“持ってることを忘れる”Tsulino(ツリノ) ランガンクーラー80徹底レビュー

サーフを歩きながらルアーを投げる朝、SUPで3時間だけ沖へ出る日、堤防でアジを数匹だけ持ち帰る夕方──。

そんな「軽く動きたい釣り」に、クーラーは意外と重い足かせになる。

Tsulino ランガンクーラー80は、その足かせを外すための道具だと感じた。

僕は神奈川の海をメインに、SUP・堤防・サーフを行き来する釣りをしている。

軽い道具ほど安全で、釣果が安定すると考えている釣り人だ。

さらに、手持ちクーラー8種類で12時間の比較テストも行い、ランガンクーラー80の実力を“数字”でも見た。

この記事では、実釣の一次体験と、比較テストのログを元に「このクーラーはどんな釣りに向き、どこまで頼れるのか」を整理していく。

目次

ランガンクーラー80の特徴と仕様

Tsulino ランガンクーラー80 内部構造と収納スペース

Tsulino(ツリノ)のランガンクーラー80は、サーフ・堤防・ランガンでの“機動力特化”のクーラーである。

折りたためて携帯性が高く、ロング魚も入るサイズ感。公式の基本仕様は以下だ。

  • 外寸:W87 × H33cm
  • 内寸:約W78 × H28cm
  • 重量:505g前後
  • 収納サイズ:約35 × 13 × 10.5cm(折りたたみ式)
  • 素材:ポリエステル+PVCコーティング(耐水・耐久)
  • 用途:サーフ/堤防/ショアジギ/魚の持ち帰り/氷運搬

数字だけ見ると「簡易クーラー」で終わりそうだが、実際に使うと用途がはっきり見えてくる。

実際に使って分かったこと(一次体験)

Tsulino ランガンクーラー80 側面 ロング形状のイメージ

● 軽さがそのまま“安全性”につながる

SUPでもサーフでも、重いクーラーは行動判断を鈍らせる。

ランガンクーラー80は片手で余裕なので、岸沿いの移動・SUPデッキ上の積載・磯場での持ち替えがストレスゼロだった。

軽いクーラーは「釣りの自由度=釣果アップ」に直結する。

● ロング設計で60〜70cm台が入る安心感

一般レビューにも「60cm青物が入った」「80cmのヒラメが収まった」という声がある。

内寸の78cmは、サーフの大物狙いにちょうどいい長さだ。

僕もイナダを3本入れて強引に持ち帰ったことがある。

● 丸洗いしやすいが、工夫で更に便利になる

SUPや堤防では、魚を直接入れても最後に海水でざっと流し、自宅でしっかり洗えば実用に耐える。

PVCコーティングは乾きも早く、夜に干しても朝にはほぼ乾いていることが多い。

ただ、魚専用の厚手のビニール袋を併用すると匂いや水洗いの手間が大幅に激減する。

直接魚を入れて使用を続けると、残念ながらだんだんと魚の匂いは蓄積していく。

● 使わない時間帯は折りたたんで無視できる存在になる

空で持ち歩いても邪魔にならず、車の座席横やバッグ底に押し込んでおける。

これがランガン向きだと感じた理由のひとつだ。

保冷力はどうか?(12時間実験ログ)

手持ち8種類のクーラーを同条件で12時間並べ、内部温度とペットボトル氷一本の氷残量を記録した。

気温は20〜24℃帯で実験した。

ランガンクーラー80の実測値は以下だ。

  • 開始:21.5℃
  • 3時間後:17℃
  • 6時間後:18℃
  • 9時間後:18℃
  • 12時間後:17℃(氷残量15%)

● 結論:小型簡易クーラーとしては十分戦える

最終的に氷が15%残ったのは健闘といえる。

超断熱タイプには勝てないが、短時間、軽量の釣行では十分といえる。

しかし、冷却性能はペットボトル氷一本、かつ温度計との距離によっては-4〜-7℃ほどしか効果がないことがわかった。

そのため高冷却機能の保冷剤を使用し、魚との距離を近くするよう配置する必要がある。

● 真夏は持久力が落ちる前提で使うべき

気温35℃超の灼熱環境では、氷の溶ける速度が倍以上になる。

保冷剤を2つほど入れても、3時間ほどの釣行がギリギリ。

それ以上ならハードクーラーを使う必要があると考えていい。

● 軽量ソフトクーラーらしい“ピーキーさ”がある

氷量が少ないと一気に温度が上がる。

適正は「小型保冷剤×複数+余裕があれば氷を追加」で使用するのがいい。

購入後に失敗しない使い方(ノウハウ)

Tsulino ランガンクーラー80 折りたたんで小さくまとめたイメージ

やりがちな失敗ポイントと、ランガンクーラー80での最適解をまとめる。

  • 保冷剤2つ以上は入れたい方がいい。
  • 魚を入れすぎない:冷気を奪われると一気にぬるくなる
  • 飲み物・魚をまとめて入れない:用途を分けると温度が安定する
  • 夏のSUP釣り/サーフランガンでは明け方から3時間以内がギリギリ実用ライン
  • 車等にメインのクーラーを用意し併用を念頭に置く
  • ランガン中は折りたたんでおく:体力消費を最小化できる

どんな釣りに最適か?

一次体験・レビュー・実験のすべてを踏まえると、このクーラーは「目的を絞っている人ほど刺さる」タイプだと分かった。

  • サーフの大物狙い
  • SUPでの短時間釣行
  • 堤防でアジ・サバ・ロックフィッシュを軽く持ち帰る
  • 軽量重視のランガンスタイル
  • 荷物を増やしたくない初心者の最初の1つ

まとめ:軽快に動く釣りなら、このクーラーで十分すぎる

Tsulino ランガンクーラー80 動きやすさを捉えたイメージ

Tsulino ランガンクーラー80は、最高の保冷力を求める道具ではない。

しかし、動き続ける釣り・広範囲を探る釣り・短時間で結果を出したい釣りには、ハードクーラーよりも明確に強い。

軽さ・収納性・ロングサイズの安心感。

この3つが同時に揃った時点で、用途がハッキリしているギアである。

僕自身、SUPとサーフでの実働率がかなり高い。

万能ではないが、選ぶ理由がはっきりあるクーラーだ。

素人だけど、検証して道具は選ぶ。

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この記事を書いた人

SUP釣り・海釣り・キャンプを“素人視点で検証する”アウトドアブロガーです。
安全・快適・コスパをテーマに、実際に使ったギアだけをレビューしています。

SUPでの落水、磯の夜釣りの失敗、クーラーボックスや虫対策の検証など、一次体験ベースの情報を発信中。

素人だけど、検証して道具は選ぶ。

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