ルアー釣りを終えた後は、ルアーだけ外し、スナップをリーダーに結んだまま収納することもできる。
スナップや結び目に問題がなければ、毎回切り落とさず、次の釣行でも使える。実際に、ロッドとリールをつないだ状態で片付ける方法もある。
ただ、釣行後にロッドとリールを分けて洗浄したり、ラインの状態を確認したりするなら、スナップを残すことで片付けが面倒になる場合もある。
僕自身は毎回スナップとリーダーを切り、PEラインも先端からある程度切っている。前回の釣行で受けたダメージを持ち越さず、次回は最初から仕掛けを組み直す方が楽だからだ。
スナップを付けたまま収納する方法はある
ルアー交換に使うスナップは、リーダーの先端に結んで使用することが多い。
釣行のたびに切り落とすと、次回は結び直す必要があり、その分リーダーも短くなる。
スナップを残しておけば、次の釣行でルアーを取り付けるだけで準備できる。この手間を減らせることが、付けっぱなしにする一番のメリットだ。
収納時はルアーを外し、スナップだけ残す方が扱いやすい。ルアーを付けたままだとフックがケースやほかの道具へ引っ掛かり、メタルジグなどがロッドに当たることもある。
スナップを使うメリットや、釣り方による必要性の違いはこちら👇

トップガイドにスナップを巻き込まない
スナップを残す場合に気を付けたいのが、トップガイドへの巻き込みだ。
リールを巻いてスナップを竿先まで引き寄せ、そのまま巻き続けると、金属部分がトップガイドへ強く当たる。
さらに巻き込めば、ガイドや穂先の破損につながることがある。
ダイワの修理部門SLP PLUSも、スナップやルアーをトップガイドへ巻き込むことを、穂先破損の原因として挙げている。
スナップを残すなら、トップガイドへ引き込まず、ロッドに強く当たらない位置で固定する。
フックキーパーやロッドベルトで固定する

ロッドにフックキーパーが付いているなら、そこへスナップを掛ける方法がある。
フックキーパーは、ルアーのフックなどを掛けておくための部品だ。スナップを掛けられる形状なら、収納時の固定場所にもなる。
フックキーパーがない場合は、ラインストッパー付きのロッドベルトなども使える。
スナップ付近のリーダーを固定すれば、金属部分をトップガイドへ巻き込まずに保持できる。
固定後は糸のたるみを軽く取る程度で十分だ。リールを強く巻いて穂先を曲げた状態にする必要はない。
2ピースロッドはリールを付けたまま収納することになる
2ピースロッドでラインをガイドに通したまま収納するなら、リールを取り付けた状態で2本に分割し、ロッドベルトなどでまとめる方法がある。
ラインに十分なたるみを作って継ぎ目を外し、穂先側をグリップ側へ寄せる。ラインがロッドの間に強く挟まれたり、ガイドに引っ掛かったりしないようにまとめれば、スナップも残せる。
リールを付けたまま収納できる専用ケースも販売されている。
この方法なら次の釣行でロッドをつなぐだけで準備しやすい。その代わり、リールが付いている分だけ収納時の幅が増える。
普段からロッドとリールを別々に収納している場合は、ラインが両者をつないだ状態になるため、片付けの自由度が下がる。
振出竿なら、リールを付けたまま竿を縮めて収納する運用がしやすい。2ピースロッドでは、リールごと保管するか、ロッドとリールを分けるかによってスナップを残す意味が変わってくる。
僕が海釣りの後にスナップを毎回切る理由
僕の場合、海釣りが終わったらスナップとリーダーを切り、PEラインも先端からある程度切っている。
帰宅後はリールをロッドから取り外し、それぞれ洗浄する。リールは洗浄後にハンドルを回して水を切り、さらに毎回スプールを外して乾燥させている。
ここまで分けて片付けるなら、スナップを残しておくメリットはほとんど感じない。
ラインをつないだままにすると、ロッドとリールを別々に扱いにくくなる。スナップを残すために収納方法を変えるより、最初に切ってしまう方が僕には簡単だ。
海釣り後に洗う道具や、実際の片付け順はこちら👇

ラインのダメージを次回に持ち越したくない
毎回切る理由は、収納のしやすさだけではない。
釣行中はキャストや魚とのやり取り、根掛かりなどでラインに負荷が掛かる。特にリーダーやPEラインの先端付近は、次回もそのまま使うなら状態を確認しておきたい部分だ。
僕は、その確認を毎回細かく行って使い回すより、先端側を切って次回新しく組み直す方を選んでいる。
PEラインもある程度切ることで、先端側の傷んだ部分を残すかどうかで迷わずに済む。
もちろん、新しいラインへ結び直す手間は掛かる。それでも、次の釣行でラインブレイクしてルアーを失ったり、掛けた魚を逃したりする方が僕は嫌だ。
釣行後に切って洗浄し、次回はゼロからセットする。その方が余計な判断をせずに済むし、僕にとっては時間的にも楽な運用になっている。
ライン全体の劣化や、巻き替えるタイミングの判断はこちら👇

スナップ自体も再利用せず交換している
スナップは変形やサビがなければ、切り離した後に再利用することもできる。
僕はスナップ自体も使い回さず、次回は新しいものを結んでいる。
スナップは安いものなら数円程度、高いものでも1個数十円ほどで買える製品がある。その金額を節約するために使い続けるより、新しいものへ交換した方が自分には合っている。
交換用スナップの一例として、OWNERの剛力スナップ P-38がある。
これは毎回交換しなければいけないという話ではなく、僕の消耗品に対する考え方だ。
エリアトラウトなどの淡水釣りなら付けっぱなしも成立しやすい
海釣りと淡水釣りでは、釣行後の片付け方も変わる。
海釣りではロッドやリールに付いた塩分を洗い落とす必要がある。エリアトラウトのような淡水釣りなら、水質が悪かったり泥で汚れたりした場合を除けば、毎回ロッドとリールを水洗いしない運用もできる。
そのため、リールを付けたままロッドを収納し、スナップも結んだ状態で次回まで保管する方法は海釣りより成立しやすい。
僕自身、エリアトラウトでは毎回ロッドとリールを洗っているわけではない。
それでも、エリアトラウトでは細いラインやリーダーを使うことが多いので、結束部分の傷みやラインの小さなダメージを見落として次回へ持ち越したくない。
収納だけを考えればスナップを残せる環境でも、ライン管理まで含めると僕は毎回組み直す方が気楽だ。
スナップを残して次回も使うなら確認したいこと
スナップを付けたまま収納する場合は、次回もそのまま使える状態かどうかが判断のポイントになる。
スナップの変形・開き・サビ
ルアー交換を繰り返すと、スナップの開閉部分が変形したり、保持力が弱くなったりすることがある。
海釣りでは塩分によってサビが発生する場合もある。
開閉部分が緩い、形が変わっている、サビが進んでいるといった状態なら、新しいスナップへ交換する。
リーダーと結び目の傷
スナップに問題がなくても、結び目やリーダーの先端が傷んでいることはある。
魚とのやり取りや根掛かり、岩や堤防への接触によって、リーダーに傷が付くことがある。
スナップ付近のラインにざらつきや傷があれば、その部分を切って結び直す。PEラインを使っているなら、先端側の毛羽立ちや傷みも確認したい。
スナップを残して次回の準備を減らす方法も、毎回切って新しく組み直す方法も、どちらも選べる。
僕は釣行後の持ち帰り、洗浄、乾燥、ライン管理までを一つの作業として考えている。その流れでは、スナップを切ってロッドとリールを分けて片付ける方が、余計なことを考えずに済む。
素人だけど、検証して最適は選ぶ。
