SUP釣りの“波の読み方”|うねり・周期・方向の基本

風が1m台、波高1.5m、周期12秒前後の日に、海の状態だけ確認しに行ったことがある。

風は弱かったが、岸には高い波が何度も入り、海岸を洗っていた。

とてもじゃないがSUPを出せる状態ではなく、岸から普通に釣りをするのも危ないと感じる海だった。

別の日には、長潮、弱風、波高50cm前後の予報で、外洋に面した岩礁帯から出艇した。

沖へ出ると、海面全体が軽いジェットコースターのように上下していた。

船酔いと怖さが出たため、その日は約30分で釣りをやめて岸へ戻った。

風が弱い、波高が低いという数字だけでは、SUPを出せるかは分からない。

今は波高、周期、波の向き、岸際での崩れ方まで確認している。

目次

波高・周期・波の向きを一緒に確認する

遠くから神奈川の海面の状況を移した例

SUP釣りの波は、高さだけでは判断できない。

同じ波高でも、短い間隔で次々に波が入る日と、海面全体がゆっくり上下する日では、ボードの動きが違う。

さらに、波を正面から受けるのか、横から受けるのかでも体勢は変わる。

  • 波高:波の高さ
  • 周期:同じ場所を波の山が通過してから、次の波の山が来るまでの秒数
  • 波向:波が進んでくる方向

どれか一つを優先するのではなく、三つを重ねて見る。

波高だけでは岸際の状態まで分からない

予報の波高が低くても、出艇場所の地形によっては岸際で波が崩れる。

岩、浅瀬、防波堤、急に浅くなる海底があると、沖から入った波の形も変わる。

予報では波高を確認し、現地では白波が立つ場所、波が崩れる位置、数本に一度だけ大きな波が入っていないかを見る。

周期は波が来る間隔

周期が短い日は、次の波がすぐに入り、ボードの揺れが収まる前にまた動かされることがある。

周期が長い日は、波と波の間隔が広く、沖では海面がゆっくり上下しているように見える。

ただし、周期が長いから安全とは限らない。

長いうねりは岸へ近づくと高くなり、浅場や岩礁で大きく崩れることがある。

僕が周期12秒前後の日に見た海も、沖の数字だけなら風は弱かったが、岸にはSUPを出せない波が入っていた。

波を横から受けた時に最も体勢を崩した

僕が最も体勢を崩したのは、斜め後ろから横へ船の引き波が入った時だった。

波がボードの側面へ当たり、片側のエッジが急に沈んだ。

だからといって、追い波なら安全、正面なら必ず安全とは決めていない。

波が来る方向を確認し、可能ならボードの先端を正面か斜め前へ向け、大きく横から受けないようにしている。

周期の秒数はどう見ているか

周期の数字だけで出艇できるか/できないかは決められないが、予報を見た時の目安にはなる。

  • 3〜5秒前後:波の間隔が短く、次の波がすぐに入る。風が吹いている日は、細かい風波でボードの向きを直し続けることがある
  • 6〜7秒前後:短い風波とも長いうねりとも決めず、波高、風向き、波向、現地の海面を一緒に見る
  • 8秒以上:うねりとして届いている場合が多い。沖では滑らかに見えても、浅場へ入ると波が高くなることがある
  • 10〜12秒前後:波と波の間は長いが、一つの波で海面が大きく上下することがある。自分は周期12秒前後の日に、岸へ高い波が入り続けて出艇をやめた日もあったが、問題なく釣行できた日もある。出廷場所や、波高、風との相関関係で状況は変わってくる。

同じ周期8秒でも、波高50cmと1.5mでは海の状態が違い、湾内か外洋側かでも岸へのうねりの入り方は変わる。

風浪とうねりは海面の動きが違う

風浪はその場所の風でできる

風浪は、その場所で吹いている風によってできる波だ。

風が強くなるほど海面が細かく乱れ、白波が出ることもある。

波が短い間隔で続くと、ボードの向きを直しても、次の波ですぐに動かされる。

風も同時に受けるため、岸へ戻る方向やパドルを止めた時の流され方まで確認する。

うねりは風が弱くても届く

うねりは、遠くの風や低気圧でできた波が伝わってきたものだ。

現地の風が弱くても、外洋からうねりだけが入ることがある。

沖では規則的な上下に見えても、岸へ近づいて水深が浅くなると、波が高くなったり崩れたりする。

風が弱いことを理由に、うねりまで小さいとは考えない。

波高1.5m、周期12秒前後の日は岸から見ても危険だった

波高1.5m、周期12秒前後の海岸

風1m台、波高1.5m、周期12秒前後だった日は、出艇場所へ着く前から海岸の大きな波が目に映っていた。

海岸へ出ると、高い波が奥まで入り、岸を洗っていた。

波が一度引いた後、次の波がさらに奥まで入る場面もあった。

一目でSUPを出せないと分かる状態だった。

風だけを見れば穏やかでも、波高と周期を重ねると、現地の海がまったく違って見える。

この日は出艇せず、そのまま帰った。

波高50cm前後でも外洋側では大きく上下した

長潮、弱風、波高50cm前後だったがうねりが強かった日の海上

別の日は、長潮、弱風、波高50cm前後の予報だった。

数字だけなら、自分が出艇を考える範囲に入っていた。

出艇したのは、外洋に面した岩礁帯だった。

岸を離れると、海面全体が大きく上下し始めた。

風や潮で速く流されているわけではなかったが、上下動が続き、船酔いと怖さが出た。

その日は約30分で釣りをやめて岸へ戻った。

予報の波高が低くても、外洋へ開いた場所では、沖から入るうねりを直接受けることがある。

岸際と沖では危険の出方が違う

西湘エリアのブレイクの例

岸際には、浅場で崩れる波、岸から戻る水、岩や岸壁で反射した波が重なることがある。

僕が転覆しかけたのも、沖より岸から5〜10mほどの場所が多かった。

いわゆるエントリー&帰岸が一番危険、というタイプだ。

僕のフィールドだとブレイクラインがきつい神奈川西湘エリアが特に該当する。

湾内と外洋側で波の入り方が変わる

湾内は穏やかなのに、外洋側だけ大きくうねっていることはよく経験している。

岬や湾に守られた場所では波がぴたりと収まっていても、外へ回ると海面の上下が大きくなる。

出艇場所が穏やかでも、予定している釣り場まで同じ状態とは限らない。

波の予報を見る時は、波がどの方向から入り、岬や湾がその波を遮る位置にあるかも確認する。

外洋側へ出て大きなうねりを受けた時は、湾内や岬の陰へ移る。

安全に移動できなければ、そのまま岸へ戻る。

複数方向から波が入る日は海面が複雑になる

複雑な海面の例

風浪とうねりが同じ方向から来るとは限らない。

風でできた波が横から入り、外洋からのうねりが前から入ることもある。

岸壁や防波堤の近くでは、反射した波が別の方向から戻る。

二つ以上の方向から波を受けると、SUPの向きと揺れる方向がそろわず、体勢を直し続けることになる。

海面が複数方向から動き始めた時は、釣りを続けず、その場所から離れる。

船の引き波は遅れて別方向から入ることがある

船の引き波は、船が通り過ぎた後から届く。

船がいた方向と、実際に波が入る方向が同じとは限らない。

船の音が聞こえたら仕掛けから手を離し、パドルへ持ち替える。

実際に近づいてくる波を確認し、可能ならノーズを正面か斜め前へ向ける。

最初の波が通った後も、海面が落ち着くまで釣りを再開しない。

出艇前に確認していること

  • 予報の波高
  • 波の周期
  • 波が入る方向
  • 出艇場所が外洋へ開いているか
  • 岬や湾で波を遮れる場所があるか
  • 岸際で白波が立つ位置
  • 数本に一度、大きな波が入っていないか

予報の数字が自分の基準内でも、岸際で波が連続して崩れていれば出艇しない。

湾内だけを見て、外洋側の釣り場まで穏やかだとは決めない。

海へ出た後に戻る判断

出艇した後も、予報通りの海が続くとは限らない。

  • 海面全体の上下が大きくなる
  • 別方向から波が入り始める
  • 白波が増える
  • ボードの向きを保ちにくくなる
  • 船酔い、怖さ、疲労が出る

こうした変化が出た時は、釣果を待たずにその場所から離れる。

湾内や岬の陰へ安全に移動できるなら移る。

移動にも不安があれば岸へ戻る。

まとめ|波高だけでなく周期・波向・現地の海を見る

波高が低くても、SUPを出せない日はある。

周期が長いうねりは、沖でゆっくりした上下に見えても、岸際で高くなり、崩れることがある。

周期が短い波も、次々に入ればボードの向きを保ちにくい。

どちらかを安全な波と決めず、波高、周期、波向を一緒に確認する。

最後に決めるのは、現場に着いて、岸際で波がどう崩れているか、沖の海面がどう動いているかだ。

予報より荒れている、自分の技術では無理だ、と判断したら出艇しない。

海へ出た後に船酔い、怖さ、ボードを保てない動きが出たら、まだ漕げるうちに戻る。

SUP釣りの安全判断まとめはこちら👇

素人だけど、検証して最適は選ぶ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次