折りたたみイスは、堤防釣りに必ず必要な道具ではない。
短時間だけ釣る日や、堤防を歩きながら何度も場所を移る日は、持っていかなくても困らない。
一方で、同じ場所で長く釣る日、とくにサビキ釣りをする日は、折りたたみイスを持っていく回数が多い。
サビキ釣りは、仕掛けを入れて、魚が回ってくるのを待つ時間がある。
釣れ始めれば立って魚を外したり、コマセを入れ直したりするが、反応がない時間は座って竿先や海面を見ていられる。
自分が行く堤防でも、立ったまま竿を持ち続ける人より、イスに座って待っている人の方が多い。
長時間の堤防では、この「座って待てるかどうか」で体の残り方が変わる。
ただし、釣り場によってはイスの持ち込みや設置場所に決まりがある。
出発前に、施設の公式サイトや現地の案内板は確認しておきたい。
長時間のサビキ釣りでは座って待つ時間が長い

サビキ釣りでは、コマセカゴにアミエビを入れ、仕掛けを足元へ落とす。
仕掛けを上下に動かしてコマセを出したら、魚が寄ってくるのを待つ。
魚が回っている時間なら、すぐにアタリが出る。
魚を外し、コマセを入れ直し、もう一度仕掛けを落とす。
この時間は立つ動作が増える。
しかし、いつも魚が目の前にいるわけではない。
アジ、イワシ、サバが堤防の前へ回ってくるまで、反応がない時間もある。
その間、ずっと立っている必要はない。
竿を持ったままイスに座ることもあるし、竿受けを使える場所なら、竿先を見ながら座って待つこともある。
朝から昼まで続ける日は、立って作業する時間より、座って魚を待つ時間の方が長いことも多い。
だから、長時間のサビキ釣りでは折りたたみイスの出番がある。
イスがあると魚が来ない時間も待ちやすい
サビキ釣りでしんどいのは、釣れている時間より、何も起きない時間の方だと思う。
仕掛けは入っている。
コマセも使っている。
それでも、魚が回ってこない時間はある。
この時間に立ち続けると、足や腰が先に疲れてくる。
釣れないから疲れるというより、待っている姿勢が続くことで体が重くなる。
折りたたみイスがあれば、竿先を見ながら座って待てる。
飲み物を飲むときや、次にコマセを入れ直すまでの間も、体を休められる。
座って待てると、魚が回ってこない時間も釣り場に残りやすい。
すぐに帰るのではなく、休みながら次の回遊を待てる。
ファミリーのサビキ釣りでは休憩場所にもなる
家族でサビキ釣りをすると、全員が同じ時間に竿を持つとは限らない。
子どもが途中で釣りを休むこともあるし、付き添いの人が横で待つこともある。
堤防の地面は硬く、海水やコマセで濡れている場所もある。
そのまま座るには向かない場所も多い。
折りたたみイスがあれば、地面へ直接座らずに休める。
家族全員の分を用意しなくても、一脚あれば交代で使える。
- 子どもが釣りを休むとき
- 付き添いの人が待つとき
- 飲み物を飲むとき
- 魚が回ってこない時間を待つとき
- 仕掛けを直す前に少し休むとき
こういう時間があるため、家族で長く過ごす堤防では、イスを使う場面が多い。
イスに日傘を取り付けると日陰も作れる
折りたたみイスには、日傘や小型のパラソルを固定できるホルダーを取り付けられるものもある。
イスの横へ日傘を固定すると、座って待つ場所に日陰を作れる。
夏の堤防では、竿を持っていない時間も直射日光を受け続けるため、日陰があるだけで休みやすい。
とくに子どもや付き添いの人がいる日は、釣る場所とは別に、少し休める場所を作っておきたい。
イスと日傘を組み合わせると、その場所を作りやすい。
ただし、風がある日に日傘を広げたままにすると、イスが倒れたり、傘が外れて飛んだりする。
風が出てきたら日傘を閉じる。
イスから離れるときも、日傘を開いたままにしない。
動き続ける釣りではイスの出番が少ない
折りたたみイスが役立つのは、同じ場所で待つ時間がある釣りだ。
堤防を歩きながら魚を探す日は、イスを広げても、すぐに畳んで移動することになる。
ショアジギングやエギングのように、立ち位置を変えながら投げる釣りでは、イスへ座る時間がほとんどない。
ロッドやタックルボックスに加えてイスまで持つと、移動するたびに荷物が増える。
そのため、自分の場合は、同じ場所で数時間釣る日は持っていき、何度も場所を移る日は車へ置いたままにすることが多い。
釣り場によってはイスを使えないことがある
釣り公園や管理された堤防では、イスの持ち込みや設置場所に決まりがある。
イス自体は使えても、通路へ広げることや、混雑時の使用を制限している場所もある。
持っていく前に、釣り場の公式サイトや現地の案内板を確認しておきたい。
- イスの持ち込みが禁止されていないか
- 通路へ広げてもよい場所か
- 混雑時に使用できるか
- 竿を振る人の後ろに置いていないか
- 魚を取り込む場所をふさいでいないか
- 避難経路や通行の邪魔になっていないか
使用できる場所でも、人が歩く通路や避難経路には置かない。
混雑してきたらイスを畳み、周囲の人が動ける場所を空ける。
持っていくなら軽くて畳みやすいイスを選ぶ
堤防釣りでは、クーラーボックス、タックルボックス、水くみバケツ、コマセなどを持って歩く。
そこへイスも加えるため、持ち運びやすさは大事になる。
背もたれが大きなイスは深く座れるが、駐車場から釣り場まで距離があると運ぶ荷物が増える。
長く座るなら背もたれ付きも選択肢になるが、荷物を減らしたい日は、小型で畳みやすいイスの方が持ち出しやすい。
また、座面が低すぎると、魚が掛かったときに立ち上がりにくい。
座ったときに膝が深く曲がりすぎない高さがあると、アタリが出たときに竿を取りやすい。
- 小さく畳める
- 片手で持てる重さ
- 座面が低すぎない
- 釣り場まで運びやすい
- 必要なら背もたれ付き
- 日傘ホルダーを使うなら固定しやすい形
釣り場で使うイスは、家でくつろぐイスとは選び方が少し違う。
座り心地だけでなく、持って歩けるか、すぐ畳めるか、立ち上がりやすいかも確認したい。
折りたたみイスが必要かは釣る時間と釣り方で決める
短時間だけ釣る日や、堤防を歩きながら何度も場所を移る日は、折りたたみイスがなくても困らない。
一方で、同じ場所で朝から数時間釣る日や、家族でサビキ釣りをする日は、座って待てる場所があると釣りを続けやすい。
サビキ釣りでは、魚が回ってくるまで座って待つ。
アタリが出たら立ち、魚を外して、コマセを入れ直す。
そして、また座って待つ。
この繰り返しになる日が多い。
夏に日傘を取り付ける場合は、風が出たらすぐに閉じる。
釣り場によってはイスを使えないため、持っていく前に施設のルールも確認する。
長時間の堤防サビキなら、折りたたみイスはあると使う場面が多い。
素人だけど、検証して道具は選ぶ。
