海釣り初心者の竿選びというと、最初からちゃんとしたロッドを買った方がいいと思いやすい。
失敗したくない。
長く使いたい。
後から買い直したくない。
こう考えるのは自然だ。
ここで最初に分けた方がいいのは、何をやるか決まっている人と、まだ決まっていない人。
海釣りを始めたばかりの頃は、やりたい釣りがまだ固まっていないことが多い。
- 堤防で何が釣れるか分からない
- サビキもやるかもしれない
- ちょい投げもやるかもしれない
- 胴突きもやるかもしれない
- まず魚を釣りたい
この段階では、最初から高いロッドを買う意味はそこまで大きくない。
まず必要なのは、海釣りに行けること。
その場で仕掛けを入れられること。
最初の一匹につながること。
最初の初心者は専用ロッドを選ぶ段階まで行っていないことが多い
海釣りのロッドは、釣り方ごとにかなり分かれる。
- サビキ用
- ちょい投げ用
- 磯竿
- ルアーロッド
- 船竿
ここを最初から細かく選ぼうとすると迷いやすい。
まだ自分がどの釣りを続けるか分からないからだ。
海釣り初心者が最初に欲しいのは、ロッドの性能差を楽しむことではない。
- 仕掛けを投げる
- 足元に落とす
- 魚が掛かる
- 取り込む
まずこの流れをやれること。
この段階では、専用性より何種類か触れることの方が大きい。
最初の一本は「色々できる」で十分だ
最初の一本で大事なのは、一本で何種類かできること。
サビキ専用に寄りすぎると、投げたくなった時に困る。
ルアー寄りにすると、足元の餌釣りがやりにくい。
磯竿に寄せると、他の釣りに流しにくい。
最初はまだ、自分がどこへ行くかも固まっていない。
何を釣りたいかも固まっていない。
この状態なら、色々できるロッドの方が使い道を残しやすい。
高いロッドかどうかより、こっちの方が先になる。
ダイワ ショートスイング 300 15で足りる理由
最初の一本としてダイワ ショートスイング 300 15で足りる理由は、特別に高性能だからではない。
最初に必要なことを一通りやれるからだ。
- 長さが3mあって扱いやすい
- 堤防でサビキをやれる
- 胴突きも入れられる
- 軽いちょい投げもできる
- 振り出しで持ち運びやすい
海釣りを始めたばかりの時は、このくらいがかなり大きい。
ロッドの張りがどうとか、感度がどうとか、最初はそこまで問題にならない。
まず大事なのは、釣り場に持っていきやすいこと。
仕掛けを入れやすいこと。
魚が掛かった時にちゃんと上げられること。
ここになる。
高いロッドがいらないのは、違いをまだ使う段階ではないから
最初から高いロッドがいらないのは、高いロッドが悪いからではない。
違いをまだ使う段階ではないからだ。
高いロッドの良さが出るのは、たとえばこういう時。
- 何の釣りを続けるか決まっている
- 重さの差が気になる
- 感度の差が分かる
- 長時間使って疲れ方が変わる
- 投げやすさの差を使い分ける
ここまで来ると意味が出る。
最初はまだここではない。
海釣り初心者の最初は、釣り場に行くこと、仕掛けを出すこと、トラブルなく終えること、まず魚を釣ることの方が先になる。
このため、高いロッドを最初から持つことより、一本で何を触れるかの方が大事になる。
初心者の竿選びで止まりやすいのは「長く使えるか」で考えすぎること
初心者の竿選びで止まりやすいのは、「長く使える一本」を最初から探しすぎること。
この考え方自体はおかしくない。
ただ、海釣りは始めてみると分かれる。
- 堤防中心で行くのか
- サビキが多いのか
- ちょい投げに寄るのか
- ルアーに行くのか
- 磯に行くのか
ここは後から変わる。
最初の段階で全部を見通すのは難しい。
このため、最初の一本は「一生これで行く竿」より、入口で色々触れる竿の方が合うことが多い。
ダイワ ショートスイング 300 15みたいな立ち位置の竿は、ここで役に立つ。
最初の一本で足りる人と、最初から別の竿を見た方がいい人
この考え方が合うのは、こういう人。
- 海釣りをこれから始める
- まだ何の釣りを続けるか決まっていない
- 堤防で色々試したい
- まず一匹釣りたい
- 持ち運びやすい竿がいい
逆に、最初から別の竿を見た方がいい人もいる。
- 最初からルアーだけやりたい
- 最初から磯に行く
- 遠投サビキをやりたい
- キスの投げ釣りをはっきりやりたい
この場合は、最初から専用寄りの竿を見た方が早い。
全員に同じ竿でいいわけではない。
ただ、海釣り初心者が堤防で最初の釣りを始めるなら、ショートスイング 300 15のような一本で足りることは多い。
「高い竿の方が失敗しない」とも限らない
最初から高い竿を買えば失敗しない、とは限らない。
理由は単純で、釣り方が固まっていないからだ。
サビキをやるつもりでも、ちょい投げの方が楽しくなることがある。
堤防で始めても、そのあとルアーに行くことがある。
逆に、ルアーから入っても餌釣りの方が魚に会いやすいこともある。
こういう変化は普通に起きる。
この段階では、高いかどうかより、最初のズレを吸収できるかの方が大きい。
まとめ
海釣り初心者の竿選びで、最初から高いロッドがいらないのは、高いロッドが悪いからではない。
まだ違いを使う段階ではないからだ。
最初に必要なのは、釣り場に持っていけること、堤防で何種類か試せること、仕掛けを入れられること、最初の一匹につながること。
ダイワ ショートスイング 300 15は、最初の一本としてその条件を満たしやすい。
サビキ、胴突き、軽いちょい投げ。
こういう釣りを一本で触りやすい。
海釣り初心者で、まだ何を続けるか決まっていないなら、最初から高い専用ロッドを買うより、こういう「色々できる一本」から入った方がズレが少ない。
素人だけど、検証して道具は選ぶ。
