海釣りを始めた頃は、仕掛けの名前も、袋に書かれている数字もよく分かっていなかった。
最初に使ったのは、サビキやちょい投げの市販仕掛けだった。
リールにナイロンラインを巻き、竿のガイドへ通す。道糸の先にスナップを結び、そこへ市販仕掛けをつなぐ。
最初はそれで釣りをしていた。
市販仕掛けを何度も使っていると、袋に書かれた「針6号」「ハリス1.5号」「幹糸3号」の意味も少しずつ気になるようになった。
サルカンとスナップも、最初はどちらも仕掛けにつなぐ小さな金具に見えたが、使う中で役割が違うことが分かった。
仕掛けの名前や数字を最初から全部理解していたわけではない。市販仕掛けで釣りを始め、必要になったところから結び方、糸の名前、号数、接続部品を覚えていった。
最初は市販仕掛けをつなぐところから始めた
最初のサビキやちょい投げでは、自分で針を結び、ハリスや幹糸の長さを決めて仕掛けを作っていたわけではない。
サビキ仕掛け、ちょい投げ仕掛け、胴突き仕掛けは市販品を使っていた。
ナイロンの道糸を竿のガイドへ通し、先端にスナップを結ぶ。そこへ仕掛けをつなぎ、サビキならカゴやオモリ、ちょい投げなら天秤オモリを付ける。
釣りを始めるだけなら、最初に必要だった作業はこのくらいだった。
最初に覚えた結び方はスナップへの接続だった

結び方には、パロマーノット、FGノット、トリプルサージェンスノットなどいろいろある。
ただ、ナイロンラインでサビキやちょい投げをしていた頃は、PEラインとリーダーを結ぶ作業はなかった。
必要だったのは、道糸の先にスナップやサルカンを結ぶことだった。
自分は、スナップやサルカンにはパロマーノットを使うことが多い。
FGノットを使うようになったのは、ルアー釣りでPEラインを使い、その先にショックリーダーを入れるようになってからだった。
仕掛けは自作しなくても、市販仕掛けで始められた

サビキやちょい投げの市販仕掛けには、針とハリスが最初から付いている。
サビキなら複数の針まで組まれているし、ちょい投げや胴突きも、袋から出して接続すれば使えるものが多い。
針を選び、ハリスを結び、枝の長さをそろえるところから始める必要はなかった。
市販仕掛けには、針の大きさ、ハリスの太さ、仕掛けの長さが違うものが並んでいる。
最初は仕掛けを作るより、釣り方や狙う魚に合わせて市販仕掛けを選び、実際に使うところから始めていた。
市販仕掛けを使うと、袋に書かれた数字を見るようになった
市販仕掛けを買うと、袋にはいくつも数字が並んでいる。
たとえば、サビキ仕掛けなら「針6号、ハリス1.5号、幹糸3号」といった表記がある。
さらにオモリにも5号、8号、10号と書かれ、竿にも号数やオモリ負荷がある。
最初は同じ「号」なのでつながって見えるが、それぞれ別の場所を表す数字だった。
同じ「号」でも、針・ライン・オモリでは意味が違う

針の号数は針の大きさ。ラインの号数は糸の太さや規格。オモリの号数は重さとして読む。
針6号だから、ハリスも6号にするわけではない。
道糸3号だから、竿も3号にするわけでもない。
数字をそろえるのではなく、最初にどの部品へ書かれている号数なのかを見るようになった。
オモリの号数は、竿のオモリ負荷と一緒に見た

オモリの号数は重さなので、竿に書かれたオモリ負荷と関係する。
1号は約3.75g。10号なら約37.5gになる。
サビキなら、使うカゴやオモリの号数を見る。ちょい投げなら、天秤オモリの号数を見る。
その重さが竿のオモリ負荷に入っているかを確認する。
ルアーロッドでは号数ではなく、10〜30g、20〜60gのように適合ルアー重量で書かれていることが多い。ここでは号数をgへ直すと、重さを比べられる。
糸の名前は、どこにある糸なのかで分けるようになった
仕掛けを使っていると、道糸、ハリス、幹糸、枝スという名前も出てくる。
全部が糸なので、名前だけで覚えようとすると分かりにくかった。
自分は、素材より先に、その糸がどこにあるのかで分けるようになった。
道糸とハリスは、リール側と針側で分けた

道糸は、リールに巻いてあり、竿のガイドを通って仕掛けまでつながる糸。
ハリスは、仕掛けの中で針につながっている糸。
ナイロン、フロロ、PEという素材名から入るより、リール側が道糸、針側がハリスと分けた方が、最初は仕掛けを追いやすかった。
ルアー釣りでは、リールに巻いた糸をメインラインと呼ぶことが多い。PEラインを使うようになると、その先に結ぶリーダーという言葉も出てきた。
幹糸と枝スは、市販仕掛けの中を見ると分かった

幹糸と枝スは、サビキや胴突きの仕掛けを見ると位置が分かる。
仕掛けの中心を上から下まで通っている糸が幹糸。
その幹糸から横へ出て、針につながっている短い糸が枝スになる。
道糸とハリスは、リール側と針側で分ける。
幹糸と枝スは、市販仕掛けの中で、中心の糸と針へ出る枝で分ける。
市販仕掛けの袋に「幹糸3号、ハリス1.5号」と書かれていても、リールに巻く道糸とは別の場所の数字だ。
サルカンとスナップは、使う中で役割の違いが分かった
仕掛けには、糸だけでなく小さな接続部品も付いている。
サルカン、スナップ、スナップ付きサルカンなどだ。
最初はどれも仕掛けをつなぐための金具に見えたが、役割は同じではない。
サルカンは、仕掛けが回った時の糸ヨレを減らす

サルカンは回転する接続部品だ。
仕掛けやエサが水中で回ると、糸にもヨレが入る。
その間にサルカンが入ることで、回転部分が動き、道糸側へヨレが伝わる量を減らす。
ヨリモドシ、スイベルと呼ばれることもある。
自分の海釣りでは、サルカンを単体で買って追加する場面はほとんどない。サビキ、ちょい投げ、胴突きなどでは、市販仕掛けの中に最初から入っているものを使うことが多かった。
スナップは、仕掛けを結び直さずに交換するために使う

スナップは開閉できる。
サビキからちょい投げへ変える。オモリを交換する。ルアーを変える。
そのたびにラインを切って結び直さなくても、スナップなら開けて外し、別の仕掛けを付けて閉じられる。
ナイロン道糸なら、道糸の先にスナップを結ぶ。PEラインを使う釣りでは、PEの先にリーダーを結び、その先にスナップを付ける。
スナップ付きサルカンは、この二つが一緒になったものだ。
- スナップ=仕掛けやルアーを交換する
- サルカン=回転して糸ヨレを減らす
- スナップ付きサルカン=交換と糸ヨレ対策を一つにする
ルアー釣りでは、普通のルアー用スナップを使う場面が多い。
自分の場合、遠投する釣りで回転式のスナップやスナップ付きサルカンを使うと、普通のルアー用スナップより飛びづらくなる感覚がある。ルアーの前に回転部分が入ることで、動きが変わる感覚もあった。
仕掛け交換が目的なのか、糸ヨレを減らしたいのかで使う部品は変わる。
最初の堤防釣りでは、ここまで分かれば仕掛けを使えた
最初のサビキやちょい投げで使っていた形を並べると、仕掛けはそれほど複雑ではなかった。
- リールにナイロン道糸を巻く
- 道糸を竿のガイドへ通す
- 道糸の先にスナップを結ぶ
- 市販のサビキ仕掛けやちょい投げ仕掛けをつなぐ
- サビキならカゴやオモリ、ちょい投げなら天秤オモリを付ける
ここから釣りを始め、市販仕掛けの袋を見る中で、針の号数、ハリス、幹糸、枝スの意味が分かっていった。
オモリを変える時には、その号数と竿のオモリ負荷を見るようになった。
仕掛け交換を繰り返す中で、スナップを使う理由も分かった。仕掛けが回る釣りでは、サルカンが入っている理由も見えてきた。
さらに釣り方が増えれば、必要になる結び方や部品も変わる。
ルアー釣りでPEラインを使うようになれば、ショックリーダーとリーダー接続が加わる。
仕掛けについては、市販品の中から針の大きさ、ハリスの太さ、仕掛けの長さを見て選べる。
最初から仕掛けを自作しなくても、市販仕掛けを選んでつなげば釣りはできた。
まとめ|市販仕掛けを使いながら、名前と数字を覚えていった
最初のサビキやちょい投げなら、市販の仕掛けで十分だった。
道糸の先にスナップを結んで仕掛けをつなぎ、袋に書かれた号数や糸の名前は、使いながら覚えていけばよかった。
仕掛けを自作しなくても、市販品を選べばそのまま釣りを始められる。
素人だけど、検証して道具は選ぶ。
