投げ釣りのハリスは何号?キス・イシモチ・カレイ別の太さと選び方

投げ釣りのハリスは、キスなら0.8〜1.5号前後、イシモチなら2〜5号前後、カレイなら3〜5号前後が市販仕掛けの目安になる。

ただし、同じ魚を狙う仕掛けでも太さは一定ではない。例えばキス用の短い2本針仕掛けには、2号のハリスを使った製品もある。

ハリスは針につながる糸だ。魚の大きさだけでなく、針の号数や仕掛けの構造、糸の硬さによっても選び方が変わる。

目次

投げ釣りのハリスは魚種によって何号を使う?

対象魚ハリスの目安
キス0.8〜1.5号前後(2号の製品もある)
イシモチ2〜5号前後
カレイ3〜5号前後

これはメーカーが販売している仕掛けの設定を参考にした数字で、すべての釣り場や魚のサイズに共通する規格ではない。

キス釣りは0.8〜1.5号前後が中心

キス用の投げ釣り仕掛けには、比較的細いハリスが使われている。

ハヤブサの「投げキス天秤式 競技用キス3本鈎」では、針6号にハリス0.8号、針7〜8号に1号、針9号に1.5号が組み合わされている。

一方、同じハヤブサでも「投キス天秤式 早掛キス 超ショート55cm」では、7〜8号針にハリス1.5号、9〜10号針に2号が使われている。

つまり、キス用だから必ず細いハリスというわけではない。針のサイズや仕掛けの設計によって、同じ魚種でも太さが変わっている。

イシモチは2〜5号前後

イシモチ用の投げ釣り仕掛けでは、キス用より太めのハリスを使った製品が多い。

オーナーばりの「胴突イシモチ・カレイ」は、針10号にハリス2号、針14号に4号、針15号に5号という設定になっている。

ハヤブサの「イシモチ・アイナメ五目 MIX留」でも、ハリス3〜5号が使われている。

イシモチ向けには、天秤を使うタイプや胴突タイプなど複数の仕掛けがある。枝スの長さや幹糸との組み合わせも違うため、ハリスの号数だけを取り出して比較するより、仕掛け全体の構成を見る方がよい。

カレイは3〜5号前後

カレイ用の投げ釣り仕掛けにも、複数のハリス号数が設定されている。

がまかつの「投カレイ段差誘惑3本仕掛」では、針11〜12号にハリス3号、針13号に4号、針14号に5号が組み合わされている。

カレイ釣りでは虫餌を多めに付けることもあり、大きめの針を使う仕掛けもある。

ただし、針の大きさとハリスの太さは必ずしも同じ割合で変わるわけではない。メーカーによって組み合わせが異なるため、使用する仕掛けの表示を確認することになる。

ハリスを細くする・太くすることで何が変わる?

同じ素材・同じ製品のハリスなら、号数を下げると糸が細くなり、一般的には引っ張りに対する強度も下がる。

細いハリスは糸の抵抗や張りを小さくしやすく、小さな針や軽い餌との組み合わせに向いている。

一方で、魚が掛かった時や根に擦れた時、傷が入った部分へ負荷が集中した時には切れる可能性がある。

太いハリスは強度を確保しやすいが、糸の張りが強くなり、餌や仕掛けの動きにも影響する。

ただし、細いハリスに替えれば必ず魚の食いがよくなるわけではない。太いハリスでも問題なく釣れる状況はある。

針の大きさや餌の付け方も含めて、仕掛け全体で無理のない太さを選ぶことになる。

ハリスが絡む時は太さだけを変えても解決しない

投げ釣りでは、キャスト中に針や餌が回転し、着水後にハリスが幹糸へ絡んでいることがある。

ハリスを太くして糸に張りを持たせると、枝スが幹糸へ巻き付きにくくなる場合はある。

しかし、枝スが長すぎたり、針同士の間隔が狭かったりすれば、太さを変えても絡みは残る。

また、ハリスは素材によっても硬さが違う。

例えばハヤブサのキス用仕掛けには、硬質エステルハリスを採用した製品がある。エステルの張りを利用して、細い糸でも絡みにくくする設計だ。

仕掛けが絡む場合は、ハリスの号数だけでなく、枝スの長さや幹糸との間隔、糸の素材まで見る必要がある。

投げ釣りのハリスはナイロンとフロロどっち?

投げ釣りのハリスにはナイロンもフロロカーボンも使える。キス用の仕掛けにはエステルも採用されている。

ナイロンは一般的にしなやかで伸びがあり、フロロカーボンは初期伸度が小さく、擦れへの強さを重視する場面でも使われる。

ただし、フロロカーボンにも柔らかい製品はあり、同じ素材でも硬さや扱いやすさは異なる。

エステルは張りがあり、伸びが少ない素材だ。キス用の硬質ハリスでは、その特性を仕掛けの絡みにくさやアタリの伝わりやすさへ利用している。

完成仕掛けを使うなら、最初から素材を変更する必要はない。針の大きさや仕掛けの長さに合わせて、メーカーが組み合わせた状態になっている。

ハリスとショックリーダーの号数は別に考える

投げ釣りで混同しやすいのが、針につながるハリスと、道糸の先に結ぶショックリーダーだ。

僕は西湘サーフでキスを狙う時、PE1号前後にフロロリーダー3〜4号を組み合わせている。

仕掛けは短めの2本針が主力だが、リーダー3〜4号という数字は針につながるハリスの太さではない。

実際に使っているキス用の2本針仕掛けについてはこちら👇

PEラインの先に付けるショックリーダーは、擦れへの備えやライン先端に掛かる負荷へ対応する役割がある。

なお、重いオモリを使って遠投する本格的な投げ釣りでは、キャスト時の大きな負荷を受けるために力糸を使う構成もある。

一方、ハリスは仕掛けの先端で針につながる糸だ。

この2つを同じものとして選んでしまうと、キス用の仕掛けに必要以上に太いハリスを使うことにもなる。

最初は市販仕掛けのハリス号数を基準にする

初めて投げ釣りをするなら、対象魚に合った完成仕掛けのパッケージが参考になる。

そこには針・ハリス・幹糸の号数が記載されている。

例えば「針7号・ハリス1号・幹糸2号」なら、針の号数が7号、針につながる糸が1号、仕掛けの中心となる糸が2号という意味だ。

その仕掛けを基準にして、針の大きさは合っているのにハリスが頻繁に切れる、枝スが絡むといった問題が出た時に、太さや素材を見直せる。

最初から何種類ものハリスを揃えるより、市販仕掛けに使われている号数を知っておく方が、次に何を変えるか判断しやすくなる。

素人だけど、検証して道具は選ぶ。

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