釣り用ランタンを選ぶなら、最大光量よりも、手元を照らせる明るさ、雨への強さ、必要な時間だけ点灯できることを優先したい。
夜釣りの仕掛け交換や餌付けなら、小型のLEDランタンでも十分に使える。キャンプでも兼用するなら、テーブルを照らせる明るさと、置いたり吊るしたりできる形状があると使い道が広がる。
僕自身、夜釣りではGOAL ZEROの小型ランタンをメインに使っている。広い範囲を強く照らすより、必要な手元だけを長時間照らせることが重要になった。
ただし、夜釣りの手元照明とキャンプサイト全体を照らすメイン照明は別の用途だ。どこまで兼用したいかによって選ぶランタンは変わる。
釣り用ランタンの明るさは何ルーメン必要?
ランタンの明るさはルーメン(lm)で表示される。これは光源から出る光の量を示す数値だ。
必要な明るさは、照らしたい範囲によって変わる。
| 使い方 | 明るさの目安 |
|---|---|
| 夜釣りの手元作業 | 10〜50lm程度の弱点灯から検討 |
| キャンプのテーブル照明 | 150〜300lm程度 |
| キャンプサイトのメイン照明 | 500lm以上も候補 |
あくまで目安で、同じ光量でも光が広く拡散するランタンと、一方向へ集中するランタンでは見え方が違う。
夜釣りでは弱い光で手元を照らせれば基本はOK

夜釣りでランタンを使うのは、仕掛け交換、餌付け、ルアーの付け替え、道具探しなど、手元での作業が中心になる。
例えば、クーラーボックスの上にランタンを置き、そのすぐ横で作業するなら、広い範囲を強く照らす必要はない。
むしろ、周囲まで明るく照らしてしまうより、自分の作業する場所だけを照らせる方が扱いやすい。
最大光量が大きいことより、弱い光に調整できるか、必要な方向へ向けられるかが重要になる。
キャンプでも使うなら明るさの調整幅を見る
キャンプでテーブルを照らすなら、150〜300ルーメン程度まで明るくできる小型ランタンが候補になる。
食事や道具の整理など、テーブル周辺を照らす使い方なら、夜釣り用のランタンと兼用しやすい。
一方、タープ下やサイト全体を広く照らすなら、さらに明るいランタンが欲しくなる。
弱い光から強い光まで調整できれば、夜釣りでは手元照明、キャンプではテーブル照明という使い分けができる。
点灯時間は普段使う明るさで比較する
LEDランタンには、最大100時間以上などの長い点灯時間が表示されている製品もある。
ただし、その数字が最も暗い設定での点灯時間ということもある。最大光量にすると、数時間まで短くなる製品も珍しくない。
夜釣りで長時間使うなら、弱点灯や中程度の光量で何時間使えるかを比較したい。
例えば、夕方から深夜まで使うのか、日没から翌朝まで点けておくのかでは、必要な電池持ちが違う。
また、釣りでは最大光量を使う時間が短くても、手元照明を何時間も点けておくことがある。弱点灯時の持続時間は、実際の使いやすさにつながる部分だ。
USB充電式と乾電池式の違い
USB充電式は、釣行前に充電して繰り返し使える。車内やキャンプ場でモバイルバッテリー、ポータブル電源などを利用できるなら、充電の選択肢も多い。
乾電池式は、予備電池を持っていればその場で交換できる。充電できない場所で連泊するときにも使いやすい。
製品によっては専用充電池と乾電池の両方に対応したモデルもある。
日常的にUSB充電を利用しているなら充電式、電池交換で使い続けたいなら乾電池式という選び方になる。
海釣りで使うランタンの防水性能

夜釣りでは、雨や水しぶきでランタンが濡れることがある。屋外で使うなら、防水性能も確認したい。
防水性能はIPX4やIPX6などの等級で表示される。
| 防水等級 | 保護の内容 |
|---|---|
| IPX4 | あらゆる方向からの水の飛沫 |
| IPX5 | あらゆる方向からの噴流水 |
| IPX6 | あらゆる方向からの強い噴流水 |
雨や水はねを想定するならIPX4以上が一つの目安になる。濡れやすい場所で使うことが多いなら、IPX5やIPX6も選択肢になる。
IP64やIP66のように数字が2つ並ぶ製品では、最初の数字が防塵性能、後ろの数字が防水性能を表している。
なお、IPX6は強い水流への耐性を示す等級で、水没への対応を意味するものではない。
防水性が高くても海水への耐性は別
防水等級は、海水による腐食への強さを示しているわけではない。
海釣りでは、潮風や飛沫によって充電端子や金属部分に塩分が付くことがある。
防水等級に加えて、充電端子の構造やカバーの有無、使用後の手入れ方法も製品ごとに確認しておきたい。
釣り場で使いやすい形状と調光機能
夜釣りでは、ランタンをどこに置くかによって手元の見え方が変わる。
- 置き型:タックルボックスやクーラーボックスの上に置いて使いやすい。
- 吊り下げ型:フックなどに吊るし、上から照らせる。
- マグネット付き:磁石が付く金属面に固定でき、車内などでも使える。
釣り場で手元を照らすなら、置き場所を変えやすい小型ランタンが扱いやすい。キャンプでも使うなら、置くことも吊るすこともできる形状が便利だ。
また、強弱を切り替えられるだけでなく、細かく調光できる製品もある。
仕掛けを結ぶときは明るく、待っている間は弱くするといった使い分けができれば、必要以上に電池を消費せずに済む。
片面点灯や照射方向の切り替えができる製品なら、自分の手元だけを照らす使い方にも対応しやすい。
なお、暗い場所を移動したり、両手で作業したりする時はヘッドライトの方が扱いやすい場面もある。僕もランタンとヘッドライトは用途で分けている。
夜釣りでのヘッドライトと小型ランタンの使い分けはこちら👇

夜釣り・キャンプ兼用で選べるLEDランタン4機種
ここまでの条件を踏まえると、実際の製品では次のような選択肢がある。
小型で手元を照らすモデルから、キャンプのメイン照明にも使える大型モデルまで、用途を分けて紹介する。
| 製品 | 最大光量 | 防水・防塵性能 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| GOAL ZERO LIGHTHOUSE micro FLASH | 150lm | IPX6 | 夜釣りの手元・小型兼用 |
| Ledlenser ML4 | 300lm(ブースト時) | IP66 | 手元・テーブル照明 |
| GENTOS EX-334D | 440lm | IP64 | 乾電池式の兼用ランタン |
| GENTOS EX-366D | 1000lm | IP66 | キャンプのメイン照明 |
数値はメーカー公表値。最大光量での点灯時間や、電源方式は製品ごとに異なる。
GOAL ZERO LIGHTHOUSE micro FLASH|僕が夜釣りでメインに使うランタン
僕が実際に夜釣りでメインに使っているのが、GOAL ZEROのLIGHTHOUSE micro FLASHだ。
最大150ルーメンの小型充電式ランタンで、IPX6の防水性能を備えている。ランタンとしての点灯時間は、公称で約7〜170時間だ。
このモデルで特に気に入っているのが、片側だけを点灯できること。夜釣りでは半面点灯をよく使い、自分の手元だけを照らしている。
仕掛け交換や餌付けなら、この明るさで十分に作業できる。最大光量を使うことはほとんどない。
上部には懐中電灯機能もあり、USB充電式で繰り返し使える。小さくて持ち運びやすいので、キャンプのサブランタンとしても使い道がある。
ただし、サイト全体を照らすメイン照明としては光量が足りない。夜釣りの手元照明を中心に考えるなら、僕にとってはかなり使いやすいモデルだ。
実際の夜釣りでの使い方や、電池持ちの検証はこちら👇

Ledlenser ML4|充電池と乾電池を使い分けられる小型ランタン
小型ランタンで別の候補になるのが、LedlenserのML4だ。
最大300ルーメンのブーストモードを備えるが、これは一時的な高出力。通常のパワーモードは150ルーメンで、約2.5時間点灯する。
50ルーメンのミドルモードなら約8時間、5ルーメンのローモードなら約45時間というメーカー公表値になっている。
特徴は、専用充電池に加えて単3アルカリ乾電池も使えること。普段は充電式で使い、電池が切れた時は乾電池に交換する運用ができる。
IP66の防塵・防水性能があり、重量も約71gと軽い。夜釣りからキャンプのテーブル照明まで、小型の1灯で済ませたい場合の候補になる。
なお、充電には付属の専用マグネット充電ケーブルを使う方式だ。
GENTOS EX-236D|乾電池式で明るさと防水性を確保したい場合
充電式ではなく、乾電池式のランタンを使いたいならGENTOSのEX-236Dも候補になる。
最大光量は430ルーメン。240ルーメンのMidモードと20ルーメンのEcoモードもあり、使う場所に合わせて明るさを切り替えられる。
電源は単3形アルカリ電池6本。メーカー公表の点灯時間は、Highモードで約10時間、Midモードで約18時間、Ecoモードで約142時間だ。
特徴はIP68の防塵・防水性能と、水に浮くフローティング機能を備えていること。雨や水しぶきにさらされやすい釣り場でも使いやすい仕様になっている。
光色は暖色のみなので、白色や昼白色への切り替えはできない。ただし、テーブル周辺を照らす明るさは十分にあり、吊り下げて使うこともできる。
USB充電を前提にせず、乾電池を交換しながら使いたい場合や、防水性を重視して選ぶ場合に向いているモデルだ。
GENTOS EX-350H|キャンプのメイン照明も兼ねるなら
夜釣りの手元だけでなく、キャンプサイトを広く照らすことまで考えるなら、GENTOSのEX-350Hが候補になる。
2026年発売のモデルで、最大光量は1400ルーメン。昼白色は最大970ルーメン、暖色は最大650ルーメンで、光の色と明るさを調整できる。
電源は付属の専用充電池と単1形アルカリ電池3本の両方に対応。USB Type-Cで充電できるほか、乾電池に切り替えて使うこともできる。
専用充電池使用時のメーカー公表値では、白色の最大光量で約7時間、最も弱い60ルーメンの設定なら約148時間点灯する。
IP68の防塵・防水性能を備え、USB機器への給電機能も搭載している。ランタンだけでなく、非常用の電源としても利用できる仕様だ。
一方、電池を含む重量は約680g。小型のGOAL ZEROのように気軽に持ち歩くランタンとは用途が違う。
釣り場での仕掛け交換だけならここまでの明るさは必要ないが、キャンプのメイン照明まで兼ねたい場合には、光量と電源方式の両方に余裕があるモデルだ。
釣りとキャンプで1灯を兼用するならどれを選ぶ?
夜釣りが中心なら、GOAL ZEROやML4のような小型ランタンが扱いやすい。手元を照らすだけなら、最大光量が大きいことより弱点灯の使いやすさが重要になる。
釣りとキャンプのテーブル照明を兼用するなら、明るさに余裕のあるGENTOS EX-334Dも候補になる。乾電池式なので、予備電池を持って使えるのも違いだ。
キャンプサイト全体を照らすことまで考えるなら、EX-366Dのような大光量モデルが必要になる場面もある。ただし、夜釣りでは本体が大きく、光量も余りやすい。
僕自身は、夜釣りでは小型のGOAL ZEROがメインになっている。ランタンを一つで全部済ませるより、必要な場所を必要な明るさで照らす方が使いやすいと感じている。
素人だけど、検証して道具は選ぶ。
