サビキでは、5.3mの磯竿を使うこともできる。
ただ、普通の堤防で足元サビキをするだけなら、自分は5.3mをほとんど持ち出さない。
5.3mは、4.5mよりさらに長い。
仕掛けを落としている間より、魚を上げる、コマセを入れる、竿を置くといった作業でその長さが出てくる。
足場が高い場所や、手前に障害物がある場所では、その長さが役立つ。
磯でフカセ釣りをした時は、5.3mの長さにも意味を感じた。
一方で、堤防サビキだけで見ると、5.3mでなければ困る場面は多くなかった。
少し沖を狙いたい時は、3m前後の竿で投げサビキへ変えた方が、仕掛けを落とす位置を変えやすかった。
5.3mはサビキ専用というより磯竿の長さ
5.3mは、磯竿でよく見る長さの一つになる。
サビキだけでなく、ウキ釣りやフカセ釣りでも使われる。
長い竿を使うと、足元の岩や岸壁の張り出しを越えて仕掛けを入れやすい。
足場が高い場所では、竿先を海面へ近づけて、ラインの角度を作りやすい。
長い仕掛けを水面から持ち上げやすい場面もある。
5.3mだからサビキに使えないわけではない。
問題は、普通の堤防サビキで、その長さを使う場面があるかどうかになる。
岸壁の真下へ仕掛けを落とすだけなら、5.3mの長さを使い切らないことも多い。
4.5mで足りる堤防なら5.3mまでは要らない

4.5mでも長いと感じる堤防で、さらに5.3mを選ぶなら、長さを使う理由が必要になる。
5.3mは、4.5mより約80cm長い。
竿先を少し前へ出したいだけなら、その差が釣りを大きく変えるとは限らない。
足元サビキでは、仕掛けを落とす場所が岸壁の近くになりやすい。
その範囲で魚が回っていれば、3m前後でも4.5mでも釣れる。
逆に、魚がもっと沖を通っているなら、5.3mにしても届かないことがある。
自分は、普通の堤防で5.3mを使った時、魚に近づいたというより、作業の大きさの方が気になった。
5.3mが必要になるのは障害物・高い足場・磯寄りの場面
5.3mの長さが分かりやすく役立つのは、短い竿では避けにくいものが手前にある時になる。
- 4.5mでも越えにくい岩や張り出しがある
- 足場が高く、竿先を海面へ近づけたい
- 長い仕掛けを水面からまとめて上げたい
- 磯でラインを岩から離しながら魚を寄せたい
- サビキより、フカセ釣りやウキ釣りを主に考えている
こういう場所では、5.3mの長さに意味が出る。
反対に、足場が低く、岸壁の真下へ仕掛けを落とすだけなら、5.3mまで必要になる場面は少ない。
長さのメリットがない場所では、魚を外す時やコマセを入れる時の負担だけが残りやすい。
普通の堤防サビキでは5.3mを持て余した
普通の堤防で足元へ仕掛けを落とす時は、5.3mの長さを使わないまま釣りが終わることもある。
竿先が手元から遠く、魚を上げた後に仕掛けを寄せにくい。
5.3mの竿を立てると、仕掛けも高い位置まで上がる。
そのままでは、魚やカゴへ手が届きにくい。
竿を後ろへ倒すと、後方に広い空間が必要になる。
持つ位置を変える時も、長い穂先が大きく動く。
左右に人がいる場所では、魚が付いた仕掛けを横へ振らないように気を使う。
実際に堤防で使ってみて、自分は5.3mをほとんど持って行かなくなった。
魚を外す時とコマセを入れる時に長さが出る
持て余しやすいのは、仕掛けを落としている間より、回収した後の作業だった。
サビキでは、仕掛けを回収するたびに魚を外したり、カゴへコマセを入れたりする。
5.3mの竿を片手で持ったまま、コマセを入れるのは難しい。
いったん竿を置くにも、竿尻と穂先の両方を置ける場所が必要になる。
後ろに壁や柵があると、竿を寝かせる方向も限られる。
竿尻だけを見て置くと、離れた穂先が通路や隣の荷物へ出ることもある。
魚を外す、コマセを入れる、仕掛けを交換する。
この作業を繰り返すほど、5.3mの長さが負担になった。
3m前後の竿なら、竿を置く場所を作りやすく、カゴや仕掛けも手元へ寄せやすかった。
風がある日は5.3mの扱いがさらに重くなる
そこに風が加わると、扱いの負担はさらに増した。
長い竿は、短い竿より風の影響を受けやすい。
横風が吹くと、穂先、ライン、サビキ仕掛けが横へ動く。
仕掛けを水面から上げた後は、魚と複数の針も風に振られる。
空いている場所なら風下へ逃がせても、左右に人がいる場所では動かせる範囲が狭い。
5.3mになると、竿先側の重さを手元から離れた位置で支える。
製品の自重だけを見るより、実際に持った時の先重りが気になった。
混雑と横風が重なる日は、5.3mを扱う負担がさらに大きくなる。
5.3mだから釣れるわけではない

扱いにくさばかり気になるが、竿の長さと釣果は別の話になる。
サビキでは、竿の長さだけで釣果が決まるわけではない。
仕掛けを落とした場所に魚がいるかどうかの差が大きい。
5.3mで届く位置に魚がいなければ反応は出ない。
3m前後でも、魚が回っている場所へ仕掛けが入れば釣れる。
これは短い竿の方が釣れるという意味ではない。
魚がいる場所とタナへ仕掛けを入れられたかどうかの違いになる。
5.3mを選ぶ前に、その長さでなければ届かない場所があるかを考えた方がいい。
少し沖なら5.3mより投げサビキで変えやすい

岸壁の真下より沖へ仕掛けを入れたい時は、5.3mの磯竿で竿先を前へ出す方法もある。
自分は、3m前後の竿で投げサビキにした方が、距離を稼ぎやすく、仕掛けも扱いやすかった。
投げサビキには、フロートを使うタイプとウキを使うタイプがある。
どちらも沖へ仕掛けを投げるが、海中での仕掛けの置き方が違う。
フロートタイプは底付近へ仕掛けを立てる
フロートタイプは、オモリを底まで沈めて使う。
オモリが底へ着いた状態で、フロートが仕掛けやラインを海中で縦に立たせる。
ぶっ込み釣りに近い形で、底付近を回るアジなどを狙いやすい。
ウキ下を細かく合わせなくても、オモリを底へ入れることで狙う位置を決めやすい。
岸壁の足元ではなく、少し沖の底付近へサビキ仕掛けを置きたい時に使える。
ウキ付きは中層や上のタナまで探れる
ウキ付きの投げサビキは、水面にウキを浮かべ、その下へサビキ仕掛けを垂らす。
ウキ止めの位置を変えると、ウキから仕掛けまでの深さを調整できる。
底だけではなく、中層や上のタナを魚が回っている時にも合わせやすい。
魚がいるタナが分かっている時や、表層から中層まで位置を変えて探したい時に使える。
フロートタイプとウキ付きは、単に部品が違うだけではなく、狙うタナと仕掛けの置き方が違う。
5.3mの竿で届く範囲だけを広げるより、魚がいる位置に合わせて投げサビキの仕掛けを選ぶ方が、自分は使いやすかった。
投げ釣りが禁止されている場所や、混雑して投げられない場所もあるため、自分は投げる前に釣り場のルールと周囲の間隔を確認している。
5.3mと4.5mでは長さを使う目的が変わる
ここまでを踏まえると、5.3mと4.5mは長さの差以上に、使う目的そのものが変わってくる。
4.5mでも、普通の堤防では長く感じることがある。
足場が高い場所や、長い仕掛けを使う場面では、4.5mでも長さを使える。
5.3mは、そこからさらに長い。
普通の足元サビキでは、その差を使い切れないことも多い。
5.3mを選ぶなら、磯で障害物の先へ仕掛けを入れる、高い足場でラインを操作する、魚を岩から離しながら寄せるといった目的の方が分かりやすい。
少し沖へサビキ仕掛けを入れる目的なら、3m前後の竿で投げサビキへ変える方法もある。
5.3mのメリットは磯のフカセ釣りで分かりやすかった
堤防サビキでは出番が少なかった5.3mだが、磯での釣りでは意味が変わった。
自分が5.3mの長さに意味を感じたのは、磯でフカセ釣りをした時だった。
磯では、足元に岩や張り出しがある。
仕掛けを入れる時も、魚を寄せる時も、ラインや仕掛けを岩へ触れさせないように竿を動かす。
長い磯竿なら、岩の先へ仕掛けを入れやすい。
魚を掛けた後も、竿の長さを使って障害物からラインを離しながら寄せられる。
普通の堤防サビキでは持て余した長さが、磯では障害物をかわすための距離として使えた。
5.3mは、単に仕掛けを遠くへ出すためだけの長さではないと実釣で分かった。
5.3mを選ぶ前に確認したいこと
- 普段行く釣り場は空いているか
- 足場は高いか
- 手前に岩や岸壁の張り出しがあるか
- 長い仕掛けを使うか
- サビキ以外にフカセ釣りやウキ釣りをするか
- 竿を置ける場所があるか
- 風がある日に長い竿を支えられるか
- 5.3mでなければ困る場面が実際にあるか
この中に当てはまるものが少なければ、普通の堤防サビキでは5.3mを持て余す可能性がある。
沖を狙いたいだけなら、3m前後の竿と投げサビキで対応できる場面もある。
最初から長い竿を選ぶより、3m前後で釣りをして、不足が出てから追加する方が選びやすい。
手持ちの5.3m磯竿はサビキにも使える
すでに5.3mを持っている場合は、また話が別になる。
すでに5.3mの磯竿を持っているなら、そのままサビキに使える。
長いという理由だけで買い替える必要はない。
自分は最初、空いている場所で使い、仕掛けを落とす時だけでなく魚を上げて針を外すところまで試した。
長く感じた時は、針数の少ない短めのサビキ仕掛けに替えている。
仕掛けを短くすると、魚を上げた後に針が振れる範囲を小さくできる。
竿を置く場所も、釣りを始める前に決めている。
風がある日や混んだ場所では、竿を動かす前に左右と後ろを確認している。
初心者の最初の1本なら5.3mを選ばなくていい

これから最初の1本を選ぶ人は、状況が違ってくる。
初めてサビキ用の竿を選ぶなら、自分だったら3m前後をおすすめする。
普通の堤防で足元へ仕掛けを落とすなら、3m前後でも魚は釣れる。
魚を上げ、仕掛けを手元へ寄せ、コマセを入れて落とし直すまでの動作も小さい。
混んだ堤防でも、5.3mより竿先と複数の針を管理しやすい。
少し沖を狙いたくなったら、投げサビキへ変えられる。
底付近ならフロートタイプ、中層や上のタナならウキ付きと、魚がいる位置に合わせて仕掛けを選べる。
5.3mの長さが必要な場所が分かってから、2本目として追加しても遅くない。
長い竿を否定するのではなく、最初から扱いやすいかどうかで選ぶと、3m前後が使いやすい。
まとめ
5.3mの磯竿でも、堤防のサビキ釣りはできる。
足場が高い場所や手前に障害物がある場所、長い仕掛けを使う場面では、長さが役立つ。
普通の堤防サビキでは、魚を上げる、コマセを入れる、竿を置く動作で長さが出る。
少し沖を狙うなら、5.3mで竿先を前へ出すより、3m前後の竿で投げサビキに変える方が動かせる範囲が広い。
5.3mの長さは、堤防サビキより、磯で障害物をかわしながらフカセ釣りをする場面で意味が出た。
初心者の最初の1本は、普通の堤防で扱う前提なら、自分は3m前後を基準にしている。
サビキ竿の選び方まとめはこちら👇

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