SUPを始めたばかりの頃の僕は、「L1・L2・L3」という数字の意味が全くわからなかった。
お店に行けば似たようなベストが並び、ネットで調べるほどさらに迷っていく。
でも、実際にSUPで落水したり、磯で足を滑らせそうになったり、渓流で流れに身体を持っていかれたり──そんな一次体験の積み重ねで、ひとつだけ確かな結論にたどり着いた。
“L基準の数字は、安全の範囲を示す地図そのもの”
L1・L2・L3は、レジャー用ライフジャケットの浮力ランク。
数字が上がるほど浮力が大きく、危険なフィールドに対応できる。
この記事では、初心者でも迷わないように、L基準の本質とフィールド別の最適解を「世界一わかりやすく」まとめる。
L基準とは?(レジャー用固形式の“浮力ランク”)
L基準はレジャー用固形式ライフジャケットの浮力区分で、数字が示すのは「どれだけ浮くのか」という命に直結する性能。
そしてここが重要:
L基準は桜マーク(船舶用国家基準)とは完全に別物。併記されることはない。
L1・L2・L3の違い(浮力・厚み・安全度の差)
| 基準 | 最低浮力(kgf) | 用途 | 特徴 | 安全度 |
|---|---|---|---|---|
| L1 | 7.5kgf以上 | 荒天・磯・外洋 | 最高クラスの浮力 厚くて重いが最強 | ★★★★★ |
| L2 | 5.7kgf以上 | 磯・沖・SUP | 高浮力で動きやすい 安心の中間ランク | ★★★★☆ |
| L3 | 4.0kgf以上 | 湖・河川・穏やかな海 | 軽量で動きやすい 一般レジャー向け | ★★★☆☆ |
SUPで実際に落ちると分かるけれど、浮力が強いほど身体が水面に戻るスピードが速い。磯や荒れた海では、その差が安全の差になる。
〈場所別〉必要なL基準(ここだけ覚えればOK)
- SUP:L2推奨(落水前提)/L3可
- 磯:L1〜L2(転落=致命リスク)
- サーフ:L2〜L3(離岸流・うねり)
- 河川・渓流:L3(急流はL2)
- 湖:L3で十分
- 堤防:L2〜L3(落水距離が大きい)
SUPは“落ちる前提”の遊びなので、浮力は軽さより優先していい。
SUP専用ベストと釣り用(VF-029U / VF-025U)の違い
SUP専用の特徴:
- 肩が大きく開いてパドルがしやすい
- 胸が薄く、再上艇しやすい
- 背中がフラットで寝そべりやすい
釣り用固形式(SHIMANO VF-029U / VF-025U):
- 浮力が大きくSUPでも安心
- 背中と胸のフォームが衝撃に強い
- ポケットが多く、磯・渓流・SUPを横断できる
SUPだけならSUP専用ベストが最も快適。 SUP+釣り・磯もやるならL2〜2.5相当の釣り用固形式(VF-029U / VF-025U)が長く使える。
初心者の結論(迷わない2択)
- ① SUPだけ → SUP専用の固形式(L2〜L3推奨目安)
- ② SUP+釣り → L2相当の固形式(SHIMANO VF-029U / VF-025U)
最初から安全を着ておくことが、最も確実なリスク回避になる。
素人だけど、検証して最適は選ぶ。
