スプーン後にクランクを入れる。
これは再現性の高い流れのひとつだが、
それでもクランクがまったく効かない日がある。
追わない。触らない。
反応そのものが消える。
こうした状況では、
無理にクランクを引き続けても展開が好転しないことが多い。
クランクが効かない=「情報が合っていない状態」
クランクは、
情報量を整理し、魚に判断させるルアーだと考えている。
それでも反応が出ない場合、
整理された情報ですら負担になっている状態に近い。
魚は存在に気づいている。
ただ、判断したくない。
この段階では、
「別の情報を入れる」か「情報そのものを減らす」か、
選択肢は大きく二つに分かれる。
分岐① ミノーに行くかどうか

ひとつ目の分岐がミノー。
ミノーは、
- 一瞬の動き
- 止め
- 浮上や姿勢変化
といった、
クランクとは異なる種類の刺激を入れられる。
ただし、
- 魚がかなり浮いている
- リアクション要素がまだ残っている
この条件が揃わないと、
ミノーも機能しきらないことが多い。
そのため、ここは「試す」位置づけになる。
分岐② それでも反応がなければスプーンに戻る

ミノーにも反応が出ない日。
そういう時は、
スプーンに戻る判断をすることが多い。
ただし、同じスプーンを投げ直すわけではない。
gを落として「情報量」を削る

最初に行うのは、
ウェイトを落とすこと。
- 1.8g → 1.4g
- 1.4g → 1.0g
- さらに下げてマイクロスプーン
gを落とすことで、
- 速度が自然に落ちる
- 水押しが弱くなる
- 存在感が薄くなる
魚に届く情報が、
段階的に削られていく。
アクション違いで「情報の質」を変える

gを落としても反応が戻らない場合、
次はスプーンの性格を変える。
- ピッチが細かい
- 暴れない
- スライドが入らない
もしくは逆に、
- 同じgでも泳ぎが違う
- 波動がわずかに変わる
そうしたスプーンに替えて、
情報の種類だけを切り替える。
マイクロスプーンで「留める」判断

最終的に行き着くのが、
マイクロスプーン。
これは広く探る釣りではない。
魚の目の前を、
弱く、長く、通す釣り。
時間はかかるが、
この段階で拾える魚は確実に存在する。
結果としてスプーンの方が数が伸びる日もある

興味深いのは、
クランクが効かない日ほど、
最終的にスプーンで数が伸びることがある点だ。
魚が「判断したくない状態」に入っている場合、
判断を迫るルアーよりも、
判断を先延ばしにできるスプーンの方が口を使わせやすい。
まとめ:正解は一つではない

スプーン後 → クランク。
ここまでは王道。
ただし、
クランクが効かない日の分岐を知っているかどうかで、
一日の組み立ては大きく変わる。
ミノーに行くか。
スプーンに戻るか。
gを落とすか。
ネチネチやるか。
どれも間違いではない。
魚の状態に合わせて、
出す情報を調整しているだけだ。
素人だけど、検証して道具は選ぶ。
