リールがシャリシャリ・ゴリゴリする原因|異音と巻き心地の確認方法

スピニングリールを巻いた時にシャリシャリ音やゴリゴリした感触が出る原因には、ギアやベアリングの摩耗、塩分や砂の混入、ラインローラーの回転不良などがある。

ただし、シャリシャリ音ならベアリング、ゴリゴリするならギアと、音だけで故障箇所は判断できない。

まず確認したいのは、空巻きでも音が出るのか、ラインへ負荷がかかった時だけ出るのかという違いだ。以前より巻きが重くなったか、急に症状が出始めたかも判断材料になる。

目次

リールがシャリシャリ・ゴリゴリする主な原因

ギアやベアリングの摩耗・サビ

リール内部のギアが摩耗したり、ベアリングがサビや塩分によって滑らかに回らなくなったりすると、ハンドルへ振動や抵抗が伝わることがある。

ギアの傷やベアリングの回転不良は、どちらも異音やゴリ感の原因になる。音の印象だけでは区別できず、内部の状態を確認しないと分からない場合もある。

また、ハンドルの逆転を防ぐローラークラッチも、錆や不具合によって巻き心地が悪くなることがある。

僕もSUP釣りで使っていたレブロス20 LT4000-CHの巻きがゴリゴリと重くなり、最終的に回らなくなった経験がある。分解するとローラークラッチが錆びて崩れかけていた。

この故障をきっかけに25アルテグラへ買い替えた経緯はこちら👇

ラインローラーの回転不良

ラインローラーは、ラインをスプールへ巻き取る時に糸が通る回転部品だ。

海水や汚れに触れやすく、内部のベアリングや軸受けに塩分が残ると、回転が重くなったり固着したりすることがある。

空巻きでは静かなのに、ラインへ負荷がかかるとシャーッという音が出る場合は、ラインローラーが原因候補になる。

ダイワの公式FAQでも、このような症状についてラインローラー内部のベアリングやカラーの異常が挙げられている。ただし、負荷がかかった駆動部の不具合など、別の原因も考えられる。

砂や異物の混入・部品同士の接触

ローターやスプールの周辺、ハンドルの付け根などに砂や異物が挟まると、回転に合わせて擦れる音が出る場合がある。

落下によって部品が変形し、回転部分と接触することもある。こうした原因なら、内部ギアの摩耗とは別の問題だ。

リールの異音を切り分ける確認方法

最初に、どの操作で症状が出るのかを整理する。

症状主な確認箇所
空巻きでも異音が出るローター周辺、内部ギア、ベアリング、ローラークラッチ
ラインを巻く時だけ音が出るラインローラー、ラインの摩擦、負荷がかかる駆動部
特定の位置で引っ掛かる部品の接触、ギアや駆動機構
ハンドルノブ付近から音がするノブの軸受け、ベアリング、汚れ
水没・落下後から異音が出る海水や砂の侵入、内部腐食、部品の変形

1. 空巻きで音と巻き心地を確認する

ラインへ負荷がかかっていない状態で、ハンドルをゆっくり回す。

空巻きでも音が出るなら、ローター周辺の接触や内部の回転部品などが原因候補になる。外から見える砂や異物、スプール周辺の接触も確認できる。

回転全体が重いのか、一定の位置だけで引っ掛かるのかも分けておくと、症状を伝えやすくなる。

2. ラインを巻く時だけ音が出るか確認する

空巻きでは問題がないのに、釣りの最中だけ異音が出るなら、ラインへ負荷がかかった時の変化を見る。

ラインがラインローラーに正しく掛かっているか、ロッドガイドなどへ不自然に擦れていないかを確認する。

ラインの通り方に問題がなければ、ラインローラーの回転不良や、負荷がかかった時の駆動部の不具合などが候補になる。

3. いつから症状が出たか確認する

購入時から同じ音がしていたのか、釣行を重ねて徐々に大きくなったのか、ある日突然出始めたのか。

特に、水没・落下・砂の付着などを境に異音が始まったなら、その出来事が原因を探る手掛かりになる。

修理を依頼する時も、「シャリシャリする」という表現だけでなく、「空巻きでは鳴らない」「負荷をかけると音が出る」など、発生条件を伝えた方が分かりやすい。

新品のリールでもシャリシャリ音はする?

新品のリールでも、ギアの噛み合いやベアリングなどから作動音や振動が発生することはある。

シマノの公式FAQでも、内部部品の接触や構造上の隙間によって、完全な無音・無振動にはならないことが説明されている。

購入時から変わらない小さな音で、巻き心地にも異常がなければ、必ずしも故障とは限らない。

反対に、以前より音が大きくなった、急にゴリ感が出た、ハンドルが強く引っ掛かるといった変化があれば、点検を考える理由になる。

リールの異音は洗浄や注油で直る?

外側の砂や汚れが原因なら、洗浄によって異音が改善する場合がある。指定箇所の潤滑不足なら、注油で回転が戻ることもある。

ただし、内部のギアが摩耗していたり、ベアリングにサビが発生していたりする場合は、洗浄や注油だけでは直らないこともある。

まずは外側の汚れを確認する

ローター周辺、スプール、ラインローラー、ハンドルノブなど、外側から見える部分に砂や汚れが残っていないかを見る。

海釣り後は、使用機種の説明書に従って真水で洗浄する。通常の水洗いではリールを水没させず、強い水圧も使わない。

海釣り後のリールの洗い方はこちら👇

注油する場所はリールによって違う

ラインローラーやハンドルノブなどの注油箇所は、メーカーや機種によって異なる。

特にマグシールドなどの防水機構を備えた部分は、通常の注油や分解を想定していない場合がある。異音がするからといって、隙間へ無条件でオイルを吹き込む方法は避けたい。

シマノが公開しているスピニングリールの日常メンテナンス動画では、水洗い・乾燥・注油の方法を確認できる。使用機種によって注油箇所が異なる点も含め、参考になる。

異音が続く場合は修理・オーバーホールを考える

洗浄や指定箇所のメンテナンスをしてもゴリ感や異音が残る場合は、内部部品の点検が必要になることがある。

特にハンドルが強く引っ掛かる、回転が明らかに重い、途中で回らなくなるような症状なら、無理に使い続けず修理を検討したい。

海水への水没後に異音が出始めた場合は、外側を洗っても内部に塩分が残っている可能性がある。

リールを海水へ落とした時の対処と修理費用はこちら👇

異音の原因を音だけで決めるのは難しい。空巻きと負荷がかかった時の違い、以前との巻き心地の変化、症状が始まったきっかけを確認することで、点検する場所や修理を頼む判断がしやすくなる。

素人だけど、検証して道具は選ぶ。

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