SUP釣り初心者の始め方|装備・安全判断・タックル・魚探まで実釣から整理

SUP釣りでは、釣り方より先に考えることがある。

どこから出るか。

どこまで沖へ出るか。

風や潮が変わった時に、自分で岸まで戻れるか。

岸からの釣りなら、釣れない日は道具を片付けて帰れば終わる。

SUP釣りでは、海の上で釣りをした後、自分で岸まで戻ってこなければいけない。

ボードへ道具を積み、沖へ漕ぎ、釣りをして、戻って片付ける。

この記事では、SUP釣りを始めた理由と、装備、安全判断、タックル、魚探まで、実際に続ける中で見えてきたことを整理してみる。

目次

僕がSUP釣りを始めた理由とその面白さ

SUPで釣ったショゴ

神奈川で陸っぱりの釣りを続けるうちに、海は広いのに、釣り人が入れる場所は少ないと感じるようになった。

青物やタチウオの釣果が出れば人が集まる(僕も期待に胸を膨らませ行く)

しかし、時間を作って釣り場へ行っても、すでに入る隙間がない。

そんな日も一度や二度ではなかった。

アクセスしやすい釣り場は、プレッシャーのためか魚の反応が薄いと感じることも多くある。

そこで、自分がよくやるサビキやLSJ、エリアトラウトと並行して、初夏〜秋中心に始めたのがSUP釣りだった。

沖へ出ると、岸からは届かなかった根、砂地、回遊魚が通る場所まで自分で近づける。

実際に、青物、根魚、砂地の魚まで、陸から釣っていた頃には出会えていなかった魚が増えた。

魚探や海面の変化を見ながら、自分で移動する。

反応がなければ場所を変え、底が変われば仕掛けを変える。

沖から岸を見る景色もいい。

海面に近い位置で波を受け、パドルで進む時間そのものが面白い。

釣りをせず、SUPだけで漕ぐ日もある。

ただ、SUPは見た目ほど軽い遊びではなかった。

ボードを膨らませ、道具を積み、沖まで漕ぎ、釣りをして、岸へ戻る。

帰った後は、塩と砂を水で落とし、ボードと道具を片付ける。

全部やると疲れる。

沖へ出る力が残っていても、同じ距離を漕いで戻れるとは限らない。

それでも、陸から届かなかった魚と場所へ自分で近づける釣りは面白い。

SUP釣りは沖へ出る前に帰り方を決めておく

海上の様子

SUP釣りでは、沖へ出られるかだけでは足りない。

その場所から岸まで戻れるかを先に考えている。

行きは風や潮に押され、思ったより速く沖へ出る日がある。

向きを変えれば、帰りは同じ風や潮へ逆らう。

距離は同じでも、パドルを入れた時の進み方は変わる。

魚探に反応が出る。

鳥が集まり、ベイトが跳ねる。

もう少し先へ行けば釣れそうに見える。

そういう時ほど、岸との距離と戻る方向を確認している。

自分は風3m以下、予報の波高1m未満を、出艇を考える最初の目安にしている。

ただし、その数字だけでボードを出すわけではない。

  • 風向き
  • 岸へ戻る方向
  • うねり
  • 波の周期
  • 潮流
  • 出艇場所の地形

予報の数字が低くても、現地でパドルを入れると進まないことがある。

外洋に接するポイントで、うねりと流れが強く、出艇をやめた日があった。

別の日は、風1m台、波0.7m、周期10秒台だった。

その日は沿岸から問題なく出られ、前回断念した場所まで移動できた。

本命の場所へ行けない日は、近場へ変える。

近場へ出ることにも不安があれば、ボードは出さない。

出艇をやめることも、SUP釣りの中に入っている。

SUP釣りの安全判断まとめはこちら👇

SUP釣りに必要な装備は安全から決める

SUP釣りに必要な道具例

SUP釣りの装備は、最初から全部を細かくそろえたわけではない。

最初から外していないものと、釣りを続ける中で足したものがある。

SUPの上は広くない。

道具を増やすと、置く場所、固定する場所、取り出す動作、片付ける道具も増える。

だから自分は、まず安全に関わる装備を外さず、その後に釣りと片付けに必要なものを足してきた。

最初から外していないのは、落水、流されること、連絡手段の確保に関わる装備だ。

  • ライフジャケット
  • リーシュコード
  • パドル
  • 防水ケース
  • 安全フラッグ
  • 飲み物
  • ランディングネット

ライフジャケットは、落水した時に体を浮かせる。

リーシュコードは、ボードと体が離れるのを防ぐ。

パドルは、海の上で落とすと戻る手段が減る。

スマホと車の鍵は、防水ケースへ入れている。

沖に浮かぶSUPは、岸から見た時より小さい。

船や周囲から見つけてもらうため、後方には赤いフラッグを立てている。

釣りを続ける中で、魚探、フィッシュグリップ、ストリンガー、クーラー、収納ケース、片付け道具も増えた。

ただ、道具を増やせばボード上の動きも増える。

最初は安全に関わるものを外さず、ボード上で扱える量から始めた方が動きは崩れにくい。

SUP釣りに必要な道具まとめはこちら👇

SUP釣りのタックルは遠投よりボード上の扱いやすさで決める

SUP釣りのタックル例

自分のSUP釣りは、東京湾と相模湾の水深20〜30m前後が中心になる。

魚探反応の近くへ真下に落とすか、10〜20m投げてボードへ向かって巻いている。

現在は、6.7ftのスピニングロッド、25アルテグラ C5000XG、PE1.0号、60gのジグを基準にしている。

浅場では30〜40gを使う。

60gで底を追えない時は80gへ上げる。

根魚を強く止める日は、PE1.5号とフロロ5〜6号へ替えている。

SUPでは、岸釣りのように遠くへ投げ続けるより、ボード上で落とし、着底を確認し、掛けた魚を横まで寄せることを優先している。

長いロッドでは、魚がボードまで来ても穂先が外側へ残り、ネットへ入れる位置まで寄せにくくなる。

リールは、濡れた手で巻けること、青物がボード側へ走った時にラインを戻せることも見ている。

ジグの重さは水深だけでは決めない。

潮、SUPの流れ方、ラインの角度、着底を確認できるかで変えている。

真下へ落としても底を取り続けられない時は、重くするか、その場所を離れる。

根掛かりした時は、無理に引かず、仕掛けの真上や反対側へ回って外すこともある。

ただし、岩礁、強い流れ、定置網、養殖施設の近くでは、回収に固執しない。

岸で投げやすいタックルより、狭いボードの上で落とし、寄せ、取り込めることを優先している。

SUPのタックルまとめはこちら👇

SUP釣りで魚探を使うと移動と判断が変わる

SUPに積んでる魚探の様子

沖へ出ても、海面だけを見ていたら水中の変化は分からない。

魚探を付けると、水深と底を確認しながら移動できる。

  • 水深が分かる
  • 底の起伏が見える
  • 浮いた魚やベイトの反応が出る
  • 通過した場所の等深線を記録できる

平らな砂地が続いた後、画面の底が急に荒くなる。

何も映らなかった画面へ、まとまった反応が入る。

その場所で仕掛けを落とすか、さらに移動するかを決める材料になる。

魚探を入れたから魚が勝手に釣れるわけではない。

魚種まで分かるわけでもない。

底へ張り付いた根魚は、底と分かれて映らないこともある。

それでも、水深、底の起伏、浮いた反応を確認し、次に仕掛けを落とす場所を決められる。

ただし、魚探は本体だけ買ってもSUPへ載せられない。

  • 振動子を水中へ固定する
  • 電源を用意する
  • 本体をボードか収納ケースへ固定する
  • 配線を足や釣り道具へ絡まない位置にまとめる

自分はGarmin STRIKER Plus 4を使っている。

電源はモバイルバッテリーから12Vへ昇圧している。

振動子は水中へ出し、パドルやラインに干渉しない位置へ固定している。

魚探を使ってから、何も分からない場所で粘る時間は減った。

SUP魚探のまとめはこちら👇

SUP釣りの一日は準備・出艇・釣り・帰還・片付けまである

SUPの準備シーン

SUP釣りは、海の上で釣っている時間だけでは終わらない。

釣り場へ着いたら、ボードを膨らませる。

空気圧、フィン、リーシュ、フラッグ、荷物の固定を確認する。

ロッド、魚探、クーラー、ネット、パドルの置き場所を決める。

岸際の波を見てから出る。

沖へ出たら、風と潮で流される向き、岸へ向かって漕いだ時の進み方を確認する。

釣れていても、風や潮が変わる前に戻る。

岸へ戻ったら、ボード、魚探、リール、道具についた塩と砂を落とす。

濡れた道具をまとめ、車へ戻す。

準備と片付けまで入れると、SUP釣りは体力を使う。

だから、電動ポンプ、買い物かご、高圧洗浄機のような道具も、釣行回数が増えるほど効いてくる。

釣果に直接関係しない道具でも、準備と片付けの負担が減れば、次の釣行へ行きやすくなる。

SUPの片付けまとめはこちら👇

まとめ|SUP釣りは陸から届かない場所へ行き、自分で岸まで戻る釣り

SUP釣りを始めたことで、陸から届かなかった根、砂地、回遊魚が通る場所へ自分で近づけるようになった。

魚探と海面の変化を見ながら場所を変え、底や反応に合わせて釣り方も変えられる。

沖から岸を見る景色や、海面に近い位置でパドルを入れる時間も面白い。

SUP釣りに必要な道具まとめはこちら👇

素人だけど、検証して道具は選ぶ。

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