海へ出ると、厚いベスト、薄いスポーツタイプ、腰巻きの膨張式まで、着ているライフジャケットが人によって違う。
自分も最初は、桜マークとL1・L2・L3が何を示しているのか分からなかった。
桜マークは、小型船舶用救命胴衣の型式承認と検定に合格した製品へ付く。
L1・L2・L3は、レジャー用ライフジャケットの浮力と性能を分けた区分だ。
同じライフジャケットに付く表示でも、示しているものが違う。
桜マークは小型船舶用救命胴衣の型式承認品を示す
桜マークは、国の型式承認を受け、検定に合格した小型船舶用救命胴衣に表示される。
小型船舶では、船の種類や航行区域に対応したタイプを法定備品として使う。
SUPでは、桜マーク付きライフジャケットの着用を義務づける制度にはなっていない。
それでも、落水と再上艇を繰り返すSUPでは、体格と使用場所に合ったライフジャケットを着る必要がある。
L1・L2・L3はレジャー用ライフジャケットの性能区分

L1・L2・L3は、JCIが性能鑑定を行うレジャー用ライフジャケットの区分だ。
浮力だけでなく、強度、着用状態、水上での性能も試験される。
- L1:浮力11.7kg 波の荒い場所での磯釣りなどを想定した区分
- L2:浮力7.5kg 防波堤での釣りなどを想定した区分
- L3:浮力5.85kg カヌー、カヤック、平穏な水面での釣りなどを想定した区分
L1の数字が最も大きく、L3になるほど浮力は小さくなる。
性能鑑定済みのレジャー用ライフジャケットは、小型船舶の法定備品として使う桜マーク付き救命胴衣とは別に扱われる。
SUPでは浮力と体への固定、再上艇の動きを見る
自分はSUP、磯、河川で落水している。
SUPでは落水後にボードを引き寄せ、側面中央へ回り、バタ足を使って腹から乗り直す。
ライフジャケットが大きくずり上がると、脇と肩が詰まり、ボードへ体を持ち上げる動作が重くなる。
自分は浮力の数字だけでなく、ファスナーとベルトを締めた時に体から抜けず、腕を前へ伸ばせることを見ている。
浮力があっても、体との間に大きな隙間が残るサイズは選ばない。
神奈川周辺の海で行うSUP釣りでは、固形式のL2を一つの基準にしている。
体格、着ている服、岸からの距離、出艇する場所によっては、さらに浮力のあるモデルを使う。
海況が荒い日にL1へ替えて出るのではなく、その日は出艇をやめる。
SUP釣りでは固形式を使っている
SUP釣りでは波しぶきをかぶり、落水してからボードへ乗り直す。
水感知式の自動膨張タイプは、落水すると気室が開く。一度膨張すれば、次に使う前にボンベと作動部を交換して戻す必要がある。
落水するたびに作動させる運用は、再上艇を繰り返すSUPには合わない。
腰巻き式は、膨張後に気室を体の前へ回して装着する。腹側へ膨らんだ気室が、ボードを引き寄せて腹から乗る動作を邪魔する可能性もある。
固形式なら、海水をかぶっても浮力は変わらず、落水直後からそのまま再上艇へ移れる。
自分は、濡れることと再上艇を前提にして固形式を着ている。
SUP用ライフジャケットを選ぶ時に見ていること
- 使用する場所と体格に合う浮力がある
- ファスナーとベルトを締めた時に体から抜けない
- 肩と脇が詰まらず、パドルと再上艇の動作ができる
- 落水直後から浮力が働く固形式
- ポケットや装備を付けても前側が厚くなりすぎない
L1・L2・L3だけで決めず、実際に締めた状態で腕を動かし、体から抜けないかを見る。
SUP釣りで使うライフジャケットの結論

桜マークは、小型船舶用救命胴衣の型式承認と検定に合格した製品を示す。
L1・L2・L3は、レジャー用ライフジャケットの性能区分だ。
自分はSUP釣りで使うため、固形式を基準にして、浮力、体への固定、再上艇時の腕の動かしやすさを見ている。
素人だけど、検証して最適は選ぶ。
