サビキとちょい投げは、同じ竿で始められる。
最初の1本なら、3m前後の振り出し竿か、9ft前後のシーバスロッドが使いやすい。
サビキ、胴突き、ちょい投げなどの餌釣りを中心に始めるなら、3m前後の振り出し竿が合う。
投げサビキやルアー釣りまで広げるなら、9ft前後のシーバスロッドが合う。
振り出し竿では、シマノのホリデースピン305JX-TSや、TsulinoのSEAWALL SHORT MULTI 300が候補になる。
自分が実際に使ってきた振り出し竿は、ダイワのリバティクラブ ショートスイング15-300だ。
シーバスロッドでは、9ftのMクラスを足元サビキとちょい投げに使っている。
この記事では、サビキとちょい投げを兼用する竿の条件と、振り出し竿とシーバスロッドの使い分けを整理してみる。
サビキとちょい投げは同じ竿でできる
サビキとちょい投げでは、仕掛けの入れ方が違う。
サビキでは、カゴと複数の針が付いた仕掛けを足元へ落とす。
ちょい投げでは、天秤とオモリを付けた仕掛けを沖へ投げる。
普通の堤防で行う範囲なら、1本の竿で両方に対応できる。
竿に必要なのは、サビキカゴとオモリを支えられることと、ちょい投げで使うオモリを投げられることだ。
この2つを満たしていれば、最初からサビキ用とちょい投げ用に竿を分けなくても始められる。
魚が足元へ回っていれば、サビキで狙う。
砂地が広がっている場所では、ちょい投げでキスやハゼを探す。
1本で両方できれば、その日の魚や釣り場に合わせて仕掛けを替えられる。
最初の1本は3m前後が使いやすい

サビキとちょい投げを兼用するなら、3m前後の長さが使いやすい。
サビキでは、魚を上げた後に、複数の針とカゴが付いた仕掛けを手元へ寄せる。
竿が長すぎると、仕掛けを寄せるために竿を大きく立てたり、後ろへ倒したりする必要がある。
3m前後なら、魚を上げてから仕掛けをつかむまでの動きを小さくできる。
ちょい投げでも、3m前後あれば、軽いオモリを使って岸壁の際より沖へ仕掛けを入れられる。
2m前後の竿でも両方できるが、足元サビキでは仕掛けを岸壁から離しにくい場合がある。
反対に、4.5mや5.3mの磯竿は、混んだ堤防では動かす範囲が広くなる。
普通の堤防でサビキとちょい投げを始めるなら、自分は3m前後を基準にしている。
候補は振り出し竿とシーバスロッド

最初の1本として候補になるのは、3m前後の振り出し竿と、9ft前後のシーバスロッドだ。
どちらでも、足元サビキと軽いちょい投げができる。
違いは、その後にどの釣りへ進むかにある。
- サビキ、胴突き、ちょい投げを中心にするなら振り出し竿
- 投げサビキやルアー釣りまで行うならシーバスロッド
振り出し竿は、収納する時に短くできる。
足元へ仕掛けを落とす釣りや、軽いオモリを投げる餌釣りに使える。
シーバスロッドは、もともとルアーを投げるための竿だ。
サビキとちょい投げだけでなく、投げサビキやルアー釣りにも使える。
振り出し竿は長さとオモリ負荷を確認する
振り出し竿を見る時は、全長だけでなく、表示されたオモリ負荷を確認する。
同じ3mの竿でも、対応するオモリの重さは製品ごとに違う。
一般的なちょい投げでは、3〜8号前後のオモリが使われる。
堤防サビキでは、自分は10号前後のオモリを使うことが多い。
サビキと軽いちょい投げの両方に使うなら、5〜15号前後を含む竿が合う。
5号前後を使うちょい投げと、10号前後を使うサビキの両方が、竿の対応範囲に入る。
オモリ負荷が10〜20号の竿でも、サビキとちょい投げはできる。
その場合は、3号や5号の軽いオモリより、10号前後から上の仕掛けに合う。
ホリデースピン305JX-TSは5〜15号に対応する
シマノのホリデースピン305JX-TSは、全長3.05mの振り出し竿だ。
- 全長3.05m
- 仕舞寸法74cm
- 自重200g
- 錘負荷5〜15号
- 標準錘負荷10号
5号前後を使う軽いちょい投げと、10号前後を使うサビキの両方が錘負荷の範囲に入る。
標準錘負荷は10号なので、10号前後の仕掛けを投げる釣りにも合う。
投げ竿として作られているため、サビキよりちょい投げを多く行う人に合う。
サビキとちょい投げを同じ1本で行う竿として、対応するオモリの範囲が分かりやすい。
SEAWALL SHORT MULTI 300は堤防の餌釣りに使える
TsulinoのSEAWALL SHORT MULTI 300は、堤防の餌釣りに使える小継万能竿だ。
- 全長約3m
- 仕舞寸法約86.5cm
- 自重約166g
- 錘負荷約5〜12号
サビキ、ちょい投げ、ウキ釣りなどに使える竿として販売されている。
5〜12号の範囲なら、軽いちょい投げと10号前後のサビキに対応できる。
ホリデースピン305JX-TSより軽く、足元サビキで竿を持っている時間が長い時も負担を抑えやすい。
サビキを中心にして、ちょい投げやウキ釣りも試したい人に合う。
15号まで使うなら、同じシリーズの300Hも候補になる。
自分はショートスイング15-300を使ってきた

自分が実際に使ってきた振り出し竿は、ダイワのリバティクラブ ショートスイング15-300だ。
- 全長3m
- 仕舞寸法71cm
- 自重240g
- 錘負荷10〜20号
一般的な軽いちょい投げに対しては、錘負荷の下限が重い。
それでも、自分はこの竿をサビキ、胴突き、ちょい投げに使ってきた。
10号前後のオモリを使う釣りでは、不足を感じなかった。
全長が3mなので、足元サビキでも仕掛けを手元へ寄せやすかった。
振り出しで短く収納でき、車にも積みやすかった。
最初の1本として使えた理由は、軽さや感度ではない。
サビキ、胴突き、ちょい投げを1本で試せたことが大きかった。
軽いちょい投げまで行うなら10-300が合う
同じショートスイングでも、10-300の錘負荷は5〜15号になる。
サビキと軽いちょい投げの兼用だけを見るなら、15-300より10-300の方が、使うオモリの重さに合う。
5号前後を使うちょい投げと、10号前後を使うサビキの両方が、竿の錘負荷に収まる。
10号以上のオモリを中心に使うなら、15-300が合う。
同じ3mの振り出し竿でも、10号と15号では、対応するオモリの範囲が違う。
ルアー釣りまで行うならシーバスロッド
サビキとちょい投げの後にルアー釣りもするなら、9ft前後のシーバスロッドが合う。
9ftは約2.7mになる。
3mの振り出し竿に近い長さで、足元サビキにも使える。
ちょい投げでは、天秤とオモリを沖へ投げられる。
仕掛けを外せば、メタルジグやシーバスルアーも投げられる。
すでにシーバスロッドを持っているなら、サビキとちょい投げのためだけに別の竿を買い足さなくても始められる。
使う時は、Mクラスという表記だけで決めず、竿に表示された適合ルアー重量も確認する。
自分は9ftのMクラスで両方行っている

自分は、9ftのMクラスのシーバスロッドを、足元サビキとちょい投げに使っている。
足元サビキでは、10号オモリを付けている。
10号オモリは約37.5gある。
カゴとコマセを含めると、仕掛け全体では40gを超える。
それでも、投げずに足元へ縦に落とす使い方では、問題は出ていない。
ちょい投げでは、竿の適合重量に収まるオモリへ替えている。
足元へ落とせる重さを、そのまま投げているわけではない。
普通の堤防では、4.5mの磯竿より、9ftのシーバスロッドの方が取り回しやすかった。
振り出し竿とシーバスロッドの違い
| 比較する項目 | 3m前後の振り出し竿 | 9ft前後のシーバスロッド |
|---|---|---|
| 足元サビキ | 使える | 使える |
| ちょい投げ | 使える | 使える |
| 胴突き | 向いている | 対応できる |
| 投げサビキ | 錘負荷の範囲で使える | 適合重量の範囲で使える |
| ルアー釣り | 用途には合いにくい | 使える |
| 収納 | 短く縮められる | 2本前後に分ける |
| 確認する表示 | 錘負荷 | 適合ルアー重量 |
| 向いている使い方 | 餌釣り中心 | 餌釣りからルアーまで |
サビキとちょい投げだけなら、どちらでも対応できる。
収納する時に短くしたい人や、餌釣りを中心に行う人には、振り出し竿が合う。
ちょい投げの後に、投げサビキやルアー釣りまで行う人には、シーバスロッドが合う。
サビキでは短い仕掛けを使う
3m前後の竿でサビキをする時は、仕掛けの全長も確認する。
長い仕掛けを付けると、魚を上げた後に、下側の針やカゴへ手が届きにくくなる。
針数が少なく、全長の短い仕掛けの方が使いやすい。
魚を上げた後に、空いている針が振れる範囲も小さくなる。
カゴへコマセを入れる時も、仕掛けを手元へ寄せやすい。
最初は針数を増やすより、仕掛けを絡ませずに投入と回収を繰り返せることを優先したい。
ちょい投げでは投げる重量を確認する
振り出し竿を使うなら、表示された錘負荷を確認する。
シーバスロッドを使うなら、適合ルアー重量を確認する。
投げる重さは、オモリだけではない。
- オモリ
- 天秤
- 針と餌を付けた仕掛け
これらを合わせた重さを竿で投げる。
対応重量の上限に近い仕掛けは、強く振り切らない。
最初は軽いオモリを使い、潮に流される場合は少しずつ重くする。
重くする時も、竿の対応範囲を超えないかを確認する。
足元サビキとちょい投げでは負荷が違う
足元サビキでは、仕掛けを岸壁の際へ縦に落とす。
ちょい投げでは、仕掛けを前へ投げる。
足元へ落とすだけなら、キャストした時のような瞬間的な負荷は掛からない。
そのため、シーバスロッドでは、表示された適合ルアー重量を多少超えていても、足元サビキに使える場合がある。
自分は9ftのMクラスに10号オモリを付け、足元へ静かに落として使っている。
同じ重さの仕掛けを、そのままちょい投げで投げてよいわけではない。
投げる時は、オモリ、天秤、仕掛けを含めた重さを、竿の適合範囲に収める。
振り出し竿でも、表示された錘負荷を超えた仕掛けは投げない。
リールは2000番から3000番で始められる

一般的なサビキと軽いちょい投げなら、2000番から3000番のリールで対応できる。
最初はナイロンラインでも始められる。
サビキでは足元へ仕掛けを落とし、ちょい投げでは近距離から中距離へ投げるため、最初からPEラインを使う必要はない。
投げる距離を伸ばしたくなったら、PEラインへ替えられる。
自分は、投げサビキやルアー釣りまで含めて4000番を使っている。
4000番が、サビキとちょい投げに必須という意味ではない。
自分が行う釣り全体に合わせて、4000番を使っている。
自分ならその後に行う釣りで分ける
サビキ、胴突き、ちょい投げなどの餌釣りを中心に始めるなら、自分は3m前後の振り出し竿を使う。
軽いちょい投げから10号前後のサビキまで行うなら、ホリデースピン305JX-TS、SEAWALL SHORT MULTI 300、ショートスイング10-300が候補になる。
自分が実際に使ってきたショートスイング15-300は、10号前後から上の仕掛けに合う。
それでも、サビキ、胴突き、ちょい投げを1本で試す目的は果たせた。
ちょい投げの後に、投げサビキやルアー釣りまで行うなら、9ft前後のシーバスロッドを使う。
自分は9ftのMクラスで、足元サビキとちょい投げの両方を行っている。
最初から専用竿を2本そろえなくてもいい
釣りを始めた時点では、サビキとちょい投げのどちらを多く行うか決まっていないことも多い。
1本を使いながら、自分が続けたい釣りを確認できる。
サビキを続けるなら、仕掛けや釣り場に合った専用竿を追加できる。
キス釣りを続けるなら、さらに遠くへ投げられる投げ竿を追加できる。
ルアー釣りへ進むなら、シーバスロッドやショアジギングロッドを追加できる。
専用竿は、続けたい釣りが決まってから足せる。
まとめ
サビキとちょい投げは、同じ竿で兼用できる。
最初の1本なら、3m前後の竿が使いやすい。
餌釣りを中心に始めるなら、3m前後の振り出し竿が合う。
軽いちょい投げから10号前後のサビキまで行うなら、錘負荷に5〜15号前後を含む竿が合う。
個人的には、ホリデースピン305JX-TS、SEAWALL SHORT MULTI 300、ショートスイング10-300が候補になるのかなと思う。
自分はショートスイング15-300を、サビキ、胴突き、ちょい投げに使ってきた。
15-300は錘負荷10〜20号なので、軽いちょい投げより、10号前後から上の仕掛けに合う。
ルアー釣りまで行うなら、9ft前後のシーバスロッドが合うと思う。
素人だけど、検証して道具は選ぶ。
