水汲みバケツは、堤防などの高い場所から海水をくみ上げるための釣り道具だ。
普通のバケツとの大きな違いは、ロープで水面まで下ろした時に、水が入りやすい構造になっていること。
水面で本体を傾けるためのオモリや、ロープを巻き取るホルダーを備えた製品もある。
僕も堤防でサビキや餌釣りをする時には水汲みバケツを使っている。海水をくんで手を流したり、コマセで汚れた足元を洗ったりするためだ。
普通のバケツでも代用はできるが、足元より低い海面から繰り返し水をくむなら、釣り用の水汲みバケツには使いやすい理由がある。
水汲みバケツと普通のバケツは何が違う?
水面で傾く構造がある
普通のバケツをロープで水面へ下ろしても、底が水面に接したまま浮き、なかなか水が入らないことがある。
釣り用の水汲みバケツには、縁などにバランスオモリを入れ、水面で本体が傾きやすくなっている製品がある。
例えばダイワの水くみバッカンや、シマノの一部の水汲みバッカンにも採用されている構造だ。
本体が傾けば、開口部から水が流れ込みやすい。ロープを下ろしても水が入らず、何度もやり直すような場面を減らせる。
ただし、すべての水汲みバケツにオモリが付いているわけではない。形状やロープの取り付け位置によって水の入り方が変わる製品もある。
ロープと持ち手が水汲み用になっている
水汲みバケツには、海面まで下ろすためのロープが付いている。
製品によっては、ロープをまとめるホルダーや、ロープのヨレを軽減する回転式の接続金具も備えている。
普通のバケツにロープを結ぶこともできるが、家庭用バケツの取っ手や接続部分は、長いロープで引き上げる使い方を前提としていないものもある。
海水を入れた状態では重くなるため、ロープだけでなく、本体との接続部分も確認したいところだ。
折りたたんで収納できるものもある
釣り用の水汲みバケツには、EVA素材などを使った柔らかいタイプがある。
折りたためる製品なら、使わない時は小さくしてタックルボックスやバッグへ収納できる。
普通の硬いバケツは形が変わらないので、荷物の中ではどうしても場所を取る。
ただし、釣り用でも硬い本体の製品はある。折りたためること自体が水汲みバケツの必須条件ではない。
普通のバケツにロープを付けても代用できる?
普通のバケツにロープを付けて海水をくむことは可能だ。
ただし、ロープで下ろした時にうまく傾くとは限らない。水が入らなかったり、バケツが横倒しになって引き上げる途中で水がこぼれたりすることも考えられる。
また、取っ手が外れたりロープが抜けたりすると、バケツを海へ落としてしまう。特に人がいる場所や船が通る場所では危険になる。
水道の近くで使うだけなら、普通のバケツでも十分に役立つ。
反対に、高い堤防から毎回海水をくむなら、水の入りやすさと引き上げやすさを考えて作られた専用品の方が扱いやすい。
そもそも釣りにバケツが必要なのか、使う場面と使わない場面についてはこちら👇

水汲みバケツは大きさとロープの長さで選ぶ
僕が実際に使って感じたのは、バケツは大きければ便利というわけではないことだ。
大きなバケツは一度にたくさんの海水をくめるが、その分だけ引き上げる時に重くなる。
海水は1Lで約1kgある。5Lくめば水だけでも約5kgになり、そこへバケツ本体の重さも加わる。
僕も大きなバケツで海水をくんだ時は、ロープで引き上げるのがかなり重く感じた。
手洗いや足元の清掃が中心なら、一度に大量の海水をくむより、無理なく上げ下ろしできるコンパクトなバケツの方が使いやすかった。
堤防でくんだ海水を手洗いに使う方法と、真水との使い分けはこちら👇

ロープは干潮時の水面まで届く長さが必要
水汲みバケツを選ぶ時は、付属するロープの長さも確認している。
釣り用には8mのロープが付いた製品もあるが、すべての堤防で8mあれば足りるわけではない。
堤防の高さに加えて、潮位が下がった時の水面までの距離も考える必要がある。
満潮時には届いても、干潮時にはロープが足りなくなる場所もある。
また、ロープを届かせるために堤防の縁から身を乗り出すのは危険だ。安全な立ち位置から水面まで下ろせない場所では、無理に水をくまない。
足場が低い釣り場ならロープは短くても足りる。バケツの容量と同じように、よく行く釣り場の高さで選ぶ部分だ。
まとめ|水をくみ上げる構造が普通のバケツとの違い
普通のバケツでも海水はくめるが、高い堤防からロープで水をくみ上げるなら、釣り用の水汲みバケツは扱いやすい。
僕の場合は、たくさんの水を一度にくめることより、軽く引き上げられるコンパクトなタイプの方が合っていた。
素人だけど、検証して道具は選ぶ。
