堤防釣りで一番多い事故は「波」でも「テトラ落下」でもなく、実は“足元の滑り”。
濡れた床、黒ずみ、段差、金属ハシゴ……堤防の足場は想像以上に滑りやすく、靴の選び方によって安全度が極端に変わる。
初心者ほど道具に気を取られがちだが、堤防で命を守る装備の一つは間違いなく“靴”。これを最適化するだけで事故率は劇的に下がる。
堤防に合う靴は「ラバーソールの強いグリップ」だけでいい
1. スパイクは堤防に不向き|金属部分で“逆に滑る”
磯や渓流では強い武器になるスパイクソール。しかし堤防では真逆の結果になることが多い。
・コンクリに噛まない
・濡れた黒ずみ床で滑りやすい
・金属ハシゴや手すりで“ツルッ”といく
スパイクは岩に食い込む構造だから、堤防のように平滑な素材ではかえって不安定になる。
2. フェルトは“滑らない”のではなく“濡れたら終わり”
フェルトも同じく磯・渓流向け。水中では強いが、堤防の黒ずみやコンクリではグリップが乱れる。
濡れた黒ずみ床では、フェルトは摩擦がゼロに近くなる。夜釣りでは特に危険で、乾いているはずの場所で急に滑ることがある。
堤防ではフェルトも不要。むしろ危険。
3. 最適解は“ラバー(ゴム)ソール × 強いグリップパターン”
堤防の床の特徴は次の3つ。
・乾きやすいが、濡れると急に滑る
・黒ずみ床が広範囲にある
・金属部分が点在している
これらに対応できるのは、釣り専用でなくても良い「ラバーソール」。
特に、アウトドアスニーカーやランニングシューズでも十分安全。グリップパターンの深いものは黒ずみ床にも強い。
サンダルは“刺さる × 滑る”の二重リスクで絶対にNG
4. 堤防には危険物が多いから露出が多い靴は危険
サンダルを履いている初心者は本当に多いが、堤防では最も危険な選択のひとつ。
・落ちている針やルアーで刺さる
・貝殻やガラス片が足裏に刺さる
・段差に引っかかる
・濡れた床で簡単に滑る
堤防の床は「刺さる物」が多く、「滑る物」が多く、「段差」が多い。サンダルはそれらすべてに弱い。絶対に避けるべき装備。
夜釣りでは靴の重要度が昼の“2倍”になる
5. 暗さで段差や濡れが“見えない”状態になる
夜釣りは足場の情報がほぼ見えない。段差、黒ずみ、濡れた床はライトの角度で簡単に消える。
グリップ力が弱い靴だと、夜は転倒リスクが倍増する。
夜釣りをするなら、最低条件はこれだけ。
・強いグリップのラバーソール
・濡れても滑りにくいパターン構造
・足首が安定するスニーカー系
初心者が選ぶべき“堤防用の靴”まとめ
6. 最初の一足は「釣り専用じゃなくていい」
大切なのは釣り専用シューズかどうかではなく、堤防で滑りにくいかどうかだけ。
・スパイクは使わない
・フェルトも不要
・強力なグリップを持つラバーソールを選ぶ
・サンダルは絶対にNG
・夜釣りは靴性能を最優先
靴を変えるだけで、堤防の安全度は本当に変わる。最初に投資するべきなのは竿でもリールでもなく、足元を守る“靴”だ。
素人だけど、検証して最適は選ぶ。
