子供と一緒に堤防へ行く日は、大人だけで行く釣りとはまったく別物になる。
安全、釣果、装備。この3つのバランスが揃って、初めて“楽しい思い出”になる。
逆に言うと、この3つのどれかが欠けるだけで、危険だったり、全然釣れなかったり、子供がすぐ飽きてしまったりする。
この記事は、子供連れでも安心して釣れて、しかも楽しい。
そんな堤防釣行のためのチェックリストをまとめたガイド。
子供と堤防に行く前の「安全3原則」
- 子供を海側に立たせない(常に“陸側”で構える)
- ライフジャケットは必ず着用(子供用は股ベルト必須)
- 夜釣りは絶対にしない(視界ゼロは大人でも危険)
堤防は平らで安全に見えるけれど、子供は急に走ったり、足元に注意しなかったりする。
海側に立たせないことと、ライフジャケットだけで危険は一気に減る。
子供でも“釣れる釣り”はサビキ一択
堤防で子供が最も釣りやすいのは、間違いなくサビキ。 理由は3つ。
- 落とすだけで釣れる(操作が簡単)
- 群れが入れば連発できる(飽きにくい)
- 針が細く魚が自動で掛かる
特にイワシは表層、サバも表層に多く、アジは底〜中層。
その他魚種を選ばなければたくさんの魚に出会える確率が高い。
どの層にも対応できるのがサビキの強み。
おすすめのタナ(深さ)と釣り方の流れ
- 最初は“底”まで落とす → 5秒待つ
- 反応がなければ上へ巻く → 待つ
- それでも反応がなければ表層メインで待つ(イワシ系狙い)
- 周りが釣れたら深をに合わせて微調整
- 子供が飽きる前に“釣れるタナ”を見つける
初心者がやりがちなミスは「深さをコロコロ変えすぎる」こと。
一度タナを決めたら、コマセが効いてくるまでしばらく待つのが基本。
子供連れ堤防に必要な装備
- 子供用ライフジャケット(股ベルト必須)
- サビキ釣り道具一式(子供用なら1.2m〜1.8m/リール2000番前後)
- 小型クーラー(9〜15L)
- 水汲みバケツ(ロープ付き)
- タオル・ウェットティッシュ
- 日焼け対策(帽子・日焼け止め)
- 飲み物(多め、夏は特に)
- フィッシュグリップ・プライヤー
- 滑りにくい靴(クロックス不可)
特に子供は暑さ・寒さに弱いので、季節の装備が大人より重要になる。
夏なら日射し、冬なら防寒を必ず厚めに。
子供が飽きない工夫
長時間の釣りは正直きつい。 だからこそ “飽きさせない仕掛け” を用意しておく。
- 1〜2時間の短時間釣行にする
- 魚が釣れたら写真を一緒に撮る
- 釣れない時間は海の中を覗いて楽しむ
- 氷や水で遊べるよう水汲みバケツを活用
釣果よりも「楽しかった記憶」が優先。 これを守ると、子供はまた堤防に行きたいと言ってくれる。
絶対に触らせてはいけない魚
毒魚の識別は大人の役割。 見た目だけで覚えておくべき魚は3種。
- ハオコゼ(背ビレ毒)
- アイゴ(全ヒレ毒)
- ゴンズイ(夜の堤防で特に危険)
釣れた魚が分からない時は、子供に触らせず、大人がグリップで対応する。
まとめ:安全×釣果×装備が揃えば、堤防は最高の思い出になる
子供と行く堤防釣りは、ほんの少しの準備で一気に安全になり、釣果も安定する。 そして何より、海で過ごした時間は一生の思い出になる。
素人だけど、検証して最適は選ぶ。
