真夏の停電で、一番むずかしい判断はこれだ。
「エアコン、いつまで粘る?」
つける判断より、諦める判断の方が圧倒的に難しい。
なぜなら、人は一度得た快適さを手放しにくいからだ。
防災で「撤退」が必要になる理由
防災は、理想を追うと必ず破綻する。
特に真夏の冷房は、
・守れたら心強い
・でも電力消費が重い
という、典型的なハイリスク資源だ。
だからこそ、最初から「撤退ライン」を決めておく必要がある。
エアコンを切るべき“第一ライン”

最初の撤退判断は、意外とシンプルだ。
「このまま使い続けたら、次の回復手段がなくなる」と感じた瞬間
ここだ。
具体的には、
・残量を見て「朝まで持たない」と感じた
・走行充電や復旧の見通しが立っていない
この時点で、エアコンは一度止める。
ここで粘ると、後の選択肢が一気に消える。
撤退判断が遅れると起きること

エアコンを引っ張りすぎると、何が起きるか。
・電源が空になる
・照明や通信まで巻き込む
・判断力が落ちた状態で「次」を考える羽目になる
これは防災として最悪の流れだ。
冷房の失敗は、電源全体の失敗に直結する。
撤退は「敗北」ではない

ここで大事な視点がある。
エアコンを切る=負け、ではない。
防災における撤退は、
最悪の状況を整理する行為だ。
・冷房を切って送風に切り替える
・夜間だけ稼働させる
・一時的に車へ避難する
これはすべて、立派な戦略変更だ。
エアコン撤退後に守るべき優先順位
冷房を切った後、何を守るか。
ここは明確だ。
・通信(スマホ)
・照明
・最低限の冷却手段(扇風機・保冷)
この3つが残っていれば、人は耐えられる。
逆に、ここを失うと不安が一気に跳ね上がる。
「撤退ライン」を事前に決めておく意味

防災時に一番危険なのは、
迷いながら判断すること
だ。
だから、平時に決めておく。
・残量○%でエアコン停止
・○時以降は冷房を使わない
・この条件なら車へ移動
ルールがあるだけで、判断は驚くほど楽になる。
エアコンは「最初に諦める前提」でいい
冷房は強力だが、万能ではない。
防災では、
「最初に諦める前提」で持っておく
くらいがちょうどいい。
短時間でも使えれば意味はある。
でも、守れなくてもプランは続く。
撤退できる人が、最後に残る

真夏の防災で生き残るのは、
一番粘った人ではない。
一番うまく撤退できた人だ。
エアコンを切る判断は、勇気ではなく設計だ。
撤退ラインを決めておくと、防災は一気に現実になる。
素人だけど、検証して最適は選ぶ。
