冬のSUPフィッシングは、夏と同じ装備に防寒着を足すだけでは成立しない。
落水した時の冷え方、海上で受ける風、帰岸後の片付けまで変わるからだ。
実際の冬SUP釣行では、下半身を濡らさない服装、脱げない足元、手を動かせる手袋、帰岸後すぐ車へ乗れる構成が必要になった。
冬にSUPで海へ出る時に確認している装備をまとめてみる。
前提|落水を避ける条件で出るが、装備は再上艇と帰還まで考える
冬SUPでは、風、波、流れが弱く、落水しにくい海況の日を選んで出る。
ただし、装備まで「落水しない前提」にはしない。
パドル操作を誤ることもあれば、波や道具の移動でバランスを崩すこともある。
落水した場合に再上艇し、そのまま岸へ戻るところまで考えて服装と装備を組む。
自分なら、冬からSUPを始める選択はしない。暖かい時期に出艇、帰還、再上艇まで経験してから冬へ移る。
チェック① 出艇条件|帰りまで動ける海か確認する
- 出艇時の風向と風速
- 波高とうねりの周期
- 風と潮から想定した流される方向
- 帰還時に向かい風にならないか
- 気温が下がる前に岸へ戻れるか
冬は体が冷えた後に、風や流れへ逆らって漕ぐ余裕が少なくなる。
出艇できるかだけではなく、釣りを終えた後に岸まで戻れるかで判断している。
岸際で想定より流される、予報よりうねりが強い、風向きが予報と違うと感じた時は、沖へ進まずに戻る。
チェック② ライフジャケット・リーシュ・通信手段
- SUP用のライフジャケットを着ける
- リーシュで体とSUPをつなぐ
- スマホを防水ケースに入れて体側に付ける
- ホイッスルをすぐ使える位置に付ける
- 離れた場所から見えるフラッグを立てる
冬だけ追加する装備ではないが、低水温の時期は、再上艇や連絡、帰還の遅れがそのまま体の冷えにつながる。
特にスマホはSUPに置かず、落水してSUPと離れた場合でも使える位置に付けている。
チェック③ 服装|保温だけでなく濡れと風を止める

- 下半身に海水が入らない構成にする
- 上半身は汗をかきすぎない厚さにする
- 外側のウェアで風を遮る
- 肌側には綿素材を使わない
自分は「暖かくする」だけではなく、「濡れない」「風で体温を奪われない」ことを優先している。
実際に使ってみると、下半身に海水が入らないだけで、出艇時と帰岸時の冷え方が変わった。
上半身は厚くしすぎると、漕いでいる間に汗をかく。止まった後に汗が冷えるため、中に着る量は気温と運動量で変えている。
ただし、下半身を濡らさないパンツだけで、落水後の冷えまで防げるわけではない。
落水を避ける出艇条件、ライフジャケット、再上艇の技術、早く岸へ戻る判断まで含めて考えている。
チェック④ 足元|脱げないことと冷えが続かないこと

- 出艇と帰岸時に脱げない
- 足首まで固定できる
- 濡れた後も足先の冷えが続かない
- SUP上で踏ん張れる
冬の釣行で、出艇時にマリンシューズが脱げてロストした。
片足のマリンシューズを失い、その後は足先の冷えが続いた。
夏なら釣りを続けられる失敗でも、冬はそのまま釣りを続けるか、岸へ戻るかを判断する状態になる。
その反省から、冬用は足首まで固定できるサーフブーツへ替えることにした。
チェック⑤ 手元|濡れた状態でもパドルと釣具を操作できるか

- 濡れても手が冷え切らない
- パドルを握れる
- リールを巻ける
- 仕掛けを交換できる
冬は手が冷えると、ラインを結ぶ、フックを外す、ドラグを触るといった動作が遅くなる。
釣りだけではなく、帰還時にパドルを握り続けられることも必要になる。
厚い手袋で暖かくても、リールやパドルを扱えなければSUPでは使えない。
自分は、濡れた後も手が冷え切らず、指を曲げてリールを操作できる厚さで選んでいる。
チェック⑥ 予備の防寒着と着替えを防水袋へ入れる
- 乾いた上着
- 乾いたインナーと靴下
- タオル
- 濡れた装備を入れる袋
着ている服が濡れた時、同じ服のまま片付けと帰宅まで進めるのはきつい。
予備の防寒着と着替えは、濡れた装備と分けて防水袋へ入れておく。
海上へ持ち出す分と車に残す分は、釣行距離と戻り方で変わる。
チェック⑦ 帰岸後すぐに片付けて車へ乗れるか
冷え切る前に片付けを終える

- 濡れた装備をまとめて入れられる
- 寒い場所で立ち止まる時間を減らせる
- 帰宅後すぐに装備を広げて乾かせる
冬SUPは、釣りを終えた後の片付けで体が冷える。
濡れた装備を一つずつ整理している間も、風を受け続ける。
帰岸後は、濡れた装備をまとめ、体が冷え切る前に片付けを終える。
防水シートを付けた車へそのまま乗る

- 濡れたまま座れる
- 車のシートを濡らさずに済む
- 寒い場所で着替える時間を短くできる
自分は濡れた装備をまとめて車へ積み、防水シートを付けた座席にそのまま座れるようにしている。
冬は着替えと積み込みに時間をかけるほど、帰りの体が冷える。
まとめ|冬SUPは落水・帰還・撤収まで考えて装備を組む

服装の記事では、実際に落水しない条件で使ったレイヤリングを記録している。
ただし、冬SUP全体の装備は、落水した場合の再上艇と帰還まで考えている。
冬SUPの装備は、夏の服を厚くするだけでは足りなかった。
落水を避ける条件で出る。それでも、落水した場合に再上艇し、岸へ戻るところまで考えて装備を組む。
海上ではウェアの中に海水が入らないようにし、風を遮り、手足を動かせる状態を残す。
帰岸後は、濡れた装備をまとめ、体が冷える前に車へ乗る。
服装だけではなく、ライフジャケット、リーシュ、通信手段、予備の着替え、撤収方法まで決めて、冬SUPの準備になる。
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素人だけど、検証して道具は選ぶ。
