SUP釣りを始めた当初、僕は「風3m」「波1m」という基準をなんとなくの目安として扱っていた。
でも実際に海に浮かび、冷や汗をかいて、何度も無事に戻ってくる経験を重ねるほど、この数字は「ここまでなら必ず安全」という線ではないと分かってきた。
今も僕は、風3m以下・予報波高1m未満を出艇の目安にしている。
どちらかを超えていたら、基本的には行かない。ただし、数字の中に収まっていても、風向きや波の周期、岸際の状態を見てやめることはある。
海上保安庁は、特に経験の浅い人に対して、風速5m/s・波高50cm未満を一つの目安として示している(2026/8/4確認)同時に、出艇時だけではなく、帰る時間までの予報を確認し、風が強くなるなら無理に出ないよう案内している。
海保はこう案内している。その上で僕は、実際にSUP釣りをした体感から、風3m以下・予報波高1m未満で切っている。
なぜ僕は風3m・波1mを目安にしているのか
SUPは見た目以上に風の影響を受ける乗り物だ。ボード幅が広くて安定しているように見えても、船ほど推進力が強くないぶん、風が当たると横へ流される。
波も、予報の高さだけでは決められない。沖では大きく上下するだけだった波が、浅くなる岸際で崩れることもある。
僕が風3m・波1mを目安にしている理由は、この3つだ。
- SUPは風に流されやすい
- 風向きによって帰りの負荷が大きく変わる
- 波は周期や岸際の地形でも動きが変わる
風3m・波1mは海全体に通用する限界ではない。自分が出るかどうかを最初に判断するための数字だ。
風3mは僕が帰りの負荷を意識する境目
SUP釣りで一番怖いのは、風に流されて帰れなくなることだ。
特に怖いのが、陸から沖へ押し出すオフショアの風。
行きは簡単に距離が伸びる。
問題は帰りだ。
風3m前後から、漕いだ時の重さが変わる
自分の体感では、こんな感じだった。
- 風2m前後:漕いだ分だけ前へ進む
- 風3m前後:風向きによっては、帰りの負荷を強く感じる
- 風4m前後:岸へ向かって漕いでも、なかなか距離が縮まらない
4m前後で漕いだ時は、進まなさに心が折れそうになった。
だから僕は、予報で3mを超えていたら基本的に出ない。
3m以下でも、陸から沖へ吹く風ならやめることがある。同じ3mでも、追い風、向かい風、横風では帰りの重さが違う。
波1m未満でも岸際で難しくなることがある
波は沖だけを見ても分からない。
岸へ近づくと浅くなり、波が崩れる。岸から戻る水や反射した波が重なり、ボードが急に落ち着かなくなることもある。
岸では揺れ方が急に変わる
同じ波でも、岸際では突然ドンッとボードが動くことがある。
僕自身、岸でルアーを結んでいる時にボードが揺れ、針が手に刺さりかけた。
それ以来、ルアーは付けずに出艇し、釣り場へ着いてから結ぶようにしている。
岸際と沖では危険の形が違う
実際に海へ出ると、岸際より沖の方が波の形が揃い、ボードが落ち着く日はある。
岸は地形の影響を受ける。
- 反射した波が重なる
- 浅場で波が崩れる
- 岸から戻る水と次の波がぶつかる
ただし、沖の方が安全という意味ではない。
沖では風に流される。岸までの距離も伸びる。外から入るうねりや船の引き波もある。
岸際と沖では、危険の出方が違う。
風3m・波1mでも出ないことはある

数字が基準内でも、危ないと感じる状況は普通にある。
- 風向きが岸から沖へ向いている
- 帰る時間に風が強くなる予報が出ている
- 岸際で波が連続して崩れている
- 船の引き波が入る場所を通る
SUPは、風と波の小さな変化でも帰りの重さが変わる。
船の引き波が近づいた時は釣りを止め、パドルへ持ち替える。波を見て、可能ならノーズを正面か斜め前へ向け、大きく横から受けないようにしている。
準備の抜けは海へ出てから返ってくる

SUP釣りは、準備の質がそのまま海上での余裕につながる。
自分は準備する位置と順番を大きく変えず、出艇前に次の部分を確認している。
- SUPの空気圧
- フィンの固定
- パドルの接続
- ボードリーシュとパドルリーシュ
- 荷物の固定
岸で数秒省いた部分が、沖では大きな手間になる。
帰還ルートを残したまま進む

SUP最大のリスクは、帰れなくなることだ。
だから僕は、
「戻れる道」を意識しながら進む
ことを徹底している。
具体的にはこんなことを見ている。
- 周囲の海面が変わっていないか
- 風向きと風速が変わっていないか
- 帰りが逆風にならないか
- まだ普通に漕いで戻れるか
条件が悪くなってから戻るのでは遅い。
まだ普通に漕げるうちに岸へ向かう。
まとめ|海保の案内を確認し、自分は風3m・波1mで切っている
海上保安庁は、特に経験の浅い人に対して、風速5m/s・波高50cm未満を一つの目安として示している。
僕は実際にSUP釣りをして、風3m以下・予報波高1m未満を自分の目安にしてきた。
風か波のどちらかがこの数字を超えていたら、基本的には行かない。
数字の中に収まっていても、風向き、波の周期、岸際の状態を見る。
海保の数字も、自分の数字も、守れば安全になる魔法ではない。
最後は、そこから岸まで帰れるかで決める。
SUP釣りの安全判断まとめはこちら👇

素人だけど、検証して道具は選ぶ。
