サビキで釣れない原因|初心者がまず見る場所

サビキで反応がない時、最初にやりがちなのは仕掛けを変えることだ。しかし仕掛けを変える前に、周りが釣れているかを見た方が、原因を分けやすい。

周りも釣れていないなら、魚がまだ回っていない可能性がある。ここで仕掛けをいくら変えても、状況は動かない。

一方で、周りは釣れているのに自分だけ反応がないなら、話は変わる。魚は近くにいる。ズレているのは仕掛け側だ。この場合は、タナ、コマセ、仕掛けの角度、針の大きさを順番に確認していく。

自分の釣行でも、仕掛けの種類を変えるより、魚がいる深さへ入れ直した時や、オモリを重くして仕掛けを真下へ近づけた時に反応が出ることがよくある。仕掛けを変える前に見る場所があり、その場所を現場で分けやすい順番に整理してみようと思う。

目次

周りが釣れているかで確認順を変える

自分の仕掛けだけを見ていると、釣れない原因は分けにくい。同じ堤防で竿を出している人の様子や、上がっている魚も判断材料になる。

  • 周りも釣れていない
  • 周りは釣れているのに自分だけ釣れていない

この2つで、次に見る場所が変わってくる。

周りも釣れていない時

周りも釣れていないなら、魚がまだ入っていない可能性がある。サビキは、アジ、イワシ、サバなどの群れが堤防へ入ってくるかで結果が変わる。魚が近くにいない時間は、コマセを入れても反応が出ないことがある。

朝まずめや夕まずめは魚が動く時間と重なりやすいが、その時間なら必ず群れが入るわけではない。自分の釣行では、潮回りより朝夕の時間帯で反応が出ることが多い。それでも時間だけで判断を切らず、海面と周囲の釣果も合わせて見る。

  • 海面に小魚の波紋が出ているか
  • 足元に魚が見えるか
  • 周囲で魚が上がっているか
  • 表層から底まで探っても反応がないか

ここまで確認して反応がなければ、しばらく待つか、立ち位置や時間帯を変える方が現実的だ。

周りは釣れているのに自分だけ釣れない時

周りが釣れているなら、話は変わる。魚は近くにいる。ここで「魚がいない」と決めるより、自分の仕掛けが魚のいる場所から外れていないかを疑った方が早い。

同じ堤防でも、少し深さが違うだけで反応が変わる。コマセが広がった場所と、サビキ針が入っている場所がズレていることもある。海釣り施設でも、しばらく反応がなかった場所で、急に周囲の竿が続けて曲がることがある。魚が回る前と回った後では、同じ仕掛けを使っていても結果が変わる。

周りだけ釣れている時は、最初にタナ、次にコマセと仕掛けの位置、その後にオモリや針号数という順番で原因を分けやすい。

最初にタナを合わせる

周りが釣れているのに自分だけ反応がない。この状態でまず疑うのはタナだ。タナは、魚が泳いでいる深さのことだ。同じ堤防でも、表層、中層、底付近で反応が変わる。

魚種ごとに探り始める深さ

アジは底付近から探すことが多い。イワシや小サバは、表層から中層で反応する場面がある。ただし魚種ごとの深さは固定ではない。アジが中層へ上がる日もあり、イワシが深い場所へ入ることもある。

魚が見えない時は、底まで仕掛けを落とし、少しずつ巻き上げながら反応が出る深さを探す。魚が掛かったら、その時の深さへもう一度仕掛けを入れると再現しやすい。周りの人が釣れた時は、仕掛けを入れている深さも参考になる。

自分も、水深のある堤防で底まで入れ直した後に反応が出ることがある。

朝と昼でタナが変わることもある

朝に釣れていたタナで、昼も同じように釣れるとは限らない。朝まずめに表層付近で見えていた魚が、日が上がってから沈むこともある。反対に、足元で魚が見えているのに、針には掛からないこともある。見えている魚だけを追うと、実際に口を使う魚の深さから外れる場合がある。

昼に反応が止まった時は、朝と同じ深さへ入れ続けるより、表層、中層、底付近をもう一度探った方が反応を拾いやすい。魚が見える時ほど、見えている層だけで判断しにくい。

コマセと仕掛けを見直す

タナを合わせても反応がない。次に見るのは、コマセと仕掛けの位置だ。魚が近くにいても、コマセが出ていない、またはコマセと針が離れていると掛かりにくい。

カゴからコマセが出ているか

魚が近くにいても、カゴからコマセが出ていなければ、仕掛けの周辺へ魚を集めにくい。コマセを押し固めると、カゴの中に残り続けることがある。反対に、仕掛けを大きく動かしすぎると、落とした直後にコマセが全部出る。

仕掛けを回収した時に、カゴへどれくらい残っているかを見ると分かりやすい。

  • ほとんど残っているなら、詰めすぎか解凍不足
  • 落とした直後に空になるなら、入れる量か竿の動かし方を変える
  • 竿を数回動かした後に少しずつ減っているなら、コマセは出ている

アミ姫などの常温タイプでも、冷凍アミエビでも魚は釣れる。コマセの種類を変える前に、カゴからコマセが出ているかを確認する。魚が見えている時や、周りが釣れている時ほど、コマセを増やす前に出方を見た方が原因を分けやすい。

コマセとサビキ針の位置を合わせる

サビキは、カゴから出たコマセの近くへ針を入れて魚を掛ける。コマセが足元に残り、仕掛けだけが潮で横へ流れると、魚が集まった場所から針が外れる。竿を何度も大きく動かすと、コマセが一度に出て、仕掛けも魚のいる深さから外れやすい。

カゴからコマセを出した後は、仕掛けを同じ深さへ止める。反応がなければ、少し巻き上げるか、もう一度底へ落とす。足元サビキでは、コマセの種類より、コマセと針が同じ場所に入っているかが先になる。コマセが多くても、針がその近くへ入っていなければ魚は掛かりにくい。魚が回っていない時間は、コマセを増やしても反応が出ない。

自分は冷凍アミエビを使った時の方が、魚の寄り方に差を感じることもある。それでも、魚がいる場所と深さから外れていれば釣れない。カゴから少しずつコマセを出し、その近くへサビキ針を止める。

仕掛けが流れるならオモリを見る

タナとコマセを見直しても釣れない。次に見るのは仕掛けの角度だ。魚のいる深さへ入れているつもりでも、ラインが斜めに入っていると、仕掛けは足元から離れている。

ラインが斜めに入る時

潮や風でラインが斜めに入ると、仕掛けは底へ届く前に横へ流れる。隣の人の仕掛けへ近づいている時も、オモリが軽い可能性がある。ラインが斜めに入っている状態では、カゴから出たコマセとサビキ針の位置もズレやすい。

この状態で仕掛けの色だけ変えても、魚のいる場所へ針が入らないことがある。仕掛けが真下に近い角度で入っているかどうかが、次の判断材料になる。

10号・12号・15号を使い分ける場面

足元サビキのオモリは、3〜10号程度を水深や潮に合わせて使う。5号で流れるなら8号、8号でも流れるなら10号へ変える。水深があり、10号でもラインが斜めに入る場所では、12号や15号を使うこともある。

自分が水深のある堤防で使うことが多いのも、10号、12号、15号だ。オモリを重くする目的は、飛距離を出すことではない。仕掛けを真下へ近づけ、魚のいる深さとコマセが広がった場所へ針を入れるために重さを変える。重くする時は、竿のオモリ負荷も確認する。

針は魚の大きさに合わせる

タナとコマセが合っていても、針が魚の大きさに合っていないと掛かりにくい。周りが釣れている時は、上がっている魚の大きさと、自分の針号数を比べると原因を分けやすい。

小さいイワシ・豆アジ

小さなイワシや豆アジが多い時は、3〜4号の針が必要になる場面がある。魚は見えているのに掛からない時は、針が大きくて口に入りにくいことがある。特に小さい魚がコマセへ寄っているだけの時は、サビキ針に触れても掛からないことがある。小さい魚だけを狙うなら、針を下げる選択肢がある。

5〜8号を使う場面

一般的なアジ、イワシ、小サバなら、5〜8号あたりから選ぶ。自分は小さくても5号、普段は6号、7号、8号を中心に使っている。小さい針ほど釣れるわけではない。針が小さすぎると、魚を外す時に扱いにくく、仕掛けも絡みやすい。魚のサイズがある程度あるなら、無理に小さい針へ寄せすぎない。

魚をバラしやすい時

掛かるのに途中で外れる時は、針の大きさだけでなく、魚の動き方も見る。アジは口が切れやすいので、強く巻きすぎると外れやすい。イワシは小さい個体だと針掛かりが浅いことがある。サバは横へ走りやすく、仕掛けが絡んだり、他の針へ魚が掛かったりして外れることがある。

針が合っていない時だけでなく、巻き上げ方や仕掛けの絡みでもバラしは増える。魚をバラす時は、針号数、魚の大きさ、巻き上げ方をまとめて見た方が原因を外しにくい。

海の状況も確認する

タナ、コマセ、オモリ、針を見ても反応がない。ここまで来たら、海の状況も判断材料になる。潮回りや濁りだけで釣果は決まらない。それでも、魚が入るきっかけを考える材料にはなる。

潮回りだけでは決まらない

サビキでは、大潮だから必ず釣れる、小潮や長潮だから釣れない、とは言い切れない。潮回りよりも、その場所に魚が入っているか、足元の水深や流れに仕掛けが合っているかの方が先になる。

自分の釣行では、中潮で釣りやすく感じることはある。ただ、潮回りだけで釣れる日を決めるより、朝夕の時間帯、周囲の釣果、海面の変化を合わせた方が判断しやすい。潮が動き始めた時間に魚が入ることもある。反応がない時は、潮回りだけで切らず、タナと立ち位置も変えてみる。

海の色も見ておく

自分の釣行では、澄み切った日より、少し濁りがある日に反応が出ることも多い。濁った水と澄んだ水の境目で反応が出ることもある。濁りがあれば必ず釣れるわけではない。強く濁りすぎている時や、ゴミが多い時は釣りにくいこともある。

海面の色、流れ、足元に見える小魚は、立ち位置を変える時の材料になる。港の内側と外側でも、潮の流れや魚の入り方は変わる。同じ堤防でも、足元の水深、船道、堤防の角、常夜灯の周辺で反応が違う。移動する時は、釣り禁止や立入禁止の場所へ入らない。

仕掛けの色や皮を変えるのは最後

サビキ仕掛けには、ピンクスキン、白スキン、魚皮、ハゲ皮などがある。色や素材で反応が変わる日はある。それでも、タナが外れ、仕掛けが横へ流れ、コマセが出ていない状態では、仕掛けだけを変えても反応は出にくい。

先に確認するのは、タナ、コマセ、仕掛けの角度、針号数だ。そこまで合わせても反応がない時に、色や皮の違う仕掛けを試す。竿やリールの買い替えも、先に回さない。

仕掛けを足元へ落とせて、掛かった魚を巻き上げられるなら、サビキ釣りはできる。竿のオモリ負荷が合っていない場合や、リールやラインに不具合がある場合は道具を見直す。ただ、釣れない原因を探す順番としては、道具の買い替えより、仕掛けがどこへ入っているかを見る方が先になる。

まとめ|周りが釣れているかで確認順を変える

サビキで釣れない時は、最初に周りが釣れているかを見る。周りも釣れていないなら、魚が回っていない可能性がある。周りだけ釣れているなら、まずタナ、次にコマセと仕掛けの位置を見る。その後に、オモリ、針号数、仕掛けの色や皮を変えていくのがおすすめ。

サビキ釣りについての全体まとめはこちら👇

素人だけど、検証して最適は選ぶ。

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