フロロカーボンラインとは?釣りで使うフロロの特徴

フロロカーボンラインとは、フッ素系樹脂の一種であるPVDFを使った釣り糸だ。

一般的には1本構造のモノフィラメントで、水に沈みやすく、ナイロンより硬さと張りがある。海釣りでは特に、ハリスやショックリーダーとしてよく使われている。

ただし、フロロ=リーダーという意味ではない。フロロカーボンは糸の種類で、ハリスやリーダーは仕掛けのどこで使うかを表す名前だ。

目次

フロロカーボンとハリス・リーダーは別の意味

釣り糸では、素材の名前と使う場所の名前が一緒に出てくる。

フロロカーボン、ナイロン、PEは糸の種類。一方で、道糸、ハリス、ショックリーダーは仕掛けの中での役割になる。

フロロを針側に使えばハリスになり、PEラインの先につなげればショックリーダーになる。リールへ巻けば、フロロカーボンを道糸として使うこともできる。

僕はPEラインの先にフロロを使うことが多い

僕が海釣りでフロロカーボンを使う場面は、主にPEラインの先端側だ。

サーフではPEラインの先にフロロカーボンのリーダーを結んでいる。キス釣りではフロロ3号〜4号をリーダーとして使ってきた。

SUP釣りではPE1.0号+リーダー4号をよく使い、磯場や海底にゴミが多そうな場所ではPE1.5号+リーダー5号まで上げている。

釣り方や場所によって太さは変わるが、どれも「道糸はPE、擦れやすい先端側はフロロ」という構成だ。

フロロカーボンが先端側で使われる理由

岩や海底に触れやすい場所へ入れやすい

フロロカーボンはナイロンより表面が硬く、傷が入りにくい性質を持っている。

針やルアーに近い部分は、魚の口だけでなく岩、根、海底の障害物にも直接触れやすい。僕がサーフやSUPでPEの先にフロロを入れているのも、この先端側で使う構成だ。

水に沈みやすい

フロロカーボンの比重は約1.78。ナイロンの約1.14、一般的なPEの約0.97と比べても重い。

そのため、水中へ入れた時の沈み方はPEやナイロンと同じではない。

水をほとんど吸わない

フロロカーボンは吸水性がほとんどない。

水を吸う性質があるナイロンとは、この点でも違う。同じモノフィラメントでも素材によって性質はかなり変わる。

ナイロンより硬さと張りがある

フロロを手に取ると、ナイロンより少しパリッとした硬さがある。号数を上げて太くすると、この張りも分かりやすくなる。

この硬さは先端側で使う時には特徴になる一方、長くリールへ巻く時には扱いにくさにもつながる。

フロロを道糸として長く巻くと扱い方が変わる

フロロカーボンはハリスやリーダー専用ではなく、リールへ巻いて道糸として使う釣りもある(ナイロンと混合のラインもある)

ただし、張りがある分だけスプールへ巻いた形のクセが残りやすい。特に太いフロロを長く巻くと、短いリーダーとして使う時とは感触が変わる。

同じフロロでも、数十cm〜数mを先端側へ使う場合と、道糸として大量に巻く場合を同じ扱いにはできない。

ハリスにもフロロカーボンが使われる

餌釣りでは、針につながるハリスにもフロロカーボンが使われている。

針の近くは魚の口や海底へ触れやすいため、フロロの硬さや傷の入りにくさを使える場所でもある。

この場合は「フロロカーボンという種類の糸を、ハリスとして使っている」ということになる。

ハリスが仕掛けのどこにある糸なのかはこちら👇

フロロカーボンとナイロンの違い

フロロとナイロンは、どちらも一般的には1本構造のラインとして使われている。

違いが分かりやすいのは、硬さ、沈み方、吸水性だ。

フロロはナイロンより硬くて張りがあり、比重も大きい。水をほとんど吸わない。一方のナイロンは柔らかく、フロロより伸びが大きい。

同じ1本構造でも、実際に触った時の感触や水中での動きは同じではない。

フロロとナイロンを海釣りでどう使い分けるかはこちら👇

フロロカーボンとPEラインの違い

フロロカーボンとPEでは、そもそもラインの構造から違う。

一般的なフロロは1本構造。PEラインは細い繊維を複数束ねて作られている。

PEは伸びが非常に少なく、同程度の強度ならフロロより細いラインを使える。フロロはそれより太くなるが、先端部分で岩や障害物へ触れる場所にも使われている。

海のルアー釣りで道糸にPE、先端のリーダーにフロロという組み合わせをよく見るのは、それぞれを別の場所で使えるからだ。

PEラインそのものの特徴はこちら👇

フロロカーボンの号数は太さを見る数字

フロロカーボンにも1号、2号、3号、4号、5号といった号数がある。基本的には数字が大きくなるほどラインも太くなる。

太くなるほど強度も上がるが、フロロの場合は硬さと張りも強く感じやすくなる。

実際に使う号数は狙う魚だけで決まるものではない。道糸とのバランスや、岩・海底へ触れやすい場所なのかといった条件でも変わる。

「フロロ3号」と「フロロリーダー」は何を表している?

釣具店で「フロロ5号」と書かれていれば、フロロカーボンという素材と5号という太さが分かる。

「フロロリーダー」なら、フロロカーボンをリーダー用途で使う製品だと読める。「フロロハリス」も同じで、素材と使う場所を組み合わせた名前だ。

パッケージを見る時も、何の素材か、何号か、どこへ使う想定なのかを分けて見ると中身が分かる。

素人だけど、検証して最適は選ぶ。

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