ストリーム型エリアで釣りが噛み合わない日は、レンジやルアー以前に「筋」を外していることが多い。
同じ流れの中でも、魚が着く場所ははっきり分かれており、それがいわゆる「早い筋」と「遅い筋」として現れる。
ここでまず押さえておきたいのは、流速がそのまま魚の居場所になるわけではない、という前提だ。
魚は流れそのものではなく、流れの差が生む“楽な場所”を選んで着いている。
早い筋とは何か
早い筋は、水面の変化としてもっとも分かりやすく現れる。
水が盛り上がり、表面がザワつき、泡やゴミが一直線に流れていく帯状のエリアだ。
この筋は水押しが強く、ルアーは自然と浮きやすい。さらに、少しテンションが抜けただけでも、姿勢が一気に崩れやすい。
魚がまったくいないわけではないが、長時間居続けやすい場所ではない、という感触を受けることが多い。
実際、早い筋に差している魚は、
- 移動中
- 捕食の瞬間だけ差し込んでいる
- 放流直後の高活性時
といったように、短時間だけ滞在しているケースが大半になる。
遅い筋とは何か
一方で、遅い筋は一見すると「何もない水」に見えやすい。
水面は静かで、泡が溜まりやすく、流れがよどんでいるように感じる場所だ。
ただし重要なのは、完全な止水ではなく、ごくわずかに流れているという点にある。
この筋は水押しが弱く、ルアーの姿勢が安定しやすい。
魚はここで流れに頭を向け、最小限の体力で定位しているように見える。
ストリーム型で「一匹ずつ積み上がる釣り」が成立しやすいのは、ほとんどの場合、この遅い筋になる。
筋は「速さ」ではなく「境目」で見る
ここで重要なのは、早いか遅いかを単体で判断しないことだ。
狙うべきは、早い筋と遅い筋がぶつかる境目になる。
流れがぶつかることで、
- 流速が一段落ちる
- ルアーが自然に減速する
- 水中に“溜まり”ができる
といった変化が生まれる。この境目は魚にとって居心地が良く、結果的に長く残りやすい場所になりやすい。
ルアーを通すときは、早い筋のど真ん中でも、遅い筋の奥でもなく、境目をなぞる意識を持つことで、釣り全体が崩れにくくなる。
ルアーの安定性で筋の正解が分かる

正しい筋を通せているかどうかは、ルアーの挙動を見れば判断しやすい。
早い筋を引いていると、
- 想定より浮く
- 巻き感が急に重くなる
- 一瞬でバランスが崩れる
といった違和感が出やすい。
逆に、遅い筋や境目では、
- 一定の巻き感が続く
- レンジが安定する
- 魚が後ろから付いてくる
魚が追ってくる場面は、正解の筋に入っているサインとして扱いやすい。
今日の結論

ストリーム型の釣りは、流れを「強い・弱い」で見るものではない。
早い筋と遅い筋、その“間”を見る釣りになる。
筋が読めるようになると、レンジや速度は無理に作らなくても、自然と決まりやすくなる。
逆に筋を外していると、ルアーを替えても噛み合わない時間が続きやすい。
まずは水面を見て、次にルアーの挙動を見る。
それだけで、ストリームの景色は一段深く見えてくると思っている。
素人だけど、検証して最適は選ぶ。
