釣った魚、キャンプへ持っていく肉や乳製品、車で運ぶ要冷蔵食品。
アウトドアでは家庭の冷蔵庫と違い、外気温、日射、移動時間、クーラーの開閉で温度が動く。
自分も釣りやキャンプを続ける中で、クーラーボックスの保冷力だけを見ても食品管理は完結しないと考えるようになった。
自分は、要冷蔵食品はできるだけ低温を維持すること、生肉や魚の汁を他の食品へ付けないこと、使う直前まで冷やしておくこと、加熱して食べるものは中心まで十分に火を通すこと、この4つを軸にしている。
氷、保冷剤、クーラーボックス、ポータブル冷蔵庫は、この4つを維持するための道具として使っている。
クーラーボックスでは10℃以下をひとつの目安にしている
厚生労働省は、家庭の冷蔵庫について10℃以下を維持することを目安としている。
自分はこの基準を、アウトドアでクーラーボックスを使う時にもひとつの目安にしている。
真夏でも10℃以下を目指し、そこから温度をできるだけ上げないようにしたいと思っている。
気温が高い日は氷や保冷剤を増やし、食品は冷えた状態から入れ、フタを開ける回数も減らしている。
長時間使う時は、庫内温度も確認している。
もちろん、10℃以下なら何時間でも置いていいという意味ではない。
厚生労働省も、10℃では多くの細菌の増殖がゆっくりになるだけで、死滅するわけではないとしている。
低温を保ちながら、必要以上に長く保存せず、早めに持ち帰って使い切るところまでを一緒に考えている。
要冷蔵食品は使う直前までクーラーから出さない
低温を維持できていても、調理前にクーラーから出して長く置けば温度は上がる。
特に真夏は、肉や魚を先に全部並べておかないようにしている。
厚生労働省も、調理前の食品や調理後の食品を室温に長く放置しないよう案内している。
自分もキャンプでは、使う食材だけをその都度クーラーから出す。
クーラーの中を低温にするだけでなく、その低温から外している時間も短くしている。
肉と魚は他の食品へ汁が付かないように分ける
よく冷えていても、生肉や魚の汁がそのまま食べる食品へ付けば別の問題になる。
厚生労働省も、肉や魚はビニール袋や容器へ入れ、他の食品へ肉汁などがかからないように保存することを案内している。
- 生肉や魚は袋や容器へ分ける
- 肉汁や魚の水分を他の食品へ付けない
- 生肉を触ったトングや箸を食事用へそのまま使わない
- 肉や魚を触った後は手を洗う
低温を守ることと、汚染を広げないことは、自分の中では別々に気をつけている。
氷と保冷剤は10℃以下を目指すために使う

クーラーボックスでは、本体の保冷力だけで庫内温度は決まらない。
入れる氷や保冷剤の量でも変わる。
自分は大きめの氷、ペットボトル氷、コンビニ氷、低温タイプの保冷剤を使い分けている。
| 冷却剤 | 使っている役割 |
|---|---|
| 大きめの氷・ペットボトル氷 | 冷たさを長く残したい時 |
| 砕かれた氷 | 魚や飲み物へ広く接触させて早く冷やしたい時 |
| 低温タイプの保冷剤 | 出発時から強く冷やしたい時 |
真夏は寒い時期と同じ量ではなく、必要な保冷時間に合わせて氷や保冷剤を増やしている。
低温タイプの保冷剤は、自分の釣りでは魚を直接触れさせて凍らせてしまったことがある。
それ以来、魚を低温保冷剤へ直接触れさせないようにしている。
クーラー本体の性能だけに頼らず、必要な時間だけ10℃以下を保てる量の氷や保冷剤を入れている。
釣った魚はできるだけ早く冷やす

釣った魚は、そのまま長く置かずにクーラーへ入れて冷やすようにしている。
自分は小型クーラーへ氷や保冷剤を入れ、釣った後から帰宅まで低温を切らさないようにしている。
魚の大きさや釣り方によっては、氷と海水を使って早く冷やすこともある。
ただ、冷やす目的は持ち帰るまで鮮度と低温を保つことにある。
よく冷やして持ち帰った魚だから、そのまま生で安全に食べられるという意味にはならない。
生で食べる魚はアニサキス対策を別に考える
クーラーボックスで魚を冷やしても、アニサキス対策にはならない。
厚生労働省は、新鮮な魚を選び、速やかに内臓を取り除き、目視でアニサキス幼虫を確認して除去するよう案内している。
冷凍する場合は-20℃で24時間以上、加熱する場合は70℃以上、または60℃なら1分が示されている。
酢、塩、醤油、わさびではアニサキスは死滅しない。
魚を低温で持ち帰ることと、生で食べる時の安全確認は分けている。
SUPでは小型クーラーを使い、車へ戻った後も保冷を続ける

自分のSUP釣りでは、ボード上の場所を大きく使わない小型クーラーを持っていく。
現場へ持っていく分は小さくしても、保冷まで軽く考えているわけではない。
気温、釣行時間、魚の量に合わせて氷や保冷剤を入れ、戻るまで低温を保つようにしている。
車へ戻った後は、帰宅まで保冷できる高保冷クーラーやポータブル冷蔵庫へ魚を移すこともある。
SUPの上では必要な分だけ持ち、車に戻ってからも低温を切らさない。
真夏の車では10℃以下を維持できているかを確認する
真夏の車内はかなり高温になる。
ここでは、高性能なクーラーを使っているだけで安全とは判断しない。
- 食品は冷えた状態から入れる
- 気温と時間に合わせて氷や保冷剤を入れる
- 必要以上にフタを開けない
- 長時間なら庫内温度を確認する
- 温度が上がってきたら氷や保冷剤を追加する
- 電源を使えるならポータブル冷蔵庫も使う
自分も真夏は高保冷クーラーを車に置いたり、ポータブル冷蔵庫を使ったりしている。
方法が変わっても、帰宅まで10℃以下をひとつのラインとして、できるだけ低温を維持することは変わらない。
キャンプでは食材を使う直前まで冷やしておく

1泊キャンプでは、買い出しから夕食まで何時間も食材を保管する。
肉、魚、乳製品などの要冷蔵食品は、使う直前までクーラーボックスや冷蔵庫へ入れている。
出発前から食品を冷やしておき、サイトに着いても先に全部は取り出さないようにしている。
人数が多く、飲み物の出し入れが増える時は、食材用と飲み物用を分けると、食材の開閉を減らせる。
真夏は氷や保冷剤を増やし、必要な低温を維持できるクーラーを使っている。
電源が使えるなら、ポータブル冷蔵庫に任せることもある。
クーラーの断熱材だけで安全は決まらない

真空断熱パネルや真空二重構造は、高い保冷力を作るための方法になる。
ただし、断熱材の種類だけで庫内温度が決まるわけではない。
クーラーの容量、氷や保冷剤の量、食品を入れた時の温度、外気温、開閉回数でも変わる。
高性能なクーラーを使うことより、その中をどう低温に保つかまで考えている。
キャンプで肉を焼く時は中心まで十分に加熱する
低温で持ち運べても、加熱して食べる食品は調理まで終わって初めて食べられる。
厚生労働省は、加熱して調理する食品について、中心部75℃で1分間以上をひとつの目安としている。
キャンプの焼肉やBBQでは、外側だけ焼けて中が生のままにならないよう気をつけている。
生肉をつかんだトングと、焼けた肉を取る箸も分けている。
クーラーで低温を保つところまでが保存で、食べる時はそことは別に、しっかり火を通す。
保冷状態が分からなくなった食品は無理に食べない
アウトドアでは、予定より長く遊んだり、氷が予想より早く減ったりする。
クーラーを何度も開ければ、想定より温度が上がることもある。
食品がどのくらいの温度で、どれだけの時間置かれていたか分からなくなることもある。
食中毒の原因になる食品は、見た目や匂いだけでは判断できないことがある。
保冷状態に不安があり、高い温度にどのくらい置かれていたのか分からない食品は食べない。
まとめ|10℃以下を目安に、低温を切らさず持ち帰る
- クーラーボックスでは10℃以下をひとつの運用目安にする
- 氷や保冷剤を使って、できるだけ低い温度を維持する
- 要冷蔵食品は使う直前までクーラーから出さない
- 生肉や魚の汁を他の食品へ付けない
- 魚を生で食べる時はアニサキス対策を別に確認する
- 加熱する食品は中心まで十分に火を通す
自分が釣りやキャンプでクーラーボックスを使う時は、日本の冷蔵庫の目安である10℃以下をひとつのラインにしている。
そこから気温や時間に合わせて氷や保冷剤を増やし、できるだけ低い温度を保っている。
そして低温を保てているからといって長く置かず、早めに持ち帰って調理している。
クーラーの性能だけに任せず、温度、保管時間、食品の分け方、最後の調理まで気をつける。
自分はこの形でアウトドアの生鮮食品を管理するよう心がけている。
クーラーボックスのおすすめまとめはこちら👇

素人だけど、検証して道具は選ぶ。
