サビキのタナはどこ?初心者が最初に探る深さ

サビキのタナは、魚がいる深さのことだ。

同じ堤防に仕掛けを入れても、表層で当たる日もあれば、底付近でしか反応が出ない日もある。

魚種で決め打ちしようとすると、アジは底付近、イワシや小サバは表層から中層という傾向はあるものの、それだけでは今日どこにいるかまでは分からない。

分からないまま仕掛けを入れ続けると、探る場所が毎回バラバラになり、釣れた深さを再現できない。

そこで、魚種が分からない時はまず底を取ることにした。

底が分かれば、そこから表層までリールを何回巻くかを数えられる。

巻き数で覚えておくと、反応があった深さへもう一度仕掛けを戻せる。

この記事では、底を基準にタナを探る手順と、そこから魚種や潮位に応じて深さを更新していく考え方を整理する。

目次

サビキのタナは魚がいる深さ

サビキでいうタナは、魚が泳いでいる深さを指す。

大きく分けると、表層、中層、底付近になる。

海面に魚が見えている日は、その位置を狙えばいい。

だが海面に何も見えない日は、表層・中層・底のどこにいるか、仕掛けを入れる前には分からない。

分からないまま同じ深さへ入れ続けても、反応が出るとは限らない。

だから、最初から正解の深さを決めず、仕掛けを入れながら反応が出る位置を探ることになる。

最初は底を取ってリールの巻き数で探る

魚種が分からない時は、まず底を取る。

オモリが底へ着くと、落ち続けていたラインが止まり、少し緩む。

着底したら、根掛かりを避けるためにオモリを少し浮かせる。

そこから、底を基準にどこまで巻けば表層に届くかを数える。

底から表層まで何巻きか数える

底から何mと考えるより、リールを何回巻いたかで覚える方が使いやすい。

水深を正確に測れなくても、巻き数なら現場で数えられる。

底から表層まで20回巻きなら、底付近は数回巻いた位置、中層は10回前後、表層寄りは15回前後と分けられる。

一気に巻き上げるより、区切りながら巻いた方が、魚が当たった深さを覚えやすい。

釣れた巻き数を覚えて同じ深さへ戻す

魚が掛かったら、その時の巻き数を覚える。

底から8回巻いたところで釣れたなら、次も底を取ってから8回巻く。

表層から落としている時に当たったなら、海面からどれくらい落としたかを覚える。

色分けされたラインを使っているなら、どの色まで出したかも目安になる。

仕掛けを変え続ける前に、釣れた深さへもう一度入れ直す。

潮位が変わったら数え直す

潮の満ち引きで、足元の水深は変わる。

朝に底から20回巻きだった場所でも、時間が経つと同じ巻き数で同じ深さにならないことがある。

巻き数を覚えていても、潮位が変わるとその巻き数が示していた深さ自体がズレる。

だから、より正確に探りたい時は、途中でもう一度底を取る。

底から表層までの巻き数を数え直せば、その時の潮位に合わせてタナを取り直せる。

アジは底付近、イワシや小サバは表層から中層も見る

底を取って巻き数を数えられるようになると、今度はどこから探り始めるかを魚種で絞れる。

アジを狙う時は、底付近から探すことが多い。

水深のある堤防では、仕掛けを底まで入れ、オモリを少し浮かせた位置から始める。

反応がなければ、リールを数回ずつ巻いて中層へ上げる。

イワシや小サバは、表層から中層で当たる日がある。

海面に小魚が見える時や、仕掛けを落とした直後に当たる時は、底まで落とす前に表層から試す。

ただし、魚種だけでタナを固定すると、その日の実際の反応と合わないことがある。

だから、魚種の傾向は最初にどこから探るかを決めるための目安にして、最終的には海面の様子と実際に当たった深さを優先する。

アジだけ釣れない時は底付近を探り直す

イワシや小サバは釣れるのにアジが釣れない時は、仕掛けが上に入りすぎている場合がある。

一度底まで入れ、底を少し切った位置から探り直す。

底付近で反応がなければ、底から数回ずつ巻いて少しずつ上げる。

アジが毎回底にいるわけではないが、最初の候補としては底付近を見ておきたい。

魚が見える時は表層から入れる

海面に魚が見える時は、表層から入れる。

仕掛けを深く落としすぎず、海面から数m以内で止める。

見えている魚が食わない時は、魚の少し下へ仕掛けを入れる。

表層で反応がなければ、中層へ少しずつ下げる。

ラインが斜めならタナへ届いていない

ここまでの巻き数は、仕掛けが真下に落ちていることを前提にしている。

潮や風でラインが斜めに入ると、仕掛けは横へ流れる。

底まで落としたつもりでも、途中で流されて着底していないことがある。

そうなると、巻き数を数えても、実際の深さとズレたまま探ることになる。

隣で釣りをしている人の仕掛けへ寄っていってしまう時も、オモリが軽い可能性がある。

オモリを重くする目的は、仕掛けを真下へ近づけ、狙ったタナまで入れることだ。

5号で流れるなら8号、8号でも流れるなら10号へ変える。

水深があり、10号でもラインが斜めに入る場所では、12号や15号を使うこともある。

自分が水深のある堤防でよく使ってきたオモリも、10号、12号、15号だった。

重くする時は、竿のオモリ負荷も確認する。

オモリを重くして真下へ近づける

ラインが斜めに入り続ける時は、オモリを重くする。

仕掛けが真下に近づくほど、底を取りやすい。

底が取れれば、底から何回巻くかも数えやすくなる。

巻き数でタナを探る方法も、仕掛けが流れすぎると再現性が落ちる。

コマセと針の位置もずれる

ラインが斜めに入ると、カゴから出たコマセと針の位置もずれる。

コマセは流れているのに、針が魚のいる深さへ入っていないことがある。

仕掛けを真下へ近づけると、コマセと針の位置を合わせやすい。

釣れない時はタナ以外も見る

タナを正しく取り、仕掛けもまっすぐ入るようになっても、それだけで必ず釣れるわけではない。

周りも釣れておらず、表層から底まで探っても反応がない時は、魚がまだ堤防へ入っていない可能性がある。

同じ仕掛けでも、群れが入った時間に周囲で続けて釣れ始めることがある。

自分の釣行では、朝夕の時間帯で反応が出る場面が多かった。

周囲を含めて反応がない時は、タナを疑う前に、時間帯や立ち位置、釣り場を変えることを考える。

魚が回っていなければ反応は出ない

アジ、イワシ、小サバは回遊する魚だ。

魚が足元に入っていなければ、コマセを入れても反応が出ない時間がある。

周りも釣れていないなら、タナだけでなく魚の有無を見る。

周りが釣れている時は深さを寄せる

周りで魚が上がった時は、魚種と仕掛けを入れていた深さを見る。

底まで落としていたのか、中層で止めていたのか、表層へ入れていたのか。

大まかな層が分かれば、自分の仕掛けも近い深さへ入れられる。

ただし、竿、仕掛け、オモリが違うため、同じ量のラインを出しても同じタナになるとは限らない。

魚種別に最初に探るタナ

狙う魚・状況最初に探る場所反応がない時
アジ底付近少しずつ中層へ上げる
イワシ表層〜中層少しずつ下げる
小サバ表層〜中層少しずつ下げる
魚種が分からない底を確認してから上へ表層まで順番に探る
海面に魚が見える表層魚が見える位置の少し下も探る
周りだけ釣れている周囲で釣れた層少し上と下へずらす

この表は、毎回同じ深さで釣れるという意味ではない。

ここまでの内容を一覧にしたもので、最初に仕掛けを入れる場所を決め、その日の反応に合わせて位置を変えていくための目安として使う。

まとめ|底を取って巻き数でタナを探る

サビキのタナは、魚が泳いでいる深さのことだ。

魚種が分からない時は、一度底を確認し、底から表層までリールを何回巻くか数える。

底から表層まで20回巻きなら、10回巻きで中層、15回巻きで表層寄りを探れる。

魚が掛かったら、その時の巻き数を覚え、同じタナへ繰り返し仕掛けを入れる。

潮位が変わったら、もう一度底を取って巻き数を数え直す。

ラインが斜めに入るなら、オモリを重くして仕掛けを真下へ近づける。

それでも反応がなければ、タナではなく魚の有無や時間帯を疑う。

サビキ釣りについての全体まとめはこちら👇

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