冬のSUPフィッシングは、夏の延長では考えられなかった。
風や波が出た時に釣りを続けにくくなるだけではなく、手足の冷えと疲労が帰還まで残るからだ。
実際に冬SUPへ出てみると、釣れる場所を探すことより、体が動くうちに岸へ戻る判断の方が難しかった。
風や波が出ると釣りに使える動作が減る

SUPが波で上下したり、横からうねりを受けたりすると、ロッドを操作する前に体を支える動作が増える。
キャストする。ルアーを動かす。魚探を見る。掛かった魚を取り込む。
海面が動くほど、この一つひとつに使える余裕が減っていく。
波を受けるたびに釣りを止め、パドルやSUPの向きを直す時間も増える。
同じ風や波でも、冬は手足が濡れた後に風を受けると冷えが残る。釣りを続けた時間が、そのまま帰還時の余裕を減らすこともある。
冬は漕ぐ・釣る・戻る時に冷えと疲労が重なる
冬SUPが難しかった理由は、単に寒いからではない。
厚い服を着た状態で漕ぎ、手袋をしたままリールやラインを扱い、その後に岸まで戻る。
漕いでいる間は体が暖まっても、釣りを始めて動きが減ると、手足や汗をかいた部分に冷えが残る。
手が冷えると、ラインを結ぶ、フックを外す、パドルを握るといった動作が遅くなる。
特に帰還は、釣りをした後の疲労と冷えが重なった状態で漕ぐことになる。
行きに問題がなくても、帰りに向かい風を受けたり、想定より流されたりすると、岸まで漕ぐ負担が急に重くなる。
冬は帰還できるうちに釣りを止める

技術と装備が揃っていても、戻る判断が遅れれば、冷えた状態で漕ぐ距離が長くなる。
冬に見ているのは、釣果だけではない。
- 岸から想定より離されていないか
- 風向きが変わっていないか
- 波を受けるたびに釣りを止めていないか
- 手が冷えて釣具やパドルの操作が遅くなっていないか
- 岸へ戻るための体力が残っているか
こうした変化が出た時は、「まだ釣れるか」ではなく「今なら余裕を残して戻れるか」へ判断を切り替えている。
もう一流し続ければ、帰還を始める時点がその分だけ遅くなる。
冬は冷えが進んでから戻るのではなく、手足が動くうちに釣りを止める必要があると感じた。
暖かい時期に経験してから冬へ移った

自分は冬からSUP釣りを始めず、暖かい時期に出艇と帰還を繰り返してから冬へ移った。
再上艇を試し、道具を積んだ状態でSUPがどう動くかを確認し、風を受けた時に岸へ戻る感覚を経験した。
釣りを始められる海況と、沖へ進まずに戻る海況の違いも、実際の釣行で少しずつ分かってきた。
その経験があるから、冬に出艇直後の風や波が想定と違った時も、釣りを始めずに戻る判断ができる。
冬から始めると、SUPの操作、釣具の扱い、海況判断、冷えへの対応を同時に覚えることになる。
冬SUPは条件を選び、崩れる前に戻る

冬SUPは、装備を揃えれば夏と同じように出られる釣りではなかった。
風、波、流れが弱い日を選び、出艇後も予報とのズレを見ながら釣る。
想定より流される、うねりが強い、手足が冷えて動作が遅くなる。
その変化が大きくなる前に岸へ戻る。
自分の限界を数字だけで決めるのではなく、その日に岸まで戻れる状態が残っているかを見ている。
まとめ|冬SUPは冷えと疲労が出る前に帰れるかで考える
冬SUPでは、風や波が出ると、体を支える動作が増えて釣りに使える余裕が減る。
その状態で手足の冷えと疲労が重なると、帰還時にパドルを漕ぎ続ける余力も減っていく。
装備を揃えるだけでは、この部分は埋まらない。
冬に出られるかではなく、冷えと疲労が強くなる前に帰れる条件か。それを基準に出艇と撤退を判断するようになった。
冬SUPのまとめはこちら👇

素人だけど、検証して道具は選ぶ。
