冬のSUPは、落水しない前提でしか出ない。
このレイヤーは、落水後まで耐える服装ではない。落水する可能性があると感じる人や海況では出ないし、そこまで条件を切れないなら冬SUP自体をやらない。
無理をしない。状況が悪ければ出ない。出艇後に風や波が想定と違えば、釣りを始めずに戻る。
その上で、波しぶきと風を受けても服の中を濡らさず、手足の冷えを残さないために組んだのが今回の服装になる。
実際の冬SUP釣行で着た構成と、気温4〜9℃、風1.5〜2m前後、落水なし、半日程度の釣行でどう感じたかを記録する。
今回の冬SUP装備構成

この日に使った服装は以下の構成。
- 下半身:レイブンパンツ(下半身用のドライパンツ)
- ベース:メリノウールのアンダーシャツ
- 2枚目:Tシャツ
- 3枚目:薄いロングシャツ
- 最外層:レインジャケット
厚い防寒着を重ねるのではなく、下半身への浸水を止め、上半身は汗をかきすぎない厚さにし、最外層で水しぶきと風を遮った。
このレイヤーが成立する条件

この服装は、冬SUP全般へそのまま使える構成ではない。
- 落水する可能性があると感じた日は出ない
- SUPの操作と再上艇を暖かい時期に経験している
- 風や波が予報と違えば沖へ進まない
- 体が冷える前に岸へ戻る
このレイヤーでは、下半身はレイブンパンツで濡れを止めているが、上半身はメリノウール、Tシャツ、ロングシャツ、レインジャケットで組んでいる。
冬の海へ落ちて上半身まで濡れれば、この構成はその時点で成立しなくなる。
だから、落水する可能性があると感じる人や海況では使わない。そこまで条件を切れないなら、冬SUP自体をやらない。
自分は冬からSUPを始めず、暖かい時期に出艇と帰還を繰り返した。
岸から離れない場所で再上艇を試し、道具を積んだ状態でもボードへ戻れるかを確認してから冬へ移った。
それでも冬の海へ出るかどうかは、最終的には各自の判断になる。自分は、落水しない条件を選べる日だけ出る。
上半身は4枚を薄く重ねた
この日は、上半身を4枚で組んだ。
移動と位置調整でパドルを漕ぐ時間が長かった一方、釣りを始めると体の動きは減る。
漕いでいる間に汗をかきすぎず、釣りを始めた後に汗冷えを残さない厚さを見ながら重ねた。
レイヤー①|メリノウールのアンダーシャツ
肌側には、メリノウールのアンダーシャツを着た。
パドルを漕いだ後に釣りを始めても、肌側へ強い汗冷えが残ることはなかった。
この日の構成では、寒さを防ぐために厚い服を着るより、汗をかいた後に肌側を冷やさないことの方が合っていた。
レイヤー②|メリノウールの上にTシャツを着た
メリノウールの上には、Tシャツを1枚着た。
この日はこの構成で強い寒さや蒸れを感じなかったが、Tシャツを抜いた状態とは比較していない。
そのため、この1枚が冬SUPに必須だったとまでは言えない。
実釣で使った構成として、そのまま記録している。
レイヤー③|薄いロングシャツ
3枚目には、薄いロングシャツを重ねた。
パドルを漕ぐ時に肩や腕の動きを邪魔する重さはなく、半日の釣行で服の中へ強い蒸れが残ることもなかった。
このロングシャツだけの効果を比較したわけではないが、厚い中間着を入れずに済んだことで、漕ぐ動作は残せた。
レイヤー④|水しぶきと風をレインジャケットで止めた
最外層にはレインジャケットを使った。
今回使ったジャケットの目安は、耐水圧20,000mm前後、透湿性10,000g/m²/24h前後。
水しぶきと軽い雨を受けたが、服の中への浸水は感じなかった。
風を受けても、上半身が冷えて動きにくくなる状態にはならなかった。
この日の気温、風、行動量では、服の中へ強い蒸れが残ることもなかった。
この結果は、同じ数値のジャケットならどの条件でも通用するという意味ではない。体質、波、風、釣行時間が変われば、同じ構成でも体感は変わる。
手元は濡れた後も操作を続けられるかで選んだ

手元には、モンベルのクリマプレン手袋を使った。
水しぶきで濡れた後も手が冷え切らず、パドルとリールの操作を続けられた。
親指、人差し指、中指を出せるため、手袋を外さずにスナップの交換やラインの結び直しもできた。
冬SUPでは、暖かさだけではなく、手が冷えた状態でも岸へ戻るためにパドルを握れることまで見ている。
気温4〜9℃・風1.5〜2m前後で半日使った体感
- 気温:4〜9℃
- 風速:1.5〜2m前後
- 釣行時間:半日程度
- 落水:なし
この条件では、強い寒さを感じる場面はほとんどなかった。
移動中にパドルを漕いだ後も、服の中へ強い蒸れは残らなかった。
釣りを始めて体の動きが減った後も、汗をかいた部分が急に冷える感覚はなかった。
下半身へ海水が入らず、上半身も水しぶきと風を遮れたことで、寒さに耐えながら釣りを続ける状態にはならなかった。
ただし、確認できたのは落水しなかった半日の釣行だけ。この服装で冬の海へ落ちた時に、どこまで体温を保てるかは確認していない。
落水した時点でこのレイヤーは成立しなくなる

下半身はレイブンパンツで濡れを止めているが、上半身は落水後まで水を遮断する構成ではない。
冬の海へ落ち、メリノウール、Tシャツ、ロングシャツまで濡れれば、風を受けながら体温を保つのは難しくなる。
このレイヤーで冬SUPへ出る以上、落水する可能性があると感じる日には出ない。
SUPの操作に不安が残る段階でも使わない。風や波が出る場所、出艇後に海況が崩れそうな日にも出ない。
そこまで条件を切れないなら、冬SUP自体をやらない。
落水後まで対応する服装を組んで冬の海へ出る人もいる。そこまでして冬に釣りをするかどうかは、それぞれの判断になる。
自分は、落水しない条件を選べる日だけ、このレイヤーで出る。
まとめ|落水しない条件まで含めて冬SUPの服装になる
この日の気温4〜9℃、風1.5〜2m前後、落水なしの条件では、強い寒さや蒸れをほとんど感じず、半日の釣行を終えられた。
下半身への浸水をレイブンパンツで止め、上半身はメリノウール、Tシャツ、薄いロングシャツ、レインジャケットで組んだ。
ただし、このレイヤーは落水後まで耐える服装ではない。
落水する可能性がある人や海況では使わない。そこまで条件を切れないなら、冬SUP自体をやらない。
自分にとっては、この判断まで含めて冬SUPの服装になる。
冬SUPのまとめはこちら👇

素人だけど、検証して道具は選ぶ。
