ナイロンラインが最初から巻かれたリールでも、堤防の足元サビキは始められる。
新品の糸付きリールを買ったからといって、最初からラインをすべて巻き替える必要はない。
足元サビキでは仕掛けを真下へ落とす。遠くへ投げるほどのライン量は使わず、ナイロンラインからサビキ仕掛けへ直接つなげられる。
使う前に確認したいのは、ラインの号数、残っている量、傷、巻き癖だ。
自分も最初からリールやラインをすべて買い替えたわけではない。手持ちやセット品を使い、糸絡みやほかの釣りとの兼用で不足が出てから交換してきた。
この記事では、ナイロン付きリールをそのまま使える場面と、釣行前に巻き替えたい状態を整理する。
ナイロン付きリールでも足元サビキはできる
堤防の足元へ仕掛けを落とすサビキなら、ナイロン付きリールでも対応できる。
足元サビキでは、竿先の下へ仕掛けを落とす。投げサビキのように、沖へ何十mもラインを出す釣りではない。
ナイロンラインは、スナップやサルカンへ直接結べる。PEラインのように、先端へ別のラインを結んでから仕掛けを付ける作業も増えない。
新品の糸付きリールで、ラインに目立つ傷や強い巻き癖がなければ、そのまま最初の釣行へ持っていける。
足元サビキでは、ラインの価格よりも、魚がいる深さへ仕掛けを入れ、コマセと針の位置を合わせる方が釣果へつながる。
そのまま使えるナイロンラインの状態
ナイロン付きリールを使う前に、ラインを数mほど引き出して状態を確認する。
表面に目立つ傷がない
ラインを指で軽く挟み、先端から数mをゆっくり引き出す。
表面が滑らかで、深い傷やつぶれた場所がなければ、そのまま使いやすい。
先端だけに傷がある場合は、その部分を切ってからスナップやサルカンを結び直す。
広い範囲にざらつきや傷が続いている場合は、ライン全体を交換する。
スプールから何周も飛び出さない
ベールを開き、ラインを少し出して巻き癖を見る。
ナイロンラインには、スプールへ巻かれていた形が多少残る。軽い輪ができる程度なら、足元サビキではそのまま使えることが多い。
ベールを開いた瞬間に何周もラインが飛び出す、大きな輪のまま竿先へ絡む場合は、巻き癖が強くなっている。
仕掛けを落とすたびに糸が絡む状態なら、釣行前に巻き替えた方が釣りを止めずに済む。
足元へ落とせる量が残っている
足元サビキでは、水深分のラインと、結び直しに使う分が残っていれば釣りはできる。
新品の糸付きリールなら、足元サビキで使う量を超えて巻かれていることが多い。
中古品や使いかけのリールでは、スプールの縁からライン表面まで大きくへこんでいないか確認する。
最初にラインの号数を確認する
糸付きリールは、製品によって巻かれているナイロンラインの号数が違う。
箱、スプール、取扱説明書、商品ページに「ナイロン○号・○m付き」と書かれていないか確認する。
足元サビキでは、付属ラインが少し太めでも魚は釣れる。
反対に、細いラインへ重いカゴやオモリを組み合わせる場合は、仕掛け全体の重さを確認したい。
号数も使用期間も分からない中古リールでは、どの重さまで使えるか判断しにくい。
見た目にも不安が残る場合は、号数が分かる新品へ交換する。
付属ナイロンラインの長さは足りる?
足元サビキでは、投げる釣りほど長いラインを必要としない。
堤防の水深より多く残っていれば、仕掛けを底まで落とせる。そこへ、根掛かりや結び直しに使う分を加えて考える。
ちょい投げや投げサビキでは、仕掛けを投げた分までラインを使う。
根掛かりで先端を切るたびにラインも減るため、投げる釣りへ使うなら足元サビキより余裕が必要になる。
そのまま使わない方がよいナイロンライン
糸付きリールでも、ラインの状態に不安があれば交換する。
傷やざらつきが広い範囲にある
ラインを指で挟んだ時に、途中で引っ掛かる、ざらつく、平らにつぶれた場所が続く場合は交換する。
サビキでは、コマセを入れたカゴとオモリを毎回吊るす。魚が掛かっていない時にも、ラインへ仕掛けの重さが掛かる。
先端付近だけなら傷んだ部分を切れる。スプールへ巻かれた広い範囲に傷がある場合は、全体を交換する。
強い巻き癖が残っている
ラインを出した時に、大きな輪のまま形が戻らない場合は巻き癖が強い。
足元へ仕掛けを落とす時に、ラインが竿先やガイドへ絡む。スプールから複数の輪が一緒に出ることもある。
サビキ仕掛けには針が複数付いている。道糸まで仕掛けへ絡むと、ほどく間に針が手元へ集まりやすい。
巻き癖で何度も釣りが止まるなら、そのラインを使い続けずに巻き替える。
号数も使用期間も分からない
中古リールや、長く保管していた手持ちのリールでは、巻かれているラインの情報が分からないことがある。
太さ、残量、使用期間が分からないと、使うカゴやオモリとの組み合わせを決めにくい。
見た目にも不安があり、情報も分からない場合は、号数が分かる新品へ交換する。
安いセット品の付属ナイロンでもサビキはできる
安い竿リールセットや糸付きリールでも、ラインの状態に問題がなければ足元サビキはできる。
釣果は、ラインの価格だけでは決まらない。
アジ、イワシ、小サバが足元へ回り、コマセと針の位置が合えば、付属ナイロンラインでも魚は掛かる。
リール側では、ラインだけでなく、ベール、ハンドル、ドラグが動くかも確認する。
- ベールを開閉できる
- ハンドルを回しても強く引っ掛からない
- ドラグを緩めるとラインが出る
- スプールへラインが大きく偏って巻かれていない
- ラインに傷や強い巻き癖がない
最初は付属ラインを使い、糸絡みや切れが続いてから交換する方法もある。
高価なラインへ巻き替えても、魚がいない時間や棚が合っていない状態は変わらない。最初は釣りを始められる状態を作る方が先になる。
自分は最初からすべて買い替えなかった
自分も海釣りを始めた時から、リールやラインを用途ごとに揃えていたわけではない。
手持ちやセット品を使い、足元サビキ、ちょい投げ、キス釣りと釣り方を広げていった。
足元へサビキ仕掛けを落とす範囲では、付属ナイロンラインでも釣りを始められた。
その後、投げる距離が伸び、使うオモリが重くなり、ルアー釣りにも使うようになると、ラインの太さや種類を選ぶ必要が出てきた。
最初から完成形を決めるより、実際に使って困った場所から交換した方が、必要な違いを判断しやすかった。
投げサビキやちょい投げにも使える?
短い距離へ軽く投げる程度なら、付属ナイロンラインでも対応できる場合がある。
投げる釣りでは、足元サビキより多くのラインを使う。仕掛けを投げた時の負荷も加わる。
付属ラインの号数と長さが分からないまま、重いオモリを繰り返し投げるのは避けたい。
ちょい投げでは根掛かりも起きる。先端を切って結び直すたびに、スプールのラインが減る。
継続して投げサビキやちょい投げをするなら、号数と巻き量が分かるラインへ交換した方が管理しやすい。
重い仕掛けを投げる場合は、ラインだけでなく、竿がその重さへ対応しているかも確認する。
ルアー釣りと兼用するならラインを選び直す
足元サビキとルアー釣りでは、ラインへ求めるものが違う。
足元サビキでは飛距離を必要とせず、ナイロンラインのままでも対応できる。
ルアー釣りでは、投げるルアーの重さ、狙う魚、必要な飛距離に合わせてラインを選ぶ。
付属ナイロンラインが太いと、軽いルアーを投げにくくなることがある。飛距離や操作を優先する釣りでは、PEラインを使う場面も増える。
サビキのために最初からPEラインへ替える必要はない。
ルアー釣りへ進むことが決まった時点で、その釣りに合う号数と種類へ交換する。
釣行前に確認する順番
ナイロン付きリールを初めて使う時は、釣り場へ着く前に状態を確認する。
- 箱や商品ページでラインの号数を見る
- スプールへ残っている量を見る
- 先端から数mを引き出す
- 指で挟み、傷やざらつきを確認する
- ベールを開き、巻き癖の強さを見る
- 傷んだ先端を切る
- スナップやサルカンを結び直す
- ベール、ハンドル、ドラグを動かす
釣り場で初めてラインを出すと、強い巻き癖や傷が見つかっても、その場で巻き替えられないことがある。
家で数m確認するだけでも、仕掛けを付けてからやり直す手間を減らせる。
最初の1回はそのまま使える場面が多い
次の条件なら、ナイロン付きリールをそのまま使って足元サビキを始められる。
- 新品の糸付きリール
- ラインの号数と長さが分かる
- 表面に目立つ傷がない
- 強い巻き癖が出ていない
- 堤防の足元へ仕掛けを落とす
- 遠投や重いオモリの投入をしない
古いライン、中古品、号数不明、傷や強い巻き癖がある場合は、釣行前に交換する。
投げサビキ、ちょい投げ、ルアー釣りまで使う場合も、付属ラインの太さと量がその釣りに合っているか確認する。
最初から交換するかどうかは、付属ラインだからではなく、状態と使い方で決める。
まとめ
ナイロンラインが最初から巻かれたリールでも、堤防の足元サビキはできる。
新品でラインの状態に問題がなく、号数と長さが分かるなら、最初の1回からすべて巻き替える必要はない。
釣行前に確認するのは、号数、残量、傷、巻き癖だ。
古いライン、状態が分からないライン、広い範囲に傷があるラインは交換する。
自分も最初からすべて買い替えず、足元サビキでは使える道具を先に使った。投げる釣りやルアー釣りへ広がり、実際に不足が出てからラインを選び直した。
足元サビキから始めるなら、付属ナイロンの状態を確認して先に使う。交換は、傷みや使い方の違いが見えた時に判断する。
素人だけど、検証して道具は選ぶ。
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