海釣りは、魚が釣れそうでも釣りを続けにくい日がある。
自分が最初に強く感じたのは風だった。ラインが膨らみ、仕掛けが流され、釣りより風への対処が増えていく。
雨の日でも、釣りができた日はある。夜は魚を狙える時間でもあるが、昼に見えていた足元や周囲が見えにくくなる。
一人で行けば自由に動ける反面、何かあった時にその場で助けを呼んでくれる同行者はいない。子どもを連れれば、仕掛けを触っている間も子どもから目を離せない。
今は、魚が釣れそうでも、無理なく帰れないと思えば続けない。
予報だけで、釣りを続けられるかまでは決めていない
出発前には風や雨、波の予報を見る。
ただ、現地へ着くと予報の数字だけでは分からないこともある。
同じ風速でも、向かい風と横風では仕掛けの扱いが違う。風を避けられる場所でも、波まで穏やかとは限らない。
予報が悪ければ行かない。行けると思って出ても、現地の風や波が想像より強ければ帰る。
自分は予報を出発前の目安にして、最後は現地の風と波を見て決めている。
風が強くなると、釣りそのものより対処する時間が増えた
自分は、雨より風で帰ることの方が多い。
向かい風では仕掛けが飛ばない。横風ではラインが横へ膨らみ、隣の人との距離まで気になる。
追い風なら投げやすくなることもあるが、それだけで海まで穏やかになるわけではない。
ラインを直す、仕掛けを入れ直す、立ち位置を気にする。そんな時間が増えてきたら、自分は帰ることを考え始める。
自分は5〜6mあたりから撤収を意識する

自分の場合、風速5〜6mあたりからラインや仕掛けへの影響が気になり始める。
6m前後になると、釣りをするより風に合わせて仕掛けを直している時間が増える日がある。
5mや6mを安全と危険の境目にはしていない。風向き、波、立つ場所、その後の予報も一緒に見る。
7m前後では、帰ることを考えるようになった

強い風でロッドがあおられ、ラインも流され、足元や海の状態まで気になったことがある。
その時に確認した風速が7m前後だった。
それ以来、7m前後まで風が強くなり、さらに悪化しそうなら、無理に続けず早めに帰るようになった。
雨が降っているだけなら、釣りができた日もある
雨の日でも、レインウェアを着て釣りをしたことはある。
自分の場合、雨そのものより、そこへ風が重なった時の方が釣りを続けにくかった。
服や手が濡れた状態で風を受けると体が冷える。仕掛けや餌を触るのも嫌になってくる。
雷が近づいたり、足元まで波が来たりすれば、レインウェアを着ているかどうかとは別に帰ることを考える。
雨よりも、風・雷・波が重なった時を見る

雨の日はレインウェアを使う。
それでも風が強ければ仕掛けは扱いにくくなる。雷が近づけば撤収する。波が高くなれば、雨とは別に海の様子を確認する。
今は、雨が降るかどうかだけで釣りへ行くかは決めていない。
暗くなると、昼に見えていたものが見えにくくなる
夜や朝夕まずめに狙いたい魚はいる。
一方で、海釣りを始めた頃は、暗い時間に魚を狙う前に、足元や周囲が見えないことに手間取った。
昼なら見えていた足元の段差、隣の人、投げる方向、魚を取り込む場所も、夜はライトを使いながら確認することになる。
特に初めて行く場所では、暗くなってから足元や周囲を確認するのが大変だった。
最初は昼に釣り場を見てから、暗い時間へ広げた

自分は、まず明るい時間にその釣り場を見た。
どこに立つか。どこへ投げるか。魚が掛かったらどこから上げるか。
一度行ったことがある場所なら、朝まずめや夕まずめで暗い時間が混じっても動きやすい。
昼から始めたのは、昼の方が魚を釣れるからではない。釣り場を見ながら覚えられたからだった。
一人で行く時は、何かあっても同行者がいない
自分は今でも一人で海釣りへ行くことがある。
時間も場所も自分で決められるし、帰りたくなればそのまま帰れる。
海釣りを始めた頃は、一人で釣り場へ行くと経験者の中で浮かないか、下手だと思われないかという方を気にしていた。
実際に行ってみると、自分が気にしていたほど周囲の視線は感じなかった。
それより、一人では転倒や落水、体調不良が起きた時に、その場から通報してくれる同行者がいない点だけ不安は増える。
周囲の目より、何かあった時に一人なのが気になった

一人で釣りへ行くことはできても、一人の方が安全ということにはならない。
一人で行く時は、行き先と帰る予定の時間を家族などへ伝えておく。携帯電話も、何かあった時に使えるようにして持つ。
風や波が悪くなっても、隣で帰ろうと言ってくれる人はいない。危ないと思ったら、自分で切り上げて帰る。
子どもを連れると、仕掛けだけを見ていられない
子どもと海釣りへ行くと、保護者は仕掛けだけを見ていられない。
エサを付けている間も、絡んだ仕掛けを直している間も、魚から針を外している間も、子どもがどこにいるかを見る必要がある。
保護者まで釣り初心者なら、仕掛け一つ直すにも時間がかかる。
その間に子どもが海側へ寄ったり、飽きて歩いたり、針や道具へ手を伸ばしたりする。
自分一人で釣る時より、同時に気を配ることが増える。
仕掛けを触っている間も、子どもから目を離せない

自分なら、保護者も初心者なら、スタッフや設備を使える海釣り施設から考える。
施設によっては、仕掛けやルールをその場で確認でき、ライフジャケットやレンタル竿、トイレなどを使える。
そこで釣りの流れを一度経験しておけば、子どもと普通の堤防へ行った時に初めてやる作業を減らせる。
普通の堤防では、足場や周囲、子どもの動きに加えて、風や波も自分で確認することになる。
ライフジャケットは、落水した時に浮いているための装備
普通の堤防では着けないこともあるが、磯では必ずライフジャケットを着ている。
足場が不安定で波も近い磯へ入ると、落水する可能性が平場より断然上がってしまう。
落ちた時、岩や鋭い貝類への接触から体を守る必要もある。
今はライフジャケットを車に積んだままにして、釣り場に合わせて使っている。
周囲が着けているかではなく、落水した時にどうなるかで考える

普通の堤防では、ライフジャケットを着けていない人も見る。
自分自身も、普通の堤防では着けないことがある。
ただ、磯では必ず着る。普通の堤防でも、足場や波、釣り方を見て必要なら使う。
魚を釣るための道具では当然ないが、落水した時には浮力を確保するための重要な装備になる。
最後は、無理なく帰れるかで決める
予報の風速だけなら行けそうでも、現地で風への対処ばかり増えるなら続けない。
レインウェアを持っていても、雷が近づいたり波が高くなったりすれば帰る。
夜に魚を狙いたくても、初めての場所なら明るい時間に一度見る。
一人で行く時は、行き先を伝え、連絡できるようにしておく。風や波が悪くなれば、自分で切り上げる。
子どもと行く時は、仕掛けを触っている間も子どもを見られる場所を選ぶ。
今は、魚が釣れそうでも、無理なく帰れないと思えば釣りを続けないようにしている。
レジャーに命はかけたくない。
素人だけど、検証して道具は選ぶ。
