SK11の万能はさみAS ロング SMS-AS200Lは、魚の骨や硬いヒレを少ない力で切れる、僕がかなり気に入っているハサミだ。
もともとは日曜大工や工作向けの万能はさみだが、僕は釣った魚の血抜きや内臓処理、ヒレの切断などに使っている。
特にサバやソウダガツオの下処理、青物の首付近の骨の切断、カサゴやハタの硬いヒレを落とす時に便利だ。
普通のハサミでは力が必要な部分も、このSK11ならバキバキ切れる。魚の下処理に使う道具として、かなり重宝している。
SK11万能はさみは魚の骨や硬いヒレを切りやすい
このハサミで一番気に入っているのは、切断する時の力の入りやすさだ。
普通のハサミだと刃が滑ったり、かなり力を掛けないと切れなかったりする魚の硬い部分も、SK11なら比較的軽い力で切れる。
魚の骨をバキバキ切れる感覚があり、普段の下処理がかなり楽になった。
もちろん、魚の大きさや骨の太さによって切断のしやすさは変わる。それでも、僕が普段釣って持ち帰る魚では、普通のハサミとの違いをはっきり感じている。
ギザ刃・カーブ刃とバネ付きハンドルが特徴

SMS-AS200Lには細かいギザ刃とカーブ刃が採用されている。
メーカーによると、切る対象を刃の間から逃がしにくくする構造だ。魚の下処理では滑りやすい皮や硬いヒレを切ることもあるため、こうした刃の形状は相性がよい。

もう一つの特徴が、バネ付きハンドルだ。
握って切った後にハンドルが開く方向へ戻るため、何度も切断する作業がしやすい。
バネ自体が切断力を増やすわけではないが、ヒレを何か所も切り落とす時には、この開閉のしやすさも便利だ。
サバやソウダガツオの血抜き・内臓処理に使っている

僕がこのハサミをよく使うのが、サバやソウダガツオを釣った時だ。
釣り場では血抜きに使い、内臓除去が認められている場所では腸抜きにも使っている。
特にソウダガツオは、釣った後にできるだけ早く血抜きと内臓除去を行うようにしているので、このハサミの出番が多い。
血抜きのために切り込みを入れたり、エラの周辺など硬い部分を切ったりする時、包丁よりハサミの方が扱いやすい場面がある。
切りたい部分を刃で挟んで切断できるので、作業するスペースが限られる釣り場でも使いやすい。
もちろん、釣り場によって魚の下処理に関するルールは違う。血抜きは認められていても、内臓除去は禁止されている施設もある。
現場での処理はその場所のルールに従い、取り除いた内臓やエラなども放置せず、持ち帰るか施設が指定する方法で処分する。
釣った魚を持ち帰る時のクーラーボックスや氷、保冷剤の使い方についてはこちらで整理している。

オニカサゴの危険な棘やカサゴ・ハタの硬いヒレを切る
このSK11を持っていて特によかったと感じるのが、硬く尖ったヒレを持つ魚を処理する時だ。

例えば、オニカサゴと呼ばれるイズカサゴなど。持ち帰って食べたい時には、危険な棘やヒレを切るために使っている。
こうした魚の棘はかなり硬い。普通のハサミでは切断しにくい部分も、SK11なら力を掛けて切りやすい。
オニカサゴという呼び名は地域や魚種によって使われ方が異なるが、イズカサゴなどには刺されると強い痛みを生じる鋭い棘がある。毒棘の有無や位置も魚種によって異なるため、見た目の似た魚を一括りにはできない。
持ち帰った後に魚を取り出したり、さばいたりする時にも棘は邪魔になる。危険な部分をあらかじめ切断できるのは便利だ。
ただし、棘を切る作業そのものにも危険はある。魚を安定させ、手を棘の近くに置かずに切ることが重要だ。
切り落とした棘も刺さる危険が残るため、そのまま放置せず、安全に回収して処分する。ヒレを切ったからといって、魚全体から危険な棘がなくなるわけではない。
カサゴやハタのヒレもサッと落とせる

毒棘のある魚だけでなく、普段の下処理でも硬いヒレを切る機会は多い。
特にカサゴやハタの仲間は、背ビレなどが硬く、尖っている。
家で魚をさばく時、この硬いヒレが手に当たったり、作業の邪魔になったりすることがある。
僕はそんな時、SK11で先にヒレを切り落としている。
普通のハサミでは苦労するような硬いヒレもサッと切れるので、魚を扱いやすくなる。
すべてのカサゴやハタに毒棘があるわけではないが、毒の有無に関係なく、硬く尖ったヒレは刺さると痛い。そうした部分を手早く処理できるのも、このハサミの魅力だ。
自宅では青物の首の骨や魚全体のヒレを切る時に便利

このハサミは釣り場だけでなく、自宅で魚をさばく時にもよく使っている。
特に便利なのが、青物の首付近にある骨を断ち切る作業だ。
魚の頭を落としたり、内臓を取り出したりする過程では、硬い骨を切る場面がある。
こういう時に、SK11の切断力が役立つ。普通のハサミではなかなか切れない骨も、刃を入れて力を掛けるとバキバキ切れる。
また、魚全体のヒレをまとめて切り落としたい時にも便利だ。
背ビレ、腹側のヒレ、尾ビレなど、処理の邪魔になる部分を必要に応じて切っていける。魚をさばく前のひと手間が楽になった。
もちろん、どんな大きな魚の骨でも切れるわけではない。太すぎる骨を無理に切ろうとせず、魚の大きさによって包丁などと使い分けている。
それでも、普段の魚の下処理では、このハサミ一本で済む作業が多い。
SK11 万能はさみAS ロング SMS-AS200Lの仕様
僕が使っているのは、藤原産業のSK11ブランドから販売されている万能はさみAS ロング、型番SMS-AS200Lだ。
全長約200mmで、刃やボルト、ナットなどの金属部分にステンレス素材を使用している。
| メーカー | 藤原産業 |
|---|---|
| ブランド | SK11 |
| 商品名 | 万能はさみAS ロング |
| 型番 | SMS-AS200L |
| 全長 | 約200mm |
| 重量 | 157g |
| 刃部材質 | SUS420J2 ステンレス |
| 刃部硬度 | HRC52〜54 |
| 刃の形状 | 細かいギザ刃・カーブ刃 |
| グリップ材質 | PP・TPR |
| ハンドル | バネ付き |
| メーカーの主な用途 | 日曜大工・工作・ホビーなど |
メーカー公表の切断目安は、アルミ板・銅板0.5mm、ブリキ板0.3mm、プラスチック板1.5mmなどだ。
これは工具としての性能を示す数字で、魚の骨やヒレを切断できる太さが保証されているわけではない。
なお、商品名にはオールステンレスとあるが、グリップ部分まで金属製という意味ではない。ステンレスを使用しているのは刃やボルトなどの金属部分になる。
魚の下処理に使う場合の手入れと注意点
SMS-AS200Lは水回りでの使用にも対応した万能はさみだが、メーカーが案内している用途は日曜大工や工作などで、魚の調理専用品ではない。
僕は魚の下処理に使っているが、食品に触れる場合は衛生管理が必要になる。
魚の血や脂、細かな身は刃の付け根や可動部分に残りやすい。使った後は汚れを十分に洗い落とし、よく乾燥させて保管する。工具用の油などが食品へ付着しないようにも注意したい。
ステンレス製でも、海水や血が付いたまま放置すればサビることがある。
また、硬い骨を切る用途はメーカーの公称用途には含まれていないため、使用する場合は刃こぼれや変形にも気を配りたい。
刃が傷んだ状態や、切断できないほど太い骨に無理な力を掛ける使い方は避けたいところだ。
魚の血抜きや骨・ヒレの処理をする人に向いている
SK11 SMS-AS200Lは、釣った魚を自分で処理する機会が多い人には便利なハサミだと思う。
サバやソウダガツオの血抜き、青物の骨の切断、カサゴやハタの硬いヒレの処理など、僕の釣りでは使い道が多い。
一方、釣り糸や小さな仕掛けを切るだけなら、ここまで頑丈な万能はさみは必要ない。
釣り糸を切るためのハサミやラインカッターについてはこちら👇

僕がこのハサミを気に入っている理由は、特別な機能の多さではない。
普通のハサミでは苦労する魚の硬い骨やヒレを、少ない力でバキバキ切れること。
その使いやすさが、魚の下処理では何より大きい。
素人だけど、検証して道具は選ぶ。
