メタルジグのワンピッチジャークとは?基本のやり方・しゃくり方とリール操作

ワンピッチジャークとは、ロッドを1回しゃくる動きに、リールのハンドル1回転を合わせるメタルジグの操作方法だ。

竿を動かしてジグを跳ね上げ、リールでラインを巻き取りながら次のしゃくりへつなげる。これを一定のリズムで繰り返す。

ショアジギングでも船のジギングでも使われる基本的なアクションで、大きく激しくしゃくることが目的ではない。竿とリールの動きを連動させ、ジグをリズミカルに動かすための操作だ。

目次

ワンピッチジャークで竿とリールはどう動く?

ワンピッチジャーク基本攻略図解

メタルジグは、ラインを通じて力を加えることで動く。

ロッドを上方向へしゃくると、ラインに引かれてジグが持ち上がったり、前方へ跳ねたりする。実際の動きはジグの形状や重心、ラインの角度によっても変わる。

続いてロッドを元の位置へ戻す。この時にリールでラインを巻き取ることで、次のしゃくりへ移りやすくなる。

ジグはしゃくった直後に姿勢を変えたり、一瞬沈んだりすることもある。ラインの張り具合によって動きが変わるため、毎回はっきりしたフォールが入るわけではない。

ワンピッチジャークは、1回のしゃくりとハンドル1回転を組み合わせ、一定のリズムでジグを動かしていく方法だ。

リールを巻くタイミングはしゃくりと連動させる

基本は、ロッドを1回しゃくる間にリールのハンドルを1回転させること。

しゃくりながら巻き取り、竿を戻す動きまでを一つの流れにつなげる。

しゃくり上げる瞬間と巻き取る瞬間を完全に一致させる必要はない。ロッドを戻す動きに巻き取りを合わせる方法もあり、タイミングによってジグの動き方も変わる。

まずは細かなタイミングより、竿を1回動かす間にハンドルが1回転するリズムをつかむと分かりやすい。

ワンピッチジャークの基本的なやり方

岸からメタルジグを投げた場合は、着水後に狙う水深まで沈めてから操作を始める。中層に魚がいるなら、毎回海底まで落とす必要はない。

基本の動作は次の5つになる。

  1. 狙う水深までジグを沈め、余分な糸フケ(ラインのたるみ)を取る。
  2. ロッドをやや下向きに構える。
  3. ロッドを上方向へ1回しゃくる。
  4. その動きに合わせてリールのハンドルを1回転させる。
  5. ロッドを元の位置へ戻し、次のしゃくりへつなげる。

実際のロッドとリールの動きは、次の動画が分かりやすい。しゃくりとハンドル1回転のリズムを映像で確認できる。

最初はゆっくりしたリズムで十分だ。

速く動かそうとすると、ロッドを振ることとハンドルを回すことに意識が分かれ、かえって動作が乱れやすい。

同じリズムで数回続けられるようになってから、しゃくる幅や速さを変えていけばよい。

最初から大きくしゃくらなくてもいい

ワンピッチジャークというと、竿を大きく振り上げる動きを想像しやすい。

実際には小さめのしゃくりでもジグを動かせる。しゃくる幅を大きくすれば、必ず動きがよくなるわけではない。

ジグの重さとロッドの硬さが合っていなければ、ロッドが大きく曲がって動作が遅れたり、ジグを思ったように操作できなかったりする。

また、しゃくる幅が大きいほどロッドを戻す距離も長くなる。巻き取りが追いつかないとラインが大きくたるみ、次のしゃくりへつなげにくくなる。

最初は小さめの動きでリズムを作り、ジグの重さを感じながら少しずつ調整すると動作をつかみやすい。

糸フケは取りすぎても残しすぎても動きが変わる

ロッドをしゃくった後、ラインが大きくたるんでいると、次のしゃくりでは最初に糸フケを取る動きが発生する。その分、竿の動きがすぐにジグへ伝わらない。

反対に、ラインを常に強く張り続けると、ジグが横へ滑ったり、姿勢を変えたりする動きが抑えられることもある。

ジグによっては、しゃくった直後に少しラインを緩めることで動きが変わる。

糸フケを完全になくすことが目的ではなく、次のしゃくりへつなげられる状態を保ちながら、ジグが動く余地も残す。

この加減はリールの巻き取り量やジグの重さ、潮の流れによって変わる。

ワンピッチジャークがうまくできない原因

ロッドとリールを動かしているつもりでも、リズムが合わなかったり、ジグの手応えを感じにくかったりすることがある。

操作のタイミングだけでなく、タックルやラインの状態も関係している。

竿をしゃくるタイミングと巻き取りがずれる

ロッドをしゃくり終えてから慌ててハンドルを回すと、次のしゃくりへ入るまでに動作が途切れやすい。

こうした時は、まず動作を遅くして、ひとつのしゃくりとハンドル1回転を一組として繰り返す。

速く動かすことより、同じリズムで続けられることを先に意識すると両手の動きが合いやすくなる。

ジグが重すぎる、またはロッドに合っていない

重いジグを柔らかいロッドでしゃくると、竿が大きく曲がり、素早い動きを与えにくいことがある。

逆に、軽いジグを硬いロッドで動かすと、ジグの重さや抵抗を感じ取りにくい場合もある。

ワンピッチジャークがうまくいかない時は、操作だけでなく、使っているジグの重量がロッドの適合範囲に収まっているかも確認する材料になる。

風や潮でラインが膨らんでいる

横風が強い時や潮の流れが速い時には、ラインが大きく弧を描くことがある。

この状態でロッドをしゃくると、まずラインのたるみを取る動きが発生し、ジグへの力の伝わり方が変わる。

風や潮が弱い時と同じ操作でも、ジグの手応えが違って感じられるのはこのためだ。

しゃくる幅だけで解決しようとせず、ラインがどの方向へ伸びているかも見ると状況を判断しやすい。

ワンピッチジャークは何回続ければいい?

ワンピッチジャークに、必ず続けなければならない回数はない。

連続してしゃくれば、ジグを動かしながら巻き寄せられる。途中で止めれば、ジグが姿勢を変えたり、再び沈んだりする時間を作れる。

例えば、数回しゃくって止め、フォールを入れてから再びしゃくる方法もある。

僕もカマスを狙ったジグサビキの釣りでは、遠投した後にワンピッチジャークを3回ほど入れて止め、再び沈める操作を使っている。

足元まで来たら、リフト&フォールに切り替えることもある。

これはメタルジグ単体ではなく、ジグサビキを組み合わせた釣りでの経験だ。3回しゃくることが正解という意味ではなく、しゃくり続けるだけでなく途中で止める操作も使っている。

連続した動きに反応する魚もいれば、止めた後の沈む動きで食いつく魚もいる。

反応があった時に何回しゃくってから止めたのかを覚えておけば、次のキャストでも同じ動きを試せる。

ジグサビキの仕掛けと、普通のサビキ釣りとの違いはこちらにまとめている。

しゃくり続けると狙っていた水深から離れる

ワンピッチジャークを連続させると、ジグは徐々に手前へ移動し、条件によっては上の水深へ誘い上がっていく。

海底付近に魚がいるのに長くしゃくり続ければ、ジグが魚のいる高さから離れてしまうことがある。

逆に、中層まで広く探りたい時には、連続してしゃくりながらジグを移動させる使い方もできる。

岸から投げる場合はラインが斜めに伸びるため、ジグは真上に動くのではなく、手前へ引き寄せられながら移動する。

しゃくる回数は、魚がいると考えている範囲をジグが通る時間にも関係する。

底付近だけを探りたいのか、中層まで誘い上げたいのかで、しゃくる回数や途中で沈めるタイミングは変わってくる。

ワンピッチジャークとただ巻き・リフト&フォールの違い

ワンピッチジャークはメタルジグを動かす方法の一つだ。ほかにも、ただ巻きやリフト&フォールといった操作がある。

操作動かし方特徴
ワンピッチジャーク1回のしゃくりにハンドル1回転を合わせるジグをリズミカルに動かす
ただ巻きリールを巻いてジグを引く一定の速度で泳がせやすい
リフト&フォールジグを持ち上げてから沈める上昇と下降を明確に使い分ける

ワンピッチジャークとリフト&フォールは、どちらもロッドを使ってジグを動かす。

ワンピッチジャークはしゃくりを連続させる操作で、リフト&フォールは持ち上げる動きと沈める動きをはっきり分ける。

メタルジグにはただ巻きで泳ぐ製品もあるので、ワンピッチジャークだけを使う必要はない。

ワンピッチジャークを覚えると、メタルジグを連続して動かしながら、速さや振り幅、途中で止めるタイミングを変えられるようになる。

まずは小さめのしゃくりとハンドル1回転を合わせる。動きが安定したら、速くする、大きくする、数回で止めるといった変化を付けられる。

堤防でのメタルジグの沈め方や、ただ巻き・リフト&フォールの使い方はこちらで整理している。

素人だけど、検証して最適は選ぶ。

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