堤防は安全そうに見えて、実は「子供と行くときだけ難易度が一気に上がる釣り場」です。
波・風・足場・魚の毒・道具の管理…大人一人なら余裕でも、子供を見ながらだと判断が遅れやすい。
この記事では、子供連れで堤防に行く時の「安全×釣果×装備」を、素人目線でわかりやすくまとめました。
目次
子供と堤防に行くときの“最重要ルール”
- 子供の手は必ず離さない(特に足場が低い堤防)
- ライフジャケットは絶対着用(大人も全員)
- 風速6m以上・高波の日は絶対に行かない
- 子供に“落ちたらどうするか”を最初に説明してから開始
- 針・ナイフ・クーラーの位置は「子供の手が届かない場所」へ
安全の基本:子供用ライフジャケットの選び方
子供用は「固形式(フォームタイプ)」が必須。浮力が安定し転落時に体が浮く。
- 股ベルト必須(外れると危険)
- 色は明るい色(オレンジ・黄色)
- 笛つき
- 肩・胸でしっかり固定できるベルト構造
海では絶対に“エアー式(膨張式)”を使わない。子供には不向き。
子供の釣りは「サビキ」が最適な理由
堤防で子供の釣りは、ルアーよりサビキの方が圧倒的に安全で釣れる。
- 魚が目で見える(子供が飽きない)
- 重いルアーを振り回さないので安全
- アジ・イワシが入れば入れ食い
- 仕掛けが軽いので子供でも扱える
竿は短い方が安全。1.6〜2.1mが最適。
子供連れ堤防の“必須装備”
- 子供用ライフジャケット(固形式)
- サビキ竿1.6〜2.1m
- サビキ仕掛け(6本針以下)
- アミ姫 or ペットボトルタイプのコマセ
- ロープ付き水汲みバケツ
- フィッシュグリップ(毒魚対策)
- プライヤー(針外し)
- タオル・ウエットティッシュ
- 滑りにくい靴(運動靴でOK)
- 飲み物と帽子(熱中症予防)
子供が絶対触ってはいけない魚
堤防は意外と毒魚が多い。子供が触る前に親が必ずチェック。
- ハオコゼ(小型カサゴみたいで背ビレ毒)
- アイゴ(ヒレ全部毒)
- ゴンズイ(黒×黄色しま模様)
- エイ(尻尾の毒針)
- フグ(噛む・毒あり)
知らない魚=触らない。このルールだけで事故は防げる。
釣りを“飽きさせない”ための3つの工夫
子供は15〜30分で必ず集中が切れる。だから最初から飽き前提で準備する。
- お菓子・ジュースを必ず持っていく
- 魚が釣れたら写真を撮って見せる
- 釣れない時間は「エビ取り」「海を覗く遊び」に切り替える
親だけが釣りに夢中になると100%事故につながる。子供目線が最優先。
最も危険なのは“帰り際”
疲れ・油断・荷物移動が重なるタイミング。
- 子供だけ先に車へ戻さない
- 片付け中は必ず隣へ座らせる
- タモ・竿を置いた拍子に倒れて落水しやすい
最後の10分だけは、むしろ一番集中して安全管理するのがコツ。
まとめ:子供と堤防は“準備で8割決まる”
堤防は自然の中の遊びだけど、準備すれば安全に楽しめる。
釣れたときの子供の笑顔は、本当に最高だから。
安全・装備・環境。この3つさえ整えれば、堤防は子供にとって最高のアウトドア体験になる。
素人だけど、検証して道具は選ぶ。
