真夏の炎天下では、車内温度が50℃を超えることがある。
JAFのテストでは、外気温35℃の日にエンジンを停止した黒色の車で、車内最高温度57℃、平均51℃まで上がっている。
家の中とはまったく違う高温環境なので、車へクーラーボックスを置いたまま長時間出かけると、氷や保冷剤がどこまで残るかはかなり重要になる。
自分が真夏の釣りやキャンプで車内の保冷に使っているのが、Peacock クーラーバケット IGN-100だ。
実際に真夏の高温になる車内へ長時間置いて使っても、夕方までかなりの氷が残った。
電源を使わず、真夏の車内で氷や飲み物を長時間冷やしておきたいなら、自分はIGN-100を選んでいる。
参考:
JAF|真夏の車内温度
Peacock IGN-100の構造は「魔法瓶」そのもの

IGN-100の本体は、ステンレス製の真空二重構造になっている。
内側と外側の間に真空層を作る、魔法瓶と同じ考え方だ。
ふたまで真空二重構造ではなく、ふたにはポリウレタン断熱が使われている。
ピーコック公式も、この魔法瓶構造をIGN-100の保冷力の中心としている。
メーカー試験では、5kgの氷を使った条件で約7日間氷が残存している。
さらに夏場の車内を想定した65℃の高温環境では、一般的なクーラーボックスと比べて約2倍氷が長持ちしたと案内されている。
真夏の車内で使う自分にとっては、この高温環境での保冷力がIGN-100を選ぶ大きな理由になっている。
実使用では約16時間後も氷が半分以上残った
メーカー試験だけではなく、自分が真夏に使った時もしっかり氷が残った。
この日は晴れで、外気温は25〜34℃。
深夜1時ごろ、IGN-100へ次のものを入れて出発した。
- −15℃タイプの保冷剤1個
- 500mlペットボトル氷2本
- コンビニで買った氷約1.1kg
早朝4時30分ごろ、500mlペットボトル氷2本は別のクーラーへ移している。
その後、IGN-100側に残った主な冷却源は、−15℃タイプの保冷剤1個とコンビニ氷約1.1kgだった。
9時頃に車へ戻ると、保冷剤は半分ほど溶けていた。
それでもコンビニ氷はほぼそのまま残っていた。
ここで釣った魚を追加し、その後もIGN-100は車内へ置いたままにした。
13時頃には保冷剤は完全に溶けていたが、コンビニ氷は9割ほど残っていた。
さらに夕方17時頃、深夜1時から約16時間が経過した時点でも、氷は半分以上残っていた。
見た目では7割ほど残っているように見え、途中で入れた魚もしっかり冷えていた。
途中で氷は追加していない。
真夏の高温になる車内、開閉あり、中身の出し入れあり、途中から約1.1kgの氷と保冷剤1個という実際の使い方でも、夕方までかなり氷が残った。
自分がIGN-100の保冷力を高く評価している一番の理由は、この実使用の結果にある。
真空断熱パネル(VIP)と魔法瓶構造は何が違う?

クーラーボックスで使われる真空断熱には、真空断熱パネル(VIP)を壁面へ組み込む方式もある。
IGN-100の真空二重構造とは、同じ「真空」を使っていても作り方が違う。
真空断熱パネル(VIP)は板状の真空断熱材を組み込む

VIPは、板状の断熱材内部を真空に近い状態にし、そのパネルをクーラーボックスの壁面へ配置する。
製品によって1面、3面、5面、6面など配置される場所が違う。
IGN-100は容器本体そのものが真空二重構造
IGN-100は板状のVIPを入れるのではなく、ステンレス製の内側容器と外側容器の間に真空層を持つ。
つまり、本体の壁そのものが魔法瓶と同じ真空二重構造になっている。
ただし、IGN-100もふたは真空ではなくポリウレタン断熱だ。
「真空断熱パネルだから弱い」「魔法瓶構造だから必ず上」という単純な比較ではなく、真空を使っている場所と製品全体の構造が違う。
IGN-100については、その構造で実際に65℃の高温試験と、自分の真夏の車内使用の両方で強い保冷結果が出ている。
なぜ真夏の車内はクーラーボックスに厳しいのか
エンジンを止めた真夏の車は、短時間で車内全体が高温になる。
JAFの試験では、外気温35℃でエンジンを止めてから30分ほどで車内温度が約45℃まで上昇している。
対策なしの黒色車では最高57℃まで上がった。
車内へ置いたクーラーボックスも、その高温環境から長時間熱を受け続ける。
- 車内の空気そのものが高温になる
- 床や座席も熱を持つ
- 置く場所によっては直射日光も当たる
- 釣りやキャンプでは何時間も車へ戻らないことがある
自分が車内用クーラーに求めているのは、涼しい室内で数時間冷える性能ではない。
真夏の車へ置いたまま出かけても、戻った時に氷と飲み物がまだしっかり冷えていること。
IGN-100は、実際の使用でそこまで成立した。
電源なしで真夏の車内に置くならIGN-100を選んでいる

IGN-100は本体だけで約4.7kgある。
氷や飲み物を入れればさらに重くなるので、軽く持ち歩くクーラーではない。
でも車へ積んだまま使うなら、その4.7kgを持ち続ける必要はない。
自分は車へIGN-100を置き、飲み物、氷、保冷剤などを冷やしておく。
釣りへ行っている間も車内に置いたまま。
キャンプなら、車からサイトへ運んだ後は定位置に置いて使う。
持ち歩かずに置いて使えば、IGN-100の重さより高い保冷力の方が自分には大きなメリットになる。
電源も必要ない。
ポータブル電源や配線を準備せず、氷と保冷剤を入れてそのまま車へ積める。
電源を使わない車内保冷という条件なら、自分は真夏でもPeacock IGN-100を選んでいる。
実際に使った真夏の保冷セット
真夏に長時間使った時は、特別に大量の保冷剤を詰めたわけではない。
- −15℃タイプの保冷剤1個
- 500mlペットボトル氷2本
- コンビニ氷約1.1kg
この状態で深夜1時に出発した。
しかも500mlペットボトル氷2本は早朝に別のクーラーへ移している。
その後の長時間保冷は、主に約1.1kgの氷と保冷剤1個で続いていた。
13時には保冷剤が完全に溶けていたのに、氷は約9割残っていた。
17時でも氷は半分以上残った。
自分の真夏運用では、この量でも帰宅まで保冷が成立した。
さらに詳しくはこちらのレビュー記事に👇

高温環境ではIGN-100の保冷力がはっきり出る
IGN-100の強さは、涼しい場所だけで氷が残ることではない。
メーカーは65℃の高温環境で一般的なクーラーボックスと比較し、IGN-100では約2倍氷が長持ちしたとしている。
自分の使用でも、真夏の車内へ長時間置き、途中で開閉や中身の追加をしても、約16時間後まで氷が半分以上残った。
高温になる車へ置いて使うからこそ、自分はIGN-100の高い保冷力に価値を感じている。
保冷力の差を、スペック表だけではなく実際の車内運用で使えている。
まとめ|電源なしで真夏の車内を冷やすならPeacock IGN-100を選ぶ
真夏の炎天下では、車内温度が50℃を超えることがある。
自分がIGN-100を使った時も、外気温25〜34℃の晴れた日に長時間車内へ置いた。
途中から主な冷却源が約1.1kgの氷と−15℃タイプの保冷剤1個になり、開閉や魚の追加もしている。
それでも約16時間後まで氷は半分以上残った。
メーカーの65℃高温試験でも、一般的なクーラーボックスと比べて約2倍氷が長持ちしている。
電源を使わず、真夏の車へ置いたまま氷や飲み物を長時間冷やしておきたい。この条件なら、自分の答えはPeacock IGN-100だ。
4.7kgあるので、軽く持って歩くためのクーラーではない。
でも車へ置くなら、その重さを持ち続ける必要はない。
置いて使える場所では、IGN-100の高い保冷力をそのまま使える。
クーラーボックスのおすすめまとめはこちら👇

素人だけど、検証して道具は選ぶ。
