サビキ釣りのコマセは、アミ姫のような常温タイプと、冷凍ブロックのアミエビが中心になる。
常温タイプは解凍せずに使え、手や道具も汚れにくい。
冷凍アミエビは量を用意しやすく、数時間続けるサビキ釣りでも使いやすい。
どちらでも魚は釣れる。違いが出るのは、準備、使用量、臭い、片付け、余った時の扱いだ。
自分が両方使った中では、冷凍アミエビを使った時の方が、魚の寄り方に差を感じる場面もあった。
この記事では、常温タイプと冷凍アミエビの一般的な違いを先に整理し、実際に使った時の差も加える。
サビキのコマセは常温タイプと冷凍アミエビが中心
サビキ釣りでは、カゴにコマセを入れ、海中へ出たアミエビの粒や汁の近くにサビキ針を入れる。
よく使われるのは、次の2種類だ。
- アミ姫などの常温タイプ
- 冷凍ブロックのアミエビ
常温タイプは、容器から直接サビキカゴへ入れられる商品が多い。
冷凍アミエビは、ブロックを解凍または半解凍し、スプーンや吸い込みバケツを使ってカゴへ入れる。
冷凍アミエビだけがサビキ用のコマセではない。常温タイプでも、魚が回っていて仕掛けが魚のいる深さへ入れば反応は出る。
アミ姫と冷凍アミエビの違い
| 比較 | アミ姫など常温タイプ | 冷凍アミエビ |
|---|---|---|
| 準備 | 開封して使える | 解凍または半解凍が必要 |
| カゴへの入れ方 | 容器から直接入れやすい | スプーンやバケツを使う |
| 手や道具の汚れ | 抑えやすい | アミエビや汁が付きやすい |
| 臭い | 冷凍タイプより抑えやすい | 手や道具に残りやすい |
| 汁漏れ | 容器のまま運べる | 解凍後の汁対策が必要 |
| 使用量 | 少量ずつ使いやすい | 量を用意しやすい |
| 余った時 | 容器を閉じられる | 解凍後の持ち帰りに手間が掛かる |
| 向く釣行 | 短時間、準備を減らしたい釣行 | 長時間、コマセを繰り返し使う釣行 |
準備と片付けを減らしたい場合は常温タイプが合う。
数時間釣りを続け、コマセを繰り返し入れる場合は冷凍アミエビが合う。
アミ姫は短時間のサビキで使いやすい
アミ姫のような常温タイプは、釣り場へ着いてから開封して使える。
冷凍アミエビのように、釣行前から解凍を進める準備はない。
容器から直接カゴへ入れられるため、手やスプーンへコマセが付く回数も減らせる。
次のような釣行では、常温タイプが合いやすい。
- 1〜2時間だけサビキをする
- 初めてコマセを使う
- 釣行前の解凍を省きたい
- 手や道具の汚れを減らしたい
- 持ち運ぶ時の汁漏れを減らしたい
- 使う量を少しずつ調整したい
必要な分だけカゴへ入れ、残った分は容器を閉じられる。
開封後の保存方法や使用期限は商品によって異なるため、容器に書かれた方法に従う。
短時間の釣行では、冷凍ブロックを解凍して持っていくより、準備と持ち帰る物を減らせる。
冷凍アミエビは長時間や量を使う釣りに向く
冷凍アミエビは、サビキ釣りで広く使われている定番のコマセだ。
ブロックをほぐし、スプーンや吸い込みバケツを使ってカゴへ入れる。
常温タイプより多い量を用意しやすく、仕掛けを入れ直すたびにコマセを補充する釣りにも対応しやすい。
次のような場面では、冷凍アミエビが候補になる。
- 朝から数時間サビキを続ける
- コマセを繰り返し補充する
- 魚が回ってきた時間にコマセを切らしたくない
- 周囲でもコマセが多く使われている
- 常温タイプ1本より多い量を用意したい
自分が両方使った中では、冷凍アミエビを使った時の方が、魚がカゴの周辺へ集まる様子や反応の続き方に差を感じる場面があった。
毎回同じ差が出るわけではない。
魚が回っていない時間や、仕掛けが魚のいる深さから外れている時は、冷凍アミエビへ変えても反応は出ない。
コマセの種類だけでなく、魚がいる場所と深さも一緒に確認する。
冷凍アミエビはカゴへ入る程度にほぐす
冷凍アミエビは、凍った塊のままではカゴへ入れにくい。
完全に液状になるまで解凍する必要はない。スプーンですくい、カゴへ入れられる程度までほぐれていれば使える。
前日から冷蔵庫へ移して解凍を進める方法もある。
解凍に掛かる時間は、ブロックの大きさ、季節、冷蔵庫の温度で変わる。
釣具店によっては、解凍済みや半解凍のアミエビを販売している。
大きな塊が残っているとカゴへ詰めにくく、海中でもアミエビが出にくい。
釣行前に、カゴへ入れられる状態までほぐしておく。
コマセの量は釣行時間とカゴで変わる
サビキで使うコマセの量は、釣行時間、カゴの大きさ、仕掛けを入れ直す回数で変わる。
1〜2時間の短時間なら、常温タイプ1本で収まる場面もある。
数時間続ける場合は、冷凍ブロックの方が必要な量を用意しやすい。
コマセを多く持った分だけ、釣果が増えるとは限らない。
多く持ちすぎると、使い切れなかったコマセと持ち帰る臭いが増える。
少なすぎると、魚が回ってきた時に補充できなくなる。
最初は釣行時間に合わせた量を持ち、使った量を次回の基準にする。
カゴへ押し固めるとコマセが出にくい
コマセは、カゴ一杯に押し固めない。
海水が入り、アミエビが穴から出る隙間を残す。
入れる量は、カゴの穴、形、アミエビの硬さによっても変わる。
竿を数回動かしてから回収してもコマセが多く残っているなら、詰めすぎか、アミエビの解凍が足りていない。
仕掛けを落とした直後に空になるなら、カゴへ入れる量と竿の動かし方を見直す。
「7割」「8割」と数字だけで固定せず、回収した時にカゴへ残った量を見ながら調整する。
アジパワーなどの混ぜ物は必須ではない
冷凍アミエビには、アジパワーなどの集魚材を混ぜる方法もある。
集魚材には、匂い、濁り、まとまりを加える役割がある。
アミエビの水分を吸い、カゴへ入れやすい硬さへ変える商品もある。
冷凍アミエビは単体でも使えるため、最初から集魚材まで揃える必要はない。
コマセが柔らかすぎる、カゴからすぐに出る、濁りを加えたいといった時に試す。
集魚材を混ぜても、必ず釣果が増えるとは限らない。
魚がいる場所へ入り、サビキ仕掛けが魚のいる深さへ届いていることが先になる。
手を汚したくないなら専用の道具を使う
常温タイプは、容器から直接カゴへ入れられるため、手が汚れにくい。
冷凍アミエビを使う時は、コマセスプーンや吸い込みバケツを用意すると、直接触る回数を減らせる。
- コマセスプーン
- 吸い込みバケツ
- 薄手の手袋
- 手洗い用の水
- 石鹸
- 手を拭くタオル
- 道具を拭くタオル
手と道具でタオルを分けると、コマセが付いた面を繰り返し触らずに済む。
釣り場に手洗い場があるとは限らないため、手洗い用の水も持っていく。
冷凍アミエビは汁漏れと臭いを対策する
冷凍アミエビは、解凍すると汁が出る。
購入した袋だけで運ぶと、移動中に汁が漏れることがある。
- 袋を二重にする
- 密閉容器へ入れる
- 防水バッグへ分けて入れる
- 飲み物や魚と直接触れないように分ける
- 使用後のカゴとスプーンも別袋へ入れる
釣りが終わったら、カゴ、スプーン、バケツを早めに洗う。
アミエビが乾くと道具に残り、洗う手間も増える。
アミエビ、魚、濡れた道具は分けて積む。
迷った時は釣行時間と片付けで決める
短時間で準備を減らすならアミ姫
短時間の釣行、初めてのサビキ、家族での釣行では、アミ姫などの常温タイプから選びやすい。
解凍がなく、必要な分だけカゴへ入れられる。
冷凍アミエビより、手の汚れ、汁漏れ、余った時の持ち帰りを減らしやすい。
長時間で量を使うなら冷凍アミエビ
数時間サビキを続ける場合や、コマセを繰り返し補充する釣りでは、冷凍アミエビが合う。
解凍、カゴへ入れる道具、汁漏れ対策まで準備して持っていく。
自分の場合も、魚の寄り方を優先する釣行では冷凍アミエビを使うことが多い。
冷凍アミエビと常温タイプを両方持つ方法もある
冷凍アミエビを主に使い、未開封の常温タイプを予備として持っていく組み合わせもある。
冷凍アミエビを使い切った時や、予定より釣行時間が延びた時に常温タイプを追加できる。
未開封の常温タイプは、商品に書かれた保管方法を守れば予備として持ち出しやすい。
まとめ|手軽さならアミ姫、量を使うなら冷凍アミエビ
サビキ釣りのコマセは、アミ姫などの常温タイプと冷凍アミエビが中心になる。
アミ姫は、解凍せずに使え、手の汚れや汁漏れを抑えやすい。短時間の釣行や、初めてコマセを使う時に合う。
冷凍アミエビは量を用意しやすく、長時間のサビキや、コマセを繰り返し補充する釣りに合う。
自分が両方使った中では、冷凍アミエビを使った時の方が魚の寄り方に差を感じる場面もあった。
冷凍アミエビを選ぶ時は、解凍、汁漏れ、臭い、使用後の洗浄まで準備する。
混ぜ物は必須ではない。まずアミエビ単体で使い、硬さや出方を変えたい時に集魚材を加える。
短時間で準備と片付けを減らすならアミ姫。数時間釣る場合や、コマセを多く使うなら冷凍アミエビが基準になる。
素人だけど、検証して道具は選ぶ。
