風向きが変わる。うねりを横から受ける。荷物を取ろうとして重心が片側へ寄る。
SUPでは、こうした小さな変化が重なると、数分前まで戻れていた距離が急に重くなる。
自分も戻る判断を遅らせ、岸へ向かう途中で風が強くなったことがある。
そこから、装備は便利さではなく、落水した後や海況が変わった後に何を残せるかで選ぶようになった。
ボードから離れない。海上で浮力を残す。岸や救助先へ連絡する。周囲の船から見つけてもらう。
釣具を除けば、自分が最初に固定したのは次の7つだった。
SUP釣りで最初に揃えた7つの道具

- インフレータブルSUP本体
- パドル
- リーシュコード
- ライフジャケット
- 防水スマホケース
- 小型クーラー
- 安全フラッグ
道具を増やせば、ボード上の置き場と固定箇所も増える。
必要なものは削らず、釣り方と関係のない荷物を持ち込まない形から始めた。
1. SUP本体|落水を減らすための土台
海は同じ状態では続かない。
凪いでいても、横からうねりを受けたり、船の引き波が重なったりすると、ボードは急に傾く。
荷物を後ろへ積みすぎても、片側に寄せても、立ち上がった時の感覚は変わる。
自分は最初の一台に、幅のあるオールラウンドタイプを選んだ。
速く進むことより、座って釣具を動かした時にボードが大きく傾かないことを優先した。
自分が使っているWOWSEA Flyfish F2には、最初から次の道具が付いていた。
- SUP本体
- パドル
- リーシュコード
- 手動空気入れポンプ
座った状態で釣具を扱える幅があり、クーラーやタックルもボード上へ固定できた。
2. パドル|落とした時にボードから離さない
海上でパドルを失えば、自力で岸へ戻る手段を失う。
手を離したパドルは、その場には止まらない。風と波でボードとは別の方向へ流れる。
自分はパドル本体の軽さより、接続部が緩まず、力を入れて漕いでもシャフトがねじれないことを見ている。
- 接続部を固定してもブレない
- パドルリーシュを取り付けられる
- 体や釣具へ絡まない位置に固定できる
パドルリーシュは、落としたパドルをボードから離さないために付けている。
長すぎるコードは足やラインへ絡むので、固定位置と長さも出艇前に確認する。
3. リーシュコード|落水してもボードを失わないための命綱

SUP釣りで怖いのは、落水した後にボードから離れることだ。
人が海へ落ちても、空になったボードは高い浮力を残している。
リーシュがなければ、海に落ちた人だけがその場へ残り、ボードは風下へ流れていく。
岸から近く見える場所でも、泳ぎながらボードへ追いつくのは別の話になる。
自分は出艇前にリーシュを体とボードへつなぎ、岸へ戻るまで外さない。
落水してもボードを失わないことが、再上艇と帰還を始める条件になる。
ボード用とは別に、パドルをボードへつなぐパドルリーシュも使っている。
4. ライフジャケット|再上艇まで体力を残す

落水すると、波を受けながらボードを引き寄せ、体を持ち上げて再上艇する。
自分も再上艇では、ボードの側面中央へ回り、バタ足を使って腹から乗り直している。
風やうねりがある中で何度も失敗すれば、その分だけ腕と脚の力を失う。
ライフジャケットの浮力があれば、呼吸を保ったままボードを引き寄せ、再上艇へ体力を使える。
自分は浮力だけでなく、体に合うサイズと、落水しても抜けない固定方法を見ている。
ファスナーを閉め、ベルトを締めても体との間に大きな隙間が残るものは使わない。
5. 防水スマホケース|海上から連絡する手段を残す

風向きが変わった時、現在地と岸までの距離を確認する。
怪我や転覆で自力帰還が難しくなった時は、海上から連絡する。
スマホは、何か起きた後だけに使う道具ではない。
出艇中も、風、天気、現在地、帰る方向を確認するために使う。
自分はスマホと車の鍵を防水ケースへまとめ、首から下げて体から離さない。
ケースだけが防水でも、ボードの上へ置いて流されれば通信手段は残らない。
6. 小型クーラー|積載量と重心を増やしすぎない

大きいクーラーを後方へ積むと、後ろ側が沈み、振り返って物を取る時にも重心が動く。
自分は短時間のSUP釣行では、9〜12L前後の小型クーラーをボード後方へ固定している。
座ったまま開けられ、釣行中に動かず、持ち帰る魚が入る大きさで決めている。
7. 安全フラッグ|海面に近いSUPを見つけてもらう

SUPは海面に近い。
船から見ると、波の間へ人とボードが隠れる。
朝マズメや逆光では、黒いシルエットが海面と重なり、さらに見つけにくくなる。
自分は赤いフラッグを高い位置へ出し、周囲の船や他のSUPから見つけてもらうために使っている。
フラッグを立てれば事故が消えるわけではない。
それでも、自分の存在を海面より高い位置へ出せる。
船が近づいてから気づく状態と、離れた位置から見つけてもらえる状態では、避けるために残る距離が違う。
必要な装備を残し、ボード上の荷物を減らす
SUP釣りでは、荷物を減らせば安全になるわけではない。必要な装備を残し、使わない荷物を減らす
減らすのは、使う予定のないタックル、余分なルアー、大きすぎる収納、ボードへ固定できない道具だ。
リーシュはボードを残す。ライフジャケットは再上艇まで体力を残す。防水ケースは連絡手段を残し、フラッグは周囲から見つけてもらうために立てる。
自分は、岸へ帰るために使う装備を残してから、ボード上の荷物を減らしている。
SUP釣りに必要なアイテムまとめはこちら👇

素人だけど、検証して最適は選ぶ。
