釣り仕掛けの針は、何本が正解と決まっているわけではない。
ウキ釣りでは1本針の仕掛けがよく使われ、ちょい投げや胴突きでは2〜3本程度、サビキではさらに多くの針が並ぶ仕掛けもある。
違うのは、狙う魚だけではない。餌や擬餌バリをどのように海中へ並べる仕掛けなのかによって、必要な針数が変わる。
針を増やせば単純に有利になるわけでもない。針が増えるほど仕掛けは長くなり、絡みや取り扱いにも影響する。
針の本数は釣り方によって変わる
釣り仕掛けには、1本針のシンプルなものから、幹糸に何本もの針を付けたものまである。
1か所へ餌を出すなら1本針で成立する。複数の位置へ餌や擬餌バリを並べる釣りでは、複数の針を使う。
実際の仕掛けを見ると違いが分かりやすい。
- ウキ釣り:1本針がよく使われる
- ちょい投げ・投げ釣り:1本針から複数針まである
- 胴突き:幹糸から複数の枝スと針を出す
- サビキ:複数の擬餌バリを縦に並べる
ちょい投げとサビキでは、実際の仕掛けを見ると針の付き方がかなり違う。
動画では、ちょい投げとサビキの仕掛けを実際に確認できる。針数だけでなく、針がどのように仕掛けへ付いているのかを見ると違いが分かりやすい。
仕掛け全体の基本構成はこちら👇

1本針は仕掛けがシンプル
1本針なら、ハリスの先に付く針は一つだけだ。
ウキ釣りでは、道糸からハリスをつなぎ、その先に1本の針を付ける仕掛けがよく使われる。
餌を付ける場所も一つで、魚が掛かった後に扱う針も一つになる。
仕掛けが短くシンプルなので、複数の枝スや針を扱う仕掛けより構造も把握しやすい。
ちょい投げ・投げ釣りは1本針から複数針まである
ちょい投げや投げ釣りでは、1本針の仕掛けもあれば、2本、3本と針を増やした仕掛けもある。
複数針なら、それぞれに餌を付けて海底へ出せる。キス釣りなどでは、複数の針を使って広く探る仕掛けも一般的だ。
ただし、針が増えるほど仕掛けも長くなり、投げる時や回収する時に枝スが絡む場所も増える。
近距離を狙うちょい投げなら、無理に針数を増やさず、扱いやすい仕掛けを使う方が釣りやすいこともある。
胴突きは幹糸から複数の針を出す
胴突き仕掛けでは、縦に伸びる幹糸から枝スを横へ出し、その先に針を付ける。
2本針なら2か所、3本針なら3か所へ餌を配置できるため、一つの仕掛けで少しずつ違う位置を探れる。
市販の胴突き仕掛けにも複数の針数があり、釣る魚や仕掛け全体の長さによって選べる。
胴突きだから必ず何本と決まっているわけではない。
サビキは複数の針を縦に並べる
サビキ仕掛けでは、幹糸から複数の枝スが伸び、その先にサビキ針が付いている。
複数の擬餌バリを縦に並べてコマセの中へ入れ、アジやイワシなどの群れを狙う。
サビキでは複数針が仕掛けそのものの特徴になっている。
ただし、同じような針間隔なら、針数が増えるほど仕掛け全体は長くなる。短い竿で長いサビキ仕掛けを使うと、投入や取り込みがやりにくくなることもある。
僕はサビキなら6〜7本針が使いやすいと感じている。
サビキで使いやすい針数はこちら👇

針が増えるほど絡みや針外しも増える
複数の針を使うメリットは、1回の投入で複数の餌や擬餌バリを海中へ入れられることだ。
その一方で、枝スや針が増えるほど、仕掛け同士や竿、周囲の物へ絡む場所も増える。
サビキでは複数の魚が一度に掛かることもあり、その場合は取り込み後に外す針も増える。
針数を増やすことと、仕掛けを扱いやすくすることは別の話だ。
釣り方に必要な針数を残しながら、自分が無理なく投入・回収できる長さに収めた方が扱いやすい。
サビキ仕掛けが絡む原因はこちら👇

初心者なら釣り方に合った市販仕掛けから始めればいい
最初から「針は何本にするか」と自分で決めて仕掛けを作る必要はない。
サビキ、ちょい投げ、胴突きには、それぞれの釣り方に合わせて針数や間隔が組まれた市販仕掛けがある。
まず市販仕掛けを使えば、その釣りでは何本くらいの針を使い、どの位置に針が並ぶのかも実物で確認できる。
使っていて長すぎる、絡みやすいと感じたら、そこから針数の少ない仕掛けへ変えることもできる。
市販仕掛けから始める考え方はこちら👇

針数は釣り方と扱いやすさで決める
1本針が向く釣りもあれば、複数の針を使うことに意味がある釣りもある。
重要なのは、針の本数そのものではなく、その仕掛けがどんな形で餌や擬餌バリを海中へ出すのかだ。
釣り方に合った針数を使い、そのうえで自分が扱いやすい仕掛けを選ぶ。
素人だけど、検証して最適は選ぶ。
