ソーラーパネルは、防災で「あれば安心」な装備だ。
ただし、万能ではない。
防災におけるソーラーの役割は、電気を生み出して生活を回すことではなく、時間を稼ぐことだと思っている。 ポータブル電源やバッテリーの消耗を遅らせ、判断の余裕を作るための装置。
その前提で見たとき、200Wクラスのソーラーパネルは「現実的な上限」にかなり近い。 今回レビューするのは、実際に使い、1枚目が良かったので2枚目を追加したTHORR 200Wソーラーパネル。
THORR 200Wを選んだ理由
最初から200Wを狙っていたわけではない。 28Wクラスから使い始め、運用していく中で「もう少し余裕が欲しい」と感じる場面が増えてきた。
ただ、サイズや重量を無制限に大きくするつもりもなかった。 マンション防災、ベランダ運用、収納性。 これらを崩さずに出力を上げられる限界が、体感として200Wだった。
THORRを選んだ理由はシンプルで、 「200Wとして軽量」 「サイズが現実的」 「端子構成が防災向き」 この3点が揃っていたからだ。
基本スペックとサイズ感
200Wクラスとして軽量な部類
数値上でも軽量だが、実際に持ったときの体感が重要だ。 THORRの200Wは軽いとは言わないが、片手で持って移動できる限界ラインに収まっている。
非常時に「持てない重さ」は、その時点で選択肢から外れる。 この重量感なら、展開も撤収も現実的だと感じた。
サイズは「ちょうど限界」

展開時のサイズは、これ以上大きくなるとベランダ運用が一気に難しくなるライン。 200Wという出力を考えると、かなり抑えられている印象がある。
正直、300Wクラスになると「出せるけど面倒」「常設前提」になりやすい。 THORR 200Wは、出し入れを前提にできる最大サイズだと思っている。
畳んだ時の薄さと収納性
畳むとかなりフラットになり、場所を取らない。 2枚持っているが、収納で困ることはない。
防災ギアは「出しっぱなしにしない」ほうが運用として楽だ。 その意味でも、この収納性は大きなメリットだと思う。
端子構成と出力面の評価
ポータブル電源なしでUSB直給電できる

THORRの大きな強みは、ソーラーから直接USB充電ができる点。 ポタ電を介さず、スマホやモバイルバッテリーを直接延命できる。
防災では「経由点を減らす」ことが重要になる。 これは明確な安心材料だった。
12Vが取り出せる実用性
ミニDCジャックではなく、実用的な12V出力が使える。 拡張性を考えたとき、この差は大きい。
付属変換コネクターが豊富

付属の変換コネクターが多く、条件さえ合えばメーカーを問わずポータブル電源に接続できる。 防災で「合わなかった」は致命的なので、この設計はありがたい。
28Wクラスと比べて分かった200Wの役割
28Wソーラーの立ち位置

28Wクラスは軽く、展開が楽で、常設にも向いている。 モバイルバッテリーや小型機器の延命には十分だが現実的な利用には発電力の関係で制限が多いのも事実。
200Wで初めてできること

200Wになると、ポータブル電源の消耗スピードを体感で遅らせられる。 「回復する」というより、「減らない時間を作れる」感覚に近い。
この余裕があると、電力判断が一気に楽になる。
なぜ28Wでは物足りなく感じたのか

発電量の絶対差もあるが、天候変動への耐性が違う。 曇りや角度ズレでも、200Wは最低限の仕事をしてくれる。
なぜ同一モデルを2枚揃えたのか

ソーラーを追加する前提なら、同じメーカー・同じ型番を選ぶのが基本だ。 直列・並列接続を考えると、混在はトラブルの元になる。
THORR 200Wは、1枚目の運用で信頼できた。 だから2枚目を追加した。
防災では「冒険しない」選択が一番強い。
防水性と作り
常設前提ではないが、急な雨や屋外使用に耐えられる作り。 触った印象も含めて、雑に扱っても不安は感じなかった。
防災ギアは、過剰に丁寧に扱う前提にすると破綻する。 その意味で、必要十分な安心感がある。
200Wソーラーは出しっぱなしに向かない

200Wクラスは、展開・角度調整・撤収にそれなりの手間がかかる。 だからこそ、「常に出しておく」より、「必要な時に使う」が向いている。
非常時ギアとして、常設しない距離感がちょうどいい。
おすすめできる人・できない人
おすすめできる人
- マンション防災を考えている
- ベランダ運用を想定している
- ソーラーを主役にしない
- ポータブル電源の延命が目的
おすすめしないケース
- 常設前提
- 発電だけで生活を回したい
- 携行性を最優先したい
- 1枚で完結させたい
200Wソーラーパネルはたくさんのメーカーから販売されている。
自分に合ったパネルは状況によって変わるが僕の中ではこのパネルが一番しっくりきた。
まとめ|200Wソーラーの正しい立ち位置

ソーラーは防災の主役ではない。 200Wは、防災で「判断を楽にする」ためのラインだ。
サイズ、重量、収納性。 そのバランスが崩れない最大値が200Wで、THORRのこのパネルはその条件を満たしている。
過信せず、正しい期待値で使うなら、安心しておすすめできる200Wソーラーパネルだと思っている。
素人だけど、検証して道具は選ぶ。
