CHUMSスチールクーラー54L徹底レビュー|見た目最強ギアの実力と“気分で選ぶ理由”

CHUMSのスチールクーラーボックス54Lは、「見た目がすべて」と言ってもいいくらいデザインに振り切ったクーラーだ。可愛くて、華やかで、サイトの雰囲気が一段階上がる。

だけど、使い込んでいくと保冷・重さ・運び方にそれぞれクセが見えてくる。

ここでは、家族3人キャンプでの実働と、他クーラー(APL20/Peacock)との比較、そして季節ごとの使い分けを含めて、CHUMS54Lのリアルな立ち位置を整理していく。

目次

CHUMS54Lはどんなポジションのクーラーか

まず前提として、CHUMS54Lは「最強の保冷力」を求めるクーラーではない。

このギアの本質は、完全に“気分”と“雰囲気”に寄っている。

  • 容量:54L(3人家族なら3泊も狙えるボリューム)
  • 本体重量:単体ならそこまで重くない
  • 満載時:保冷剤+氷+食材で一気に地獄の重さになる
  • 用途:ファミリーキャンプのメインクーラー/BBQ/大人数キャンプ
  • 強み:デザイン・所有感・サイトの華やかさ

ざっくり言うと、「機能だけで選ぶなら他にもっといい選択肢がある。でも、気分と見た目で選ぶなら揺るがない一択」というタイプのクーラーだ。

3人家族キャンプでのリアルな中身

CHUMS54Lの内部容量。食材や氷をたっぷり収納できる広い庫内

具体的な運用イメージがあったほうが、チャムス54Lのサイズ感が掴みやすいと思うので、実際の詰め方をそのまま書いておく。

● 食材の入れ方(僕の実運用)

  • 肉:3〜6パック(焼き物+煮込み用をまとめても余裕)
  • 野菜:キャベツ1玉、玉ねぎ袋、きのこ類、パプリカ、大根の一部など
  • 飲み物:2Lペット数本+500mlペット数本
  • 氷:最低2kgは入れたいライン
  • 保冷剤:高機能保冷剤を2つ以上入れると安定してくる

容量だけ見れば「好きなだけ詰めろ」というサイズ感だが、問題は“空気の量が多い”こと

54L級クーラーは、中の空間が広いぶん「空気を冷やす力」が必要になる。

氷が1kgだけだと、どうしても冷えにムラが出る。

チャムス54Lをメイン運用するなら、氷2kg+高機能保冷剤2つくらいを前提にしたほうが気持ちよく使える。

2泊・3泊キャンプでの氷ストック運用

うちの構成は3人家族。

チャムス54Lは容量的には3泊も狙えるサイズだが、保冷力だけで言えばそこまでタフではない。

そこでセットで使っているのがピーコックのクーラーバケットだ。

● Peacockで氷をストック → CHUMSに随時補充

ピーコックに9Lほど氷を満載して持っていき、そこからチャムスに必要な分だけ移していくスタイルを取っている。

  • 秋〜春なら:2泊は余裕、3泊も現実的
  • 途中の買い出しタイミングで氷を追加すれば、より安定
  • 「CHUMS=食材メイン」「Peacock=氷タンク」という役割分担がハマる

この組み合わせなら、見た目:CHUMS/保冷:Peacockで、感情面と機能面のバランスがかなりいい。

季節による相性|夏は厳しい、秋〜春がベスト

● 夏(7〜9月)は正直きびしい

最近の夏は気温が高すぎる。

外気35℃超えの環境だと、チャムス54L単体で「生ものをガチ保冷」はかなり無理がある。

  • 氷の溶けるスピードが速すぎる
  • 日差しが強いと外装の温度上昇も大きい
  • 1泊でも、運用にかなり気を使う必要がある

真夏に安心して使いたいなら、電源ありのAPL20(車載冷蔵庫)や、保冷力特化のハードクーラーの出番になる。

● 秋・冬・春は一気に扱いやすくなる

逆に、秋〜冬〜春はチャムス54Lの出番が一気に増える。

夜間の冷え込みも味方になるし、日中の気温も極端に高くないので、食材の持ちも安定する。

  • 秋〜春:2泊はかなり現実的
  • 3泊も、氷ストックと補充を組めば十分狙える
  • 「気温がそこまで高くない長期キャンプ」との相性がいい

要するに、チャムス54Lは「3シーズン向けの気分ギア」だと割り切ると使いやすい。

(後日追記)冬キャンプで評価、やっぱりCHUMS 54Lは良い!になった理由

冬キャンプでCHUMS 54Lを車に積んでいる様子

CHUMS 54Lは「見た目は最高。でも夏の保冷は厳しい」という前提で使っていた。

ただ今回、気温10〜16℃の暖かめな冬キャンプで使ったことで、改めて評価が固定できた。

● 冬は外気温そのものが“保冷の味方”になる

夏はクーラーが外気と戦うが、冬は外気が冷却を助けてくれる。氷の減り方がゆるくなり、運用が一気に楽になった。

● 氷を盛らなくても成立する=重さのストレスが減る

真夏のように大量の氷を前提にしなくていいので、満載時の「持てない重さ」になりにくい。結果として、取り回しのストレスも小さくなる。
具体的にはクラッシュ氷2袋(スーパーで無料のやつ)/ブロック氷1.7kgで十分だった。

● 開閉頻度が下がると、保冷はさらに安定する

冬は夏ほど飲み物を頻繁に取り出さない。開閉回数が少ないだけでも庫内温度は安定しやすく、食材管理の不安が減った。

● 実測:24時間後でもブロック氷は8割以上残った

24時間後のブロック氷の状態

今回は一泊二日で運用し、24時間経ってもブロック氷は8割以上残っていた。

帰宅後も食材の状態は問題なく、冬条件では十分な保冷力があると判断できた。

キャンプ帰宅後の肉の状態を写した写真
キャンプで余った肉も自宅で美味しく消費できた

まとめると、CHUMS 54Lは「一年中の最強クーラー」ではない。

ただ、秋〜春(特に冬)の条件では、見た目の良さと実用性のバランスが一気に良くなる。

ここが、このクーラーのいちばんおいしい季節だと思う。

CHUMS54Lだから起きた“良いこと/困ったこと”

チャムス54Lスチールクーラーをタープテント内に置いている様子

● 良かったこと

  • 居住スペースが全体が華やかになる
  • ゴツめのギアに混ぜてもなぜか調和する
  • 写真に映る。遠くからでも目立つ。
  • 持っているだけでテンションが上がる
  • 家族ウケはすこぶる良い

「キャンプの楽しさは雰囲気で半分決まる」と考えている人にとっては、この見た目だけで選ぶ価値がある。

● 困ったこと

  • 中身を限界まで詰めると本当に重い
  • 駐車場から遠いサイトだと運搬がかなりしんどい
  • 保冷力は“普通”なので、過信すると痛い目を見る
  • 機能だけ見るとAPL20やPeacockのほうが圧倒的に楽

特に「重さ」はしっかり意識しておいたほうがいい。

車横付けサイトじゃないと、中身の量次第では本当に後悔するレベルの重さになる。

APL20・Peacock・他ハードクーラーとの使い分け

自分の中での立ち位置を整理すると、だいたいこんな感じになる:

  • APL20(ICECO):夏・1泊・効率重視の日。電源ありなら最強の実用クーラー。
  • Peacock:氷ストック要員。保冷力を支える裏方の最強タンク。
  • CHUMS54L:見た目と気分を優先したいキャンプ。秋〜春の2〜3泊向け。

同じ「クーラーボックス」でも、気持ちの方向性がまったく違う

APL20とPeacockは「機能で選ぶクーラー」。

CHUMS54Lは「気分で選ぶクーラー」。

どんな人に向いているか

  • ファミリーキャンプの雰囲気を一段上げたい人
  • 2泊以上のキャンプをよくやる(夏以外)
  • 可愛いクーラーをサイトの主役にしたい人
  • 車横付けサイトを選ぶことが多い人
  • 多少の不便より「気分が上がるギア」を優先したい人

まとめ|CHUMS54Lは“気分をデザインするクーラー”

CHUMSスチールクーラー54Lの外観。サイトが明るくなる存在

チャムス54Lは、保冷力だけを見ればAPL20やPeacockに勝てない。

重さだけ見れば、他のクーラーのほうが断然楽だ。

それでも、サイトに置きたくなる。 写真に撮りたくなる。

「今日はこれを使おう」と思わせてくる。

キャンプは、ただの機能競争じゃない。

どんな景色で、どんな道具と過ごしたか、その“感情のログ”も大事な要素だと思っている。

その意味で、CHUMS54Lは気分をデザインするクーラーだと感じている。

素人だけど、検証して道具は選ぶ。

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この記事を書いた人

SUP釣り・海釣り・管釣り・キャンプを“素人視点で検証する”アウトドアブロガーです。
安全・快適・コスパをテーマに、実際に使ったギアだけをレビューしています。

SUPでの落水、磯の夜釣りの失敗、クーラーボックスや虫対策の検証など、一次体験ベースの情報を発信中。

素人だけど、検証して道具は選ぶ。

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