エリアトラウトを始めようと思ったとき、最初に悩むのがロッドだと思う。
調べ始めると、おすすめはたくさん出てくる。
でもその分、「結局どれを選べばいいのか分からない」と感じる人も多いんじゃないかと思っている。
この記事では、 これが一番正しいロッドを決めるつもりはない。
そうではなくて、 最初の一本をどう考えると、あとが楽になるのか。 僕自身がそう感じてきた考え方を、そのまま書いてみる。
エリアトラウトの最初の一本で大事だと思っていること
釣果より「判断が楽になる」こと
始めたばかりのころは、 思ったように釣れないのが普通だと思う。
そのときに、 「操作が悪かったのか」 「道具の特性なのか」 を切り分けられるかどうかが、意外と大事だと感じている。
最初の一本は、 その切り分けがしやすいロッドであると助かる、 というくらいの感覚でいいんじゃないかと思っている。
道具のせいにできる余白を残す
これは少し言い方が難しいけど、 「もしかしたらロッドの影響もあるかも」と思える余地があると、 気持ちが折れにくいように感じている。
最初から尖ったロッドを使うと、 判断が一気に難しくなることもある。
個人的には、 まずは余白があるほうが続けやすいと思っている。
なぜ「基準になるロッド」があると楽なのか

最初から尖ったロッドを選ばなかった理由
尖ったロッドは、 慣れてくると楽しさが分かってくる。
ただ、基準がない状態だと、 その尖りが合っているのかどうかが分かりにくい。
僕の場合は、一度基準を作ってからのほうが、 ロッドの違いを素直に受け取れるようになった。
比較対象があると違いが見えやすい
一度「これが基準かな」と思えるロッドができると、 次に触るロッドとの差が自然と見えてくる。
それだけで、 ロッド選びの迷いはかなり減ったように感じている。
最初の一本に求める条件

長さは6ft前後が扱いやすい
個人的には、 6ft前後の長さが一番扱いやすいと感じている。
取り回しもよくて、 キャストで無理をしなくて済む。
硬さはSUL〜ULあたりで十分
細かい分類までは気にしなくていいと思っている。
SULかUL。 このあたりなら、大きく外すことは少ない印象がある。
価格帯は1万円前後でも問題ないと感じている
最初の一本に、 無理して高いロッドを選ばなくてもいいと思っている。
この価格帯でも、 エリアトラウトは十分に楽しめる。
最初の一本として参考にしやすいロッド例
最初の一本は、選択肢を増やしすぎないほうが判断が楽だと僕は感じている。
ここでは、これまで使ってきた中で 「基準を作りやすい」「釣りの成立を邪魔しにくい」と感じたロッドを、あくまで参考として挙げておく。
SHIMANO トラウトライズ S60SUL

取り回しがよく、いちばん素直に使える長さだと感じている。
尖った主張はないけれど、 投げる・巻く・掛ける・寄せる、どれも大きな違和感が出にくい。
「今の違和感は操作なのか、道具なのか」を切り分けやすく、 基準を作る一本としてはかなり分かりやすいロッドだと思っている。
迷っている段階なら、まずはこの60SULを基準にするのが一番楽だと感じている。
SHIMANO トラウトライズ S63SUL

S60SULと同じシリーズだが、 3インチ長くなるだけで投げ感は意外と変わる。
遠心力を使いやすく、 少ない力でルアーを前に送れる感覚があり、 海釣りの延長でエリアに入る人には、こちらのほうがしっくり来る場合もあると思っている。
取り回しは60のほうが楽だが、 「投げる気持ちよさ」を基準にしたいなら63SULも十分アリだと思う。
DAIWA イプリミ 60XUL
トラウトライズとは方向性が少し違い、 柔らかさと軽さが特徴のロッド。
XULらしくしなやかで、 軽いルアーの感触が出やすいという評価が多い。
最初から「柔らかい竿の感覚が好きそう」と感じている人や、 スプーンや軽量ルアー中心で始めたい人なら、 この60XULを基準にする考え方も個人的にはアリだと思っている。
どれが正解という話ではなく、 どんな感触を自分の基準にしたいかで選ぶのが一番後悔しにくいと感じている。
エントリークラスでダイワ・シマノを選びやすい理由
よく「有名だから安心」と言われるけど、 僕が無難だと感じている理由は、そこだけではない。
作りの最低ラインが安定している
日本で大きく展開しているメーカーは、 品質管理やフィードバックの量が多い。
その分、 エントリークラスでも致命的な作りの差が出にくいように感じている。
エリアトラウトは精度の差が出やすい釣り
軽いルアーを投げて、 細いラインでやり取りする釣りでは、 小さな違和感がストレスになりやすい。
最初の一本ほど、 安定感を重視したほうが楽だ。
実際に「基準」になったロッドの話

僕の場合は、 尖りすぎていないロッドが基準になった。
どの釣りも大きな違和感なく成立して、 迷ったときに戻れる場所があった。
最初の一本は、 「長く使えそう」くらいの気持ちで選んで十分だと感じている。
最初の一本でやらなくていいと思っていること
いきなり高いロッドを買わなくていい
高いロッドは、 違いが分かるようになってからでいいと思っている。
すべてを一本で完結させようとしなくていい
ロッドは、 必要になったら増やせばいいし、釣りだとそうなることの方が自然だ。
このあと自然にステップアップする流れ
釣りに慣れてくると、 「もう少しこうしたいな」という感覚が出てくる。
そのときに、 長さや曲がり、快適さを足していけばいい。
基準があると、 その判断がかなり楽になる。
エリアトラウト初心者が最初に悩むロッド選びQ&A
エリアトラウトの最初のロッドは本当に1本で大丈夫?
まずは1本で十分。
最初は1本を基準にして釣ることで、「違い」が分かる状態を作るほうが大事。
2本目は、必要になってからで問題ない。
いきなり高いロッドを買ったほうが失敗しない?
最初は高いロッドでなくていい。
高いロッドが快適なのは事実だが、最初はその違いを判断する基準がない。
基準がない状態で高いロッドを使っても、性能を使い切れないことが多い。
最初は無理のない価格帯で十分。
硬さ表記(SUL・ULなど)はどこまで気にすればいい?
最初はSULかULを選べば問題ない。
細かい表記差を気にする必要はない。
SUL〜ULを選んでおけば、エリアトラウトの基本的な釣りはすべて成立する。
トラウトライズS60とS63は、初心者にはどちらが向いている?
どちらを選んでも失敗しない。
取り回し重視ならS60SUL、
投げる感覚を楽にしたいならS63SUL。
好みで選んで問題ないし、釣果差が出るような違いでもない。
イプリミ60XULは最初の一本としてアリ?
柔らかいロッドが好きならアリ。迷っているなら基準ロッドを先に。
柔らかい感覚が好きだと分かっている人には向いている。
ただし、基準がない状態で選ぶなら、まずはトラウトライズ系のほうが判断しやすいと思う。
ロッド選びで失敗したらどうすればいい?
失敗しても釣りは成立するし、無駄にはならない。
エリアトラウトはロッド1本で大きく破綻する釣りではない。
使った経験は次の判断材料になる。
致命的な失敗になるケースはほとんどない。
最初の一本で釣果は変わる?
大きくは変わらない。
最初の一本で劇的に釣果が伸びることはあまりない。
ただし、迷いが減り、判断が早くなることで結果的に釣りは楽になる。
それが一番の価値。
まとめ|最初の一本は「これでいい」と思っている

最初の一本に、完璧さは必要ない。どころか、完璧な竿はおそらくどこにもないのだろうと思う。
だから、世の中には数えきれないほどの竿が存在している。
迷わず釣りを続けられること。 判断できること。
その基準を自分の中に持つことができれば、 十分じゃないかと僕は思っている。
その意味だと、僕の中ではSHIMANO トラウトライズ S60SULが最もおすすめだ。
素人だけど、検証して道具は選ぶ。
