釣り禁止場所はどう見分ける?海釣り初心者が最初に分からなかったルール

海釣りを始めた頃は、釣り禁止の看板がなければ釣れる場所だと思っていた。

でも、東京や神奈川で釣り場を探すようになると、そんなに単純ではなかった。

釣りはできる。でもルアーを思い切り投げてはダメな場所がある。

サビキはできるけど、撒き餌は禁止されている場所もある。

同じ横浜でも、ルアー釣り含めた投げ釣りが許される施設がある一方、別の場所ではアンダースローやちょい投げを含めて「仕掛けを投げる行為」そのものが禁止されている。

タコ釣りになると、今度は釣り場の看板だけでは足りず、漁業権まで調べる必要がある。

東京・神奈川で釣りをしてきて、自分が一番ややこしいと感じたのはここだった。

※この記事では、2026年8月に公式情報を確認した時点のルールを具体例として書いています。釣り場の利用区域、投げ釣り、ルアー、コマセ、立入時間などのルールは変更されることがあります。新しく釣りへ行く時は、この記事だけで判断せず、自治体・港湾管理者・施設・県など、その場所を管理している公式情報を改めて確認してください。現地の看板や案内が更新されている場合は、そちらを優先してください。

目次

東京では「釣りOK」を見つけても、ルアーを普通に投げられないことがある

東京で海釣りをしようとすると、自分はまずここで引っかかった。

釣りができる公園はある。

でも、そこからルアーを投げられる場所まで絞ると、一気に選択肢が減る。

たとえば若洲海浜公園は海釣り施設まであるが、2026年8月に公式ルールを確認すると、振りかぶったり横から投げたりする投げ釣りは禁止。同じ投げ方をするルアー釣りも禁止され、撒き餌も使えない。

お台場海浜公園も似ていて、釣り可能エリアはあるが、振りかぶる投げ釣りと同様のルアー釣りは禁止。撒き餌も禁止されている。

最初は「釣りができる場所」を探していた。

ルアーをやるようになると、それでは足りなくなった。

自分がやりたいのは、竿を出せるかではなく、ルアーを投げて探れる釣りだったからだ。

東京湾岸では、釣りOKの表示を見つけた後に、さらに投げ方とルアーのルールまで見るようになった。

川崎まで来ても、港のどこでも釣れるわけではない

東京から神奈川へ入れば、急に自由になるわけでもない。

川崎港は分かりやすい例で、川崎市は東扇島西公園以外の港内での釣りを禁止している。

海沿いに岸壁が見えるからといって、そのまま釣り場になるわけではない。

逆に東扇島西公園まで行けば、釣り施設として使える場所がある。

東京・川崎あたりを探していると、「海がある場所を探す」より「釣りが認められている場所を探す」感覚の方が近くなった。

同じ横浜でも、混雑で変わるルールと最初から禁止されているルールがある

横浜で釣り場を探していてややこしかったのは、同じ「投げ方の制限」でも中身が同じではなかったことだ。

本牧や大黒の海づり施設では、ルアーそのものが常に禁止されているわけではない。

人が増えて施設が混雑すると「釣り方制限」が入り、ルアー、エギ、テンヤ、投げサビキなどはアンダースローで投入する形に変わる。

本牧海づり施設では、入場者が定員の7割を超えると釣り方制限になることが公式に案内されている。

つまり、同じ施設でも空いている時と混んでいる時で、できる投げ方が変わる。

ルアーをやるつもりで行くなら、「この施設はルアーOKか」だけではなく、その日に釣り方制限が出ていないかまで見ないと分からない。

ところが、同じ横浜でも金沢水際線緑地は仕組みが違う。

ここでは混雑した時だけ投げ方を制限するのではなく、施設のルールとして投げ釣り自体が禁止されている。

しかも横浜市がいう「投げ釣り」は、遠くへ飛ばす投げ釣りだけではない。

竿を振ったり、仕掛けを投げたりする行為そのものを指していて、アンダースローやちょい投げも含まれる。

本牧や大黒で「混んだらアンダースローにすればいい」と覚えて、その感覚のまま金沢水際線緑地へ行くと通用しない。

同じ横浜の海沿いでも、片方は混雑によって釣り方が変わり、片方は最初から仕掛けを投げること自体ができない。

こういう違いがあるので、自分は「横浜ではこの釣り方で大丈夫」と地域単位では覚えなくなった。

新しい場所へ行く時は、その釣り場の今のルールと、その日の釣り方制限まで確認する。

タコはもっとややこしい。本牧では釣れても、少し南へ行くと漁業権が入る

狙う魚によっては、釣り場のルールだけ見ても足りない。

自分が分かりにくいと感じた代表がタコ釣りだった。

本牧海づり施設ではタコを狙える。実際にタコの釣果も出ている。

ところが、同じ横浜だからといって、そのまま南へ移動してどこでもタコを狙えるわけではない。

神奈川県が公表している共同漁業権を見ると、横浜側では金沢区の鳥浜町から野島町までの地先に「共第1号」が設定されていて、その対象にはタコが入っている。

本牧海づり施設は中区本牧ふ頭なので、この区域より北側にある。

横浜の海を地図だけで見ていると全部つながっているが、タコを釣っていいかという話になると、途中から漁業権の区域が入ってくる。

自分が「神奈川ではタコを釣ってはいけない」と一言で覚えなかったのはこのためだ。

本牧のようにタコを狙える場所もある。一方で、共同漁業権の中へ入ればタコが対象になっている区域がある。

しかも境目は市境ではない。同じ横浜市内で変わる。

こうなると、「この堤防は釣りOKか」だけ調べても分からない。

タコを狙う時は、神奈川県のe-かなマップで共同漁業権の区域を見て、その区域でタコが漁業権の対象になっているかまで確認する。

堤防でアジやキスを釣っていいことと、同じ場所でタコや貝を採っていいことは別になるのだ。

※漁業権の区域や対象魚種、釣り場側のルールは変更される可能性があります。タコなどを狙う時は、釣行前に神奈川県の最新の漁業権情報と、その釣り場の公式ルールを確認してください。

ルールは本当に変わる。小田原では最近、投げ釣り禁止区域が増えた

古い釣り場情報だけを信用しなくなった理由もある。

実際にルールは変わる。

小田原漁港では、2025年12月に投げ釣りの仕掛けによって航行中の漁船に物損事故が起きた。

その後、神奈川県は漁業活動への支障を防ぐため、漁港内の一部に投げ釣り禁止場所を新しく設定している。

県の2026年6月更新情報では、その禁止区域を図で案内し、投げ釣り以外は従来どおり可能としている。

数年前の記事を読めば、その禁止区域ができる前の小田原しか出てこない。

昔そこから投げている写真があることも、今そこから投げていい根拠にはならない。

新しい釣り場へ行く時に公式情報を見るのは、このためでもある。

神奈川西部まで行くと投げる釣りはしやすくなった。ただし港は別に見る

東京湾側でこうした制限に当たりながら釣り場を探していると、自分は思い切り投げる釣りをする時に神奈川西部まで行くことが増えた。

西湘の開けたサーフまで出れば、周囲との距離を取ってルアーを投げたり、キスの仕掛けを投げたりできる場所がある。

東京湾側の公園で「ここは投げられるか」を先に調べていた時とは、釣り場の使い方が変わった。

自分が神奈川西部で感じている釣りのしやすさは、この部分が大きい。

ただ、西へ行けばルールが緩い、とまでは考えていない。

港に入ればまた別だ。

大磯港には釣りが認められた区域がある一方、漁業区域では釣りが禁止されている。公開されている釣り場利用ルールには投げ釣りやルアーへの制限もある。

小田原漁港も、今書いたように最近投げ釣り禁止区域が新設された。

西湘で自由度を感じるのは、「神奈川西部だから何でもできる」というより、港湾施設から離れて開けたサーフを選べることが大きかった。

新しい場所では「釣り禁止」で検索するだけでは足りなくなった

最初は釣り場名を検索して、釣り禁止と書いていなければ行けると思っていた。

今はもう少し細かく見る。

まず自治体や港湾管理者、海釣り施設の公式ページを探す。

そこで立入区域だけではなく、自分がやる釣りまで見る。

ルアーならキャスト方法。サビキならコマセ。ちょい投げなら「投げ釣り」の定義。

タコや貝類まで狙うなら、そこからさらに県の水産情報と漁業権を確認する。

GoogleマップやSNS、個人ブログは、釣り場を見つける時には使う。

ただ、最後の確認には使わない。

小田原のように途中でルールが変われば、昔の記事ほど普通に間違った入口になる。

公式ページを見てから行き、現地に着いたら看板をもう一度見る。

今は「禁止されていない場所」より、やりたい釣りができる場所を探している

東京・神奈川で釣りをしていると、釣り禁止かどうかだけでは釣り場を決められない。

若洲では釣れても、ルアーを普通に振って投げる釣りには制限がある。

川崎港では、釣りができる場所そのものが限られている。

横浜では、大黒と金沢水際線緑地で仕掛けを投げるルールが違う。

タコなら、その釣り場からさらに海の中の漁業権まで見る。

ここまで違うと、全国共通の「釣り禁止場所の見分け方」だけ覚えてもあまり役に立たなかった。

自分は今、サビキならコマセを使える場所、ルアーなら投げられる場所、投げ釣りなら十分に仕掛けを出せる場所を先に探している。

思い切り投げたいなら、西湘のサーフまで行くこともある。

その上で、新しい場所なら今の公式ルールを確認する。

禁止場所を避けるというより、自分がやりたい釣りをしていいと確認できた場所へ行く。

東京・神奈川では、なかなか窮屈だが、海釣りをするなら常にこれらのルールと付き合っていく必要がある。

釣り場の選び方まとめはこちら👇

素人だけど、検証して道具は選ぶ。

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