夏の災害について考え始めたとき、最初に不安になったのは電源だった。
でも、いくつかの想定を重ねていくうちに、もっと手前で崩れるものがあると感じるようになった。
それが「冷却」だった。
昨今の酷暑の中、エアコンが使えなくなったらと思うとゾッとするけど、冷たい飲み物が作れないこと、食品を冷やせないことも、体力と判断力を静かに削っていくことは容易に想像できる。
夏災害では「電源」より先に冷却が破綻する
冷たい飲み物が作れないことの影響
真夏の停電では、水があるだけでは足りない。
常温の水だけで暑さをやり過ごすのは、思っている以上に消耗が大きい。
冷たい飲み物が一口あるかどうかで、体温の下がり方も、回復のスピードも違ってくる。
これは快適さの話というより、体調維持の話に近いと感じている。
食品が傷むスピードは想像より早い
停電直後は、家庭用冷蔵庫もしばらくは冷えている。
でも、その時間が過ぎたあと、冷蔵庫の中身は一気に不安定になる。
「まだ大丈夫だろう」と思っている間に、食べられる選択肢が減っていく。
この感覚が、精神的な余裕を一気に奪っていく。
ポータブル冷蔵庫は防災用として成立するのか

家庭用冷蔵庫とは役割がまったく違う
ポータブル冷蔵庫は、家庭用冷蔵庫の代わりになるものではない。
すべてを守る前提で考えると、必ず無理が出る。
防災で考えるべきなのは、「本当に必要なものだけを冷やす」という使い方だと思っている。
防災で評価すべきポイント
防災用途でポータブル冷蔵庫を見るとき、重視したのは次の点だった。
- 消費電力が低いこと
- 持ち運びできる重さであること
- 不安定な電源でも安定して動くこと
冷蔵庫単体ではなく、「電源システムの一部」として成立するかどうか。
そこが一番の判断軸だった。
防災視点で見たポータブル冷蔵庫の条件

軽さは、そのまま選択肢の多さにつながる
夏災害では、電源の場所や環境が固定されないことも多い。
重い装備は、それだけで使える場面を狭めてしまう。
省電力は、生存時間を延ばす要素
常時フルパワーで冷やすことは想定していなかった。
冷却と停止を挟みながら、「ゼロにしない」運用ができるかどうか。
ポータブル電源との相性が前提になる
ポータブル冷蔵庫は、電源があって初めて意味を持つ。
だから、最初からポータブル電源と組み合わせる前提で考えた。
その条件で選んだのが ICECO APL20 だった
選定理由は防災目線だった

ポータブル冷蔵庫の中でも、軽さ、省電力、安定した駆動という点で条件に合っていたのが ICECO APL20 だった。
防災専用品としてではなく、「現実的に使い続けられる装備」として選んだ、という感覚に近い。
防災だけで終わらせなかった理由

キャンプや釣り、車中泊でも使える。
日常的に使っているから、使い方も癖も分かっている。
それが、そのまま災害時にも使えるという点は、かなり大きかった。
フェイズ別に見る、夏災害での使われ方
停電初日:冷却対象を絞って守る
飲み物、傷みやすい食品。
全部を冷やすのではなく、優先度をつけて守る。
電源が減り始めたら回復フェイズへ

走行充電や電源の入れ替えで、冷却を途切れさせない。
完全回復ではなく、「続ける」ことを優先する。
長期化した場合はゼロを避ける
冷却をゼロにしない。
それだけで、選択肢と余裕は大きく変わる。
ポータブル冷蔵庫が残してくれたもの
体調管理の余裕
冷たい飲み物があるだけで、体の回復が違うと思える安心感。
これは実感としてかなり大きかった。
判断力の余裕
「全部ダメになる」という焦りを防げる。
捨てる判断を、少し先に延ばせる。その安心感。
まとめ:冷蔵庫ではなく「冷却インフラ」を持つ

ポータブル冷蔵庫は贅沢装備ではない。
夏災害では、生存時間を延ばすための装備だと感じている。
防災だけで終わらせず、日常から使い続けられる。
だからこそ、いざという時にも迷わず使える。
素人だけど、検証して最適は選ぶ。
