短時間の釣りをして、そのまま1泊キャンプへ向かう。
この使い方を続けると、クーラーボックスは1台を大きくするより、使う場所ごとに容量を分けた方が動きやすい。
釣り場で必要なのは、その場で飲むものと、釣った魚を入れられる程度の容量だ。
一方で1泊キャンプになると、食材、飲み物、翌朝分まで入る容量が必要になる。
全部を1台へまとめれば容量は確保できるが、その大きなクーラーを釣り場まで持っていくことになる。
自分の使い方では、釣り場へ持つ8〜12L前後の小型クーラーと、車・キャンプ側へ残す20〜50L前後の保冷設備に分けるのが基本になった。
あとは人数、季節、電源を使えるかで、車側の容量と保冷方法を変えている。
短時間の釣り側は8〜12L前後まで小さくする
釣り場へ持っていくクーラーには、キャンプで必要な容量までは背負わせない。
短時間の釣りなら、その場で飲むもの、保冷剤、持ち帰る魚が入れば役割は果たせる。
自分の釣りでは、8〜12L前後がこの役割に収まりやすい。
アジ、サバ、カマス、小型の根魚などなら10L前後でもかなり対応できる。
SUP釣りでも10L程度ならデッキを大きく使わずに積める。
堤防釣りでも30L、40Lのクーラーを持って歩くより負担はかなり小さい。
キャンプ用の飲み物や食材を車側へ残せるなら、釣り場側のクーラーを大きくする必要はない。
自分の手持ちでは、CHUMS Camper Cooler 9LやDAIWA クールラインα III VS1000X 10Lがこの位置に入る。

ただし、同じ10L前後でも必要な保冷力は季節で変わる。
冬から初春ならCHUMS 9Lで日帰りが成立することが多い。
真夏になると約6時間で氷がほぼ溶けたことがあり、そこで5面真空断熱パネルを使ったVS1000Xへ替えた。

季節が上がっても、釣り側の容量は増やさず、同じ10L前後のまま断熱性能を上げる。この方が自分には合っている。
1泊キャンプ側は20〜50L前後を人数で確保する

キャンプ側は逆に、持って歩くことより必要な容量を先に見る。
1泊なら夕食だけではなく、飲み物、翌朝の食材、調味料なども入る。
自分なら、1〜2人なら20〜30L前後、ファミリーなら30〜50L前後をキャンプ側の基準にする。
これなら、釣り側の小型クーラーへキャンプ用品を押し込まずに済む。
自分の家族キャンプでは54Lの大型クーラーを使っている。
寒い時期なら1泊2日の食材と飲み物を入れて保冷も成立している。
ただし、同じ54Lの製品をそのまま選ぶ必要はない。
ファミリーの1泊なら、30〜50L前後をキャンプ側へ残し、その容量を釣り場まで持っていかない。
10L+30〜50Lに分けると、大型クーラーを釣り場へ持たなくて済む

ファミリーの1泊キャンプまで考えると、全体ではかなりの容量が必要になる。
だからといって、40Lや50Lのクーラー1台へ全部まとめると、短時間の釣りにもその大きさを持ち出すことになる。
自分ならここを分ける。
- 釣り場側:8〜12L前後
- 車・キャンプ側:30〜50L前後
釣り中に必要なものだけ小型クーラーへ入れ、キャンプ用の食材、予備の飲み物、予備の氷は車側へ残す。
容量を減らしたのではない。置き場所を分けただけだ。
これなら短時間の釣りでは10L前後だけ持って動き、釣りが終われば車へ戻ってキャンプ用の大きな容量を使える。
釣りとキャンプを続けてやる時、自分にはこの分け方が一番効いた。
真夏は車側に10L前後の高保冷クーラーを置くとさらに分けやすい

春や秋なら、釣り用小型クーラーとキャンプ用クーラーの2つでかなり回せる。
真夏になると、もう一つ役割を分ける必要が出てくる。
予備の氷、冷たい飲み物、保冷剤を車側へ残しておく高保冷クーラーだ。
容量は10L前後でもいい。
ここへキャンプの食材全部を入れるわけではない。冷たさを長く保ちたいものだけを集める。
自分の手持ちでは、この役割を9.5LのPeacock クーラーバケット IGN-100が担当している。
現地気温25〜34℃の晴れた日に、真夏の車内へ約16時間置いた時でも、コンビニ氷は最後に見た時点で半分以上、見た目では約7割残っていた。
途中で釣った魚も追加したが、帰宅時までよく冷えていた。
一方で本体は約4.7kgあり、氷まで入れて釣り場を長く歩くには重い。
だから自分はこれを釣り場へ持たず、車へ置く。
10L前後で保冷力の高いクーラーなら、車に置いておく保冷のベースとして同じ役割を果たせる。
電源が使えるなら車側を20L前後のポータブル冷蔵庫へ替えられる

車とポータブル電源を使えるなら、車側の役割はさらに変えられる。
高保冷クーラーは、入れた氷や保冷剤の冷たさを長く残す。
ポータブル冷蔵庫は、電源がある間は庫内そのものを冷やし続ける。
自分の手持ちでは、20LのICECO APL20をこの位置で使っている。
真夏の磯釣りでは、APL20を車へ残し、現場へはAPL20で冷やしておいた保冷剤と軽いクーラーだけを持っていった。
車へ戻れば、冷えた飲み物や食べ物が残っている。
魚が釣れた日は、現場用クーラーからAPL20へ移して帰宅まで冷やし続けられる。
氷や保冷剤が庫内を大きく占有しないため、20Lの容量を飲み物や食材へ使えるのも大きい。
1〜2人で食材量が多くなければ、8〜12Lの現場用クーラーと20L前後のポータブル冷蔵庫だけで構成を絞れる。
ファミリーで20Lでは足りないなら、キャンプ用の30〜50Lクーラーを残したまま、冷蔵庫20Lを追加する。
ここでも冷蔵庫だけに頼らず、容量が必要なものと温度を保ちたいものを分けて持つ。
真夏に実際に車載した時の運用例はこちら👇

高保冷クーラーとポータブル冷蔵庫は同じ役割ではない
車側へ置くという点では、高保冷クーラーとポータブル冷蔵庫は似ている。
ただ、使う条件は明確に違う。
| 車側の保冷方法 | 容量の目安 | 役割 | 向く条件 |
|---|---|---|---|
| 高保冷クーラー | 10L前後〜 | 氷・保冷剤の冷たさを長く残す | 電源を使わず車側へ保冷拠点を作る |
| ポータブル冷蔵庫 | 20L前後〜 | 庫内を冷やし続ける | 車とポータブル電源を使える |
高保冷クーラーなら、電源を気にせずそのまま使える。
ポータブル冷蔵庫なら電源管理は必要になるが、氷の残量ではなく庫内温度を維持する方向へ変えられる。
自分の手持ちはPeacockとAPL20だが、この2製品を指定しているわけではない。
電源なしで保冷するか、電源を使って冷やし続けるか。ここを先に決めれば、同じような容量と性能を持つ製品に置き換えられる。
短時間釣り+1泊キャンプなら、この容量構成から組み始める
自分ならまず、次の容量から組み立てる。
| 条件 | 釣り場側 | 車・キャンプ側 |
|---|---|---|
| 1〜2人・春秋 | 8〜12L前後 | 20〜30L前後 |
| ファミリー・春秋 | 8〜12L前後 | 30〜50L前後 |
| 1〜2人・真夏 | 高断熱8〜12L前後 | 高保冷20〜30L前後、または20L前後のポータブル冷蔵庫 |
| ファミリー・真夏 | 高断熱8〜12L前後 | 30〜50L前後+必要なら高保冷サブまたはポータブル冷蔵庫 |
この中で一番固定したいのは、釣り場側を大きくしすぎないことだ。
1泊キャンプに必要な容量が増えても、その容量まで釣り場へ持っていく必要はない。
季節が暑くなれば釣り側の断熱性能を上げる。
人数が増えればキャンプ側の容量を増やす。
電源が使えるなら車側の一部を冷蔵庫へ替える。
役割を先に決めておけば、製品が変わっても構成そのものは変わらない。
自分の手持ちを当てはめるとこうなる
自分が実際に持っているクーラーを、この構成へ当てはめるとこうなる。
| 役割 | 必要な条件 | 自分の手持ち |
|---|---|---|
| 寒い時期の現場用 | 10L前後・軽量 | CHUMS Camper Cooler 9L |
| 真夏の現場用 | 10L前後・高断熱・持ち運べる重量 | DAIWA VS1000X 10L |
| 車側の高保冷ベース | 10L前後・高保冷・重量は優先しない | Peacock IGN-100 9.5L |
| 車側の能動冷却 | 20L前後・電源式 | ICECO APL20 |
| ファミリーキャンプ側 | 30〜50L級の大容量 | CHUMS 54L |
この5製品をそのまま揃える必要はない。
例えば10L前後で軽いクーラーなら寒い時期の現場側を担当できるし、同容量で高断熱なら真夏の現場側へ置ける。
車側も、電源を使わないなら高保冷クーラー、電源を使えるなら20L前後のポータブル冷蔵庫へ置き換えられる。
台数より、容量をどこに置くかで決まる
自分のような短時間釣りなら、キャンプ用の30〜50Lまで釣り場へ持っていく必要はない。
逆に1泊キャンプまで10Lだけで済ませるのも、自分の使い方では容量が足りない。
だから、釣りとキャンプを一日で続ける時は1台へ全部まとめない。
釣り場へ持つ8〜12L前後と、車・キャンプ側へ置く20〜50L前後を分ける。
真夏なら現場側の断熱性能を上げ、必要なら車側へ高保冷クーラーを追加する。
電源が使えるなら、その役割を20L前後のポータブル冷蔵庫へ替える。
人数が増えればキャンプ側だけ30〜50Lへ広げればいい。
自分の場合、クーラーを選ぶより先に役割と容量を分けるようになってから、釣り場で余計な重量を持たず、キャンプ側の容量も削らずに済むようになった。
クーラーボックスのおすすめまとめはこちら👇

素人だけど、検証して道具は選ぶ。
