スプリットリングのサイズは、元から付いているリングを基準に、フックが無理なく動く寸法と必要な強度で選ぶ。
#1・#2・#3・#4などの号数があるが、同じ号数でもメーカーや製品シリーズによって寸法と強度は違う。
40gのメタルジグだから必ず#4、という選び方にはならない。ルアーやフックのアイに通るか、接続後に動けるか、強度が足りるか。この3つが判断の中心になる。
スプリットリングの号数・寸法・強度の違い

スプリットリングは、金属線を二重に巻いた接続用のリングだ。ルアー本体とフックをつなぐほか、メタルジグとアシストフックの接続にも使われる。
サイズを見るときに関係するのは、主に次の3つだ。
- 内径:リング内側の直径。接続した金具の動きに関係する
- 線径:金属線の太さ。フックやルアーのアイに通るかを左右する
- 強度:リングが負荷にどこまで対応できるかを示す数値
外径も製品ごとに異なるが、交換時には特に内径と線径の確認が重要になる。
同じ#3でも仕様は違う
例えば、オーナーばりのスプリットリングには、同じ#3でも次の違いがある。
| 製品 | 内径 | 線径 | 公表強度 |
|---|---|---|---|
| P-03G レギュラーワイヤーG #3 | 4.5mm | 0.8mm | 37lb |
| P-12 ハイパーワイヤー #3 | 4.5mm | 約0.9mm | 46lb/76lb |
P-12の46lbは金属線が一重の部分、76lbは二重の部分の公表値だ。測定箇所が異なる数値を、そのまま同条件の強度比較には使えない。
ここで分かるのは、内径が同じでも、線径や強度設計が異なる製品があるということだ。
強度を上げたい場合も、単純に号数を大きくする以外に、同程度の寸法で強度の高いシリーズを選ぶ方法がある。
ルアーの重さだけでリングサイズは決められない

スプリットリングを交換するなら、まず元から付いているリングの大きさを参考にする。
小型のミノーや軽量ジグでは、リングを大きくしすぎると接続部分が重くなり、ルアーの姿勢や動きに影響する場合がある。
一方、20〜40gのメタルジグや60〜80gのジグでは、狙う魚や使うラインによってリングに求める強度が変わる。
例えば同じ40gのジグでも、サバを狙う釣りと大型青物を強いタックルで狙う釣りでは条件が違う。
また、タングステン製のジグは重量の割に本体が小さく、接続部分もコンパクトな場合がある。
だからこそ、ジグの重量だけで号数を決めず、元のリングの寸法を基準に、必要な強度を満たせる製品を選ぶ考え方になる。
フックとスプリットリングの組み合わせを確認する
リングのサイズが合っているかは、実際に接続すると分かりやすい。
まず、リングの金属線がフックアイやルアーアイの穴を通る必要がある。
さらに、接続後にフックが無理なく動く余裕も必要だ。リングが小さすぎると金具同士が干渉し、大きすぎるとフックの位置やルアーの重量バランスが変わることがある。
トリプル・シングルフックへ交換する場合
トリプルフックからシングルフックへ変更すると、フックアイの大きさや形状が変わることがある。
元のリングがそのまま使えるとは限らないため、新しいフックのアイが通るか、取り付けた状態で無理なく動くかを確認する。
スプリットリングを開いてフックを交換する具体的な手順はこちら👇

アシストフックを接続する場合
メタルジグのアシストフックには、切れ目のないソリッドリングを使う構成がある。
メタルジグのアイとソリッドリングをスプリットリングでつなぐ場合は、両方の金具に通る線径と、無理なく動く寸法が必要になる。
フックだけを変更する場合でも、接続するリングとの組み合わせを見ておくと、取り付け時に困りにくい。
スプリットリングの交換工具もサイズで使い分けている
リングの号数や実寸によっては、交換に使うプライヤーとの相性も変わる。
僕はJacksonのワンタッチロック アルミプライヤー2.0と、TRUSTAINのステンレスフィッシングプライヤー S 150mmを使い分けている。
Jacksonでは小さいリングを開きにくかった

Jacksonのプライヤーは、20〜30gのメタルジグに付いている小型スプリットリングでは、先端が入りにくいものが多かった。
自分が触った範囲では5号以上くらいから扱いやすかったが、これはリングのメーカーや実際の寸法でも変わる。
Jacksonのプライヤーを海釣りで使ったレビューはこちら👇

小さいリングはTRUSTAINで交換している

小型リングの交換には、TRUSTAINのS 150mmを使っている。
20〜40gのメタルジグを中心に、先端がリングへ入りやすく、フックを付け替える作業がしやすい。
リング交換は基本的に自宅で済ませているので、釣り場で使うプライヤーと交換用の工具を無理に1本へまとめる必要は感じていない。
スプリットリングオープナーとして使っているTRUSTAINの実使用レビューはこちら👇

交換後はリングの金属線に隙間が残っていないか、フックが無理なく動くかを確認する。開きすぎて変形したリングは新しいものへ交換している。
素人だけど、検証して道具は選ぶ。
