釣り糸の「号」と「lb(ポンド)」は、同じものを別の単位で表しているわけではない。
号数はラインの太さ側を見る基準、lbはラインの強度を見る数字だ。
そのため、「PE1号=必ず20lb」「ナイロン3号=必ず12lb」のように固定換算はできない。
ラインを選ぶ時は、使いたい太さを号数で決め、その製品がどれくらいの強度を持つかをlb表示で確認する。
釣り糸の号数とlbは見ているものが違う
| 表示 | 見るもの |
|---|---|
| 号数 | ラインの太さ側の基準 |
| lb | ラインの強度 |
号数が大きくなるほど、基本的には太いラインになる。
ただし、号数の決め方は素材によって同じではない。
ナイロンやフロロカーボンには号数ごとの標準直径があり、PEはデニールを使った太さの標準規格がある。
一方、強度は同じ号数でも製品によって変わる。
針やオモリを含めて「号」という数字の意味はこちら👇

PEラインの号数は1号=200デニールが基準
PEラインの号数は、単純に直径だけで決められているわけではない。
PE100%ラインの標準規格では、1号=200デニールが基準になる。
デニールは、9000mの糸が何gになるかを表す線密度の単位だ。
| PE号数 | 線密度の標準値 |
|---|---|
| 0.6号 | 120d |
| 0.8号 | 160d |
| 1号 | 200d |
| 1.2号 | 240d |
| 1.5号 | 300d |
| 2号 | 400d |
| 3号 | 600d |
ここで出てくる200dや300dは強度ではない。
PE1号が200dだからといって、その数字から20lbなどの強度へそのまま換算することはできない。
PE1号は何lb?製品によって変わる
PEラインには、「1号なら必ず何lb」という固定値はない。
同じPE1号でも、メーカーや製品設計が変われば表示される強度も変わる。
これは0.6号、0.8号、1.2号、1.5号、2号、3号でも同じだ。
PEは「1号=○lb」という換算表を覚えるより、使う号数を決めたあとに、その製品の強度表示を見る方が確実だ。
また、製品によって「MAX」など強度表示の方法が違うこともあるので、数字だけを横並びにする時は表示方法も確認する。
PEラインそのものの特徴はこちら👇

ナイロンは号数ごとに標準直径がある
ナイロンラインは、号数ごとの標準直径が決められている。
| ナイロン号数 | 標準直径 |
|---|---|
| 1号 | 0.165mm |
| 2号 | 0.235mm |
| 3号 | 0.285mm |
| 4号 | 0.330mm |
| 5号 | 0.370mm |
号数が上がるほど標準直径も太くなる。
ただし、規格で決められているのは太さ側で、強度まで号数ごとに固定されているわけではない。
ナイロンは1号約4lbを目安にできる
ナイロンでは、おおよその目安として1号=約4lbで見ることがある。
| ナイロン号数 | lbの目安 |
|---|---|
| 1号 | 約4lb |
| 2号 | 約8lb |
| 3号 | 約12lb |
| 4号 | 約16lb |
| 5号 | 約20lb |
この表は号数と強度を固定換算するものではない。
同じ標準直径でも、素材や製法によって実際の強度は変わる。そのため、ナイロン3号なら12lb前後を大まかな目安にしつつ、購入する製品の表示を確認する。
サビキやちょい投げでナイロンを何号から使うかはこちら👇

PE1号とナイロン1号は同じ強度ではない
PEにもナイロンにも「1号」という表示があるが、同じ1号だから同じ強度という意味ではない。
そもそも号数を決める規格が違い、素材そのものの性質も違う。
PEは細いラインでも高い強度を出しやすいため、ナイロン1号とPE1号を「どちらも1号だから同じ」と扱うことはできない。
素材をまたいで強度を比べたい時は、それぞれの製品に表示されたlbやkgの強度を見る。
ラインを買う時は号数とlbを別々に見る
実際に釣り糸を選ぶ時は、号数とlbを無理に一つの数字へ換算しなくていい。
使いたい太さは号数で決める。強度は、その製品に表示されているlbを見る。
同じ1号でも、PEとナイロンでは別物。同じPE1号同士でも、製品が違えば強度は変わる。
逆に同じlb表示でも、素材や号数まで同じとは限らない。
海釣りでPEを何号にするかはこちら👇

素人だけど、検証して道具は選ぶ。
