だが、最初は付属品でも釣行は組めた。
海の上で落とすと動けなくなるので、置き場所と固定だけは先に決めている。
自分は、パドルを使わない時の置き場所を決めてから釣りを始めている。
釣りしながらだと、リーシュが邪魔になるため、シングルパドルよりもカヤックパドル(ダブルパドル)の方が取り回しは合いやすい。
防水スマホケース

スマホと車の鍵は、防水ケースへ入れている。
SUP釣りでは、波しぶきがかかる。濡れた手で触る。落水することもある。
スマホは連絡、位置確認、天気確認に使う。
自分はスマホと鍵をまとめて防水ケースへ入れ、ケースごと落とさないようにしている。
安全フラッグ

安全フラッグも必須。
沖で小さいSUPは見えにくい。
船や他の釣り人から見ると、海面近くにいるSUPは目立たない。
釣果には関係しないが、海の上にいることを周囲へ知らせるために必ず用意すべきアイテムだ。
SUP釣りに合わせたタックル(釣り道具)

SUP釣りを始めたばかりの頃は、釣り道具を増やしすぎない方がいい。
ロッドを複数本積むと、置き場所と固定が増える。
ルアーを増やすと、交換、収納、落下の管理も増える。
自分は、最初は1本のタックルと少ないルアーから始めた。
釣り方を広げるより、まずボード上の動きを減らした方が釣りに集中できた。
水分

特に夏のSUP釣りでは、飲み物は多めに用意しておきたい。
海の上では日差しを受ける。漕ぐと体力を使う。戻る時に風へ逆らう日もある。
岸なら買い足せる場所でも、沖に出た後は取りに戻れない。
自分は短時間の釣行でも、飲み物は余るくらいで積んでいる。
ランディングネット

ランディングネットは、魚を取り込む時に必要だ。
SUP上で魚を抜き上げると、魚が暴れた時に体勢が崩れる。
ネットがあると、魚を寄せた後の最後の動作を小さくできる。
青物や根魚を相手にする時は、魚を水面で暴れさせる時間も減らせる。
自分はSUP釣りではネットを持っていくようにしている。
釣りを続けてから足した装備
魚が釣れると、取り込み、針外し、血抜き、持ち帰りの作業が出てくる。
ボード上で魚を扱うと、岸とは動作が変わる。
ここから先は、釣りを続ける中で足した装備だ。
偏光サングラス

偏光サングラスは、海面を見やすくするためと、日差しから目を守るために使っている。
反射が減ると、波の向き、潮目、浅い場所、浮いている障害物を拾える。
SUPは目線が低いので、海面の見え方で釣りのしやすさも変わる。
魚を見るためだけではなく、海面を見続けるための道具として使っている。
マリンシューズ
出艇場所が砂浜だけとは限らない。
砂利浜、貝殻、濡れたコンクリート上を歩く日もある。
サンダルだとエントリーや帰還時に波に揉まれて流される可能性がある。
濡れたまま歩ける靴は、出艇前と片付けで使う場面が多い。
磯場ではフェルトスパイクタイプが安全だ

特に夏の磯から出艇する日は、コケや海藻のぬめりで足元が滑る。
そういう場所では、自分はフェルトスパイク付きのシューズを使う。
ただし、スパイク付きの靴はボード上で引っ掛けると傷める可能性がある。
自分は、磯場からエントリーする必要がある日だけ使っている。
水はけは普通のマリンシューズより落ちるが、ぬめりのある足場では滑りにくい。
小型クーラーボックス

SUPに積むクーラーは、大きすぎると場所を取る。
自分は10L前後の小型クーラーを使うことが多い。
飲み物、氷、保冷剤、持ち帰る魚の量を考えると、短時間釣行ではこのくらいで足りる日が多い。
大きなクーラーを積むより、ボード上で邪魔にならないサイズを優先している。
魚探

魚探を使うと、水深、底の変化、ベイト反応が見える。
SUP釣りでは、今どの水深を流しているのかが分かるだけでも大きい。
自分はGarmin STRIKER Plus 4という機種を使っている。
何もない場所で粘っているのか、変化のある場所を流しているのかが分かる。
魚探がなくても釣りはできるが、釣果には地味に効いてくるアイテムだ。
特に、ベイトを追うフィッシュイーターを狙う場合は、水中情報の有無が大きく効いてくる。
ロッドホルダーと収納

SUPの上では、ロッドや道具を直置きすると邪魔になる。
魚を取り込む時、パドルを持つ時、道具を入れ替える時に足元へ引っかかる。
自分は、タックルボックスに道具をまとめて、ロッドや魚探まわりの置き場所を決めている。
道具の位置を決めておくと、魚が掛かった後の動きが崩れにくい。
防寒ウェア・ラッシュガード

服装は、暑さ寒さだけでなく、濡れる前提で選んだ方がいい。
夏は日差しを防ぎつつ涼しく過ごせるラッシュガードを着用している。
冬にSUPを出す日は、落水しないこと前提で、しっかりした防水装備を組むようにしている。
フィッシュグリップ

魚を素手でつかもうとすると、暴れた時に危ない。
針がかかっている魚、歯が鋭い魚、ぬめりの強い魚は、SUPの上で扱いづらいし、ヒレや棘でSUPに穴が開く危険もある。
フィッシュグリップがあると、魚を持つ、写真を撮る、血抜きへ移る動作を作れる。
ネットで取った後、魚を手で押さえ込まなくて済むのが大きい。
ストリンガー

ストリンガーは、釣った魚を一時的に海へ入れておく道具だ。
血抜き、手返し、クーラーへ入れる前の管理で使う場面がある。
魚を海へつけたままにするので、使う場所と時間は考えている。
便利な道具だが、使いっぱなしにはしない。
酔い止め薬
SUPでも酔うことがある。
うねりが残る日や、風でボードが細かく揺れる日は、船とは違う揺れ方になる。
自分は酔いやすいので、釣行前に酔い止めを飲むことが多い。
酔うと、釣りだけでなく戻る判断や片付けもしんどくなる。
ゴリラテープ

インフレータブルSUPを使っているので、空気漏れの不安は残る。
ゴリラテープは、応急処置用として持っている。
これがあれば無理をしていい、という道具ではない。
小さな破れや道具まわりの補修を考えて、タックルボックスに入れている。
準備と片付けを軽くする装備
SUP釣りは、釣る前と帰った後の作業が多い。
ボードを膨らませる。荷物を積む。帰ってから塩を流す。濡れた道具を車へ戻す。
ここを軽くする道具は、釣行回数が増えるほど効いてくる。
電動ポンプ

SUPを毎回手動で膨らませると、出艇前に体力を使う。
電動ポンプを使うと、ボードを膨らませている間にロッド、魚探、フラッグ、クーラーを準備できる。
最後の空気圧だけ手動で確認することはあるが、朝の準備で使う体力は減った。
買い物かご

買い物かごは、SUP上に固定して使用する人も多く、自分は主に車への積み込みで使っている。
濡れた道具をまとめる。洗った後に乾かす。魚探や小物をまとめて運ぶ。
細かい道具をバラバラに置かなくて済むので、準備と片付けの動作が減る。
バッテリー式高圧洗浄機

SUP釣行後は、ボードに塩、砂、魚の汚れが付く。
現地で洗えると、車へ戻す前に汚れを落とせる。
電動シャワー式のものも使ったが、壊れやすさを感じたので、今は高圧洗浄機寄りで考えている。
アクションカメラ
アクションカメラは、なくても釣りはできる。
ただ、SUP上の魚の出方、海面、道具配置、出艇前後の様子を残せる。
後から見返すと、釣果だけでなく、危なかった動きや道具の置き方も確認できる。
ギア固定ストラップ
SUP上の道具は、固定していないと落水や波で動く。
ロッド、パドル、小物ケース、クーラーまわりは、流れたり沈んだりしてからでは遅い。
自分は、失くしたくないものほど固定する前提で積んでいる。
まとめ|SUP釣りの装備は落水と帰還から考える
SUP釣りの装備は、安全に関わるものから先に決めている。
ライフジャケットとリーシュコードは必須。
自分の釣りでは、防水ケース、安全フラッグ、水分も外していない。
そのうえで、ネット、グリップ、魚探、クーラー、片付け道具を足していった。
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素人だけど、検証して道具は選ぶ。
