サビキは「初心者でも釣れる釣り」と言われるけれど、実際は“構造を外すと一生釣れない”ジャンルでもある。
この記事では、堤防サビキで釣れない日の原因を、現場の動きに合わせて7つのパターンに整理した。
今日から釣果が変わる“行動目安”として使ってほしい。
1. 最大の原因:タナ(棚)が合っていない
サビキは「魚がいるタナに仕掛けを置けるか」で釣果が決まる釣り。
- アジ:ほぼ底
- サバ:表層〜中層
- イワシ:ほぼ表層
- コノシロ・フグ:全層
横浜の海釣り施設(深さ15〜18m)でも、このパターンはほぼ一定。タナを外すと一生釣れない。
解決策:底から30秒ごとに1m刻みで上げる。
2. コマセが効いていない(撒けていない)
カゴからコマセが出ていなければ、魚は足元まで寄らない。
特に初心者は“カゴが空のまま落としている”ことが多い。
- 毎回コマセを詰める
- 詰めすぎない(詰め過ぎ=出ない)
- 周りが釣れているのに自分だけ釣れない=コマセ負け
3. ラインが斜めに入ってタナに届いていない
潮や風が強いと、仕掛けが斜めに流され、タナに届かないまま横に流れていく。
解決策:オモリを1〜2号重くして、まっすぐ落とす。
4. コマセとサビキが“同調”していない
サビキは「コマセの煙の中に針がある状態」で最も釣れる。
カゴ(コマセ)とサビキ(針)が離れていると、魚はエサに寄るけど針に来ない。
同調ズレ=釣れない最大要因のひとつ。
5. 立ち位置が悪い(潮上にいる vs 潮下にいる)
堤防サビキは「潮上の人が勝つ釣り」。
- 潮上=コマセが流れて魚が自分に集まる → 釣れる
- 潮下=他人のコマセの“残りカス”しか来ない → 渋い
場所が悪い日は、思い切って移動した方が釣果は伸びる。
6. 群れがいない時間(時合の見極めミス)
サビキ=回遊待ちの釣り。
どれだけ頑張っても、魚が寄らない時間は釣れない。
- 朝マズメ
- 夕マズメ
- 潮が動き始める30分前後
この時間以外は「1/3以下の釣果」になりやすい。
7. 仕掛けが合っていない(サイズ・色・針)
堤防で釣れない日の典型パターン。
- 針が大きすぎる → アジ・イワシが食い渋る
- ハリス太すぎ → 違和感でスレる
- サバだけ釣れる → 表層にばかり落としている
初心者は“針3〜4号・ハリス0.8号”が黄金設定。
超おすすめ:トリックサビキは“手返し×釣果”が最強
横浜の海釣り施設では、ほぼ全員がトリックサビキを使う。
コマセを「針に直接つけて落とす」ため、アジ・イワシの食いが圧倒的に良い。
手返し重視の人はカゴ不要、オモリ+トリックで十分。
最後に:釣れない日は“構造”を直せば一気に変わる
堤防サビキは「技術より構造」。
タナ → コマセ → 同調 → 立ち位置 の順で見直すだけで釣果は劇的に上がる。
素人だけど、検証して最適は選ぶ。
