SHIMANO VF-025U|磯・渓流・SUPで使い倒した“収納型フローティングベスト”のリアル

Shimano VF-025Uは本来「サーフ用」として設計されたフローティングベストだ。

広い砂浜で波を正面から受ける釣りのための装備。

でも、僕はこのベストをサーフでは使っていない。

選んだ理由はむしろ逆で、磯・SUP・渓流という“荷物が多く、危険も多い場所”をひとつで跨げるベストが欲しかったからだ。

同社のVF-029Uも所有しているが、こういうシンプルさと浮力に全振りしたタイプも素晴らしい。

SUP専用の薄型ベストも扱いやすい。

でも“収納力”と“安全性”を同時に満たす装備は意外と少ない。

釣りの生活を軽くしながら、ちゃんと身を守れるベスト。

その条件で探し続けて、最後に残ったのがVF-025Uだった。

目次

なぜ、VF-025Uを手元に残しているのか

SHIMANO VF-025Uの正面全体写真|収納ポケットが多い構造が分かる外観

理由はとてもシンプルで、「とにかく収納力がある」から。

029Uは安全性の鬼。必要最低限の軽さと浮力に特化したロックショアベスト。

一方025Uは、釣りの日常をそのまま詰め込める“道具箱寄り”の構造になっている。

特に渓流とSUPでは、この収納量が圧倒的に助かる。

  • ルアーケース
  • ハサミ・プライヤー
  • スマホ・バッテリー
  • 補助ギア

これらが全部収まり、別バッグを持たなくて済む。これだけで釣りの準備と撤収が一気に軽くなる。

浮力:029Uには劣るが、SUP落水でも“顔はしっかり出る”

VF-025UとVF-029Uの比較写真|厚みと収納量の違いが分かる正面並び
比較対象のSHMANO VF-029U

まず事実として、VF-025Uの浮力はVF-029Uより低い。

VF-025UはL3で、VF-029UはL2。スペック差は明確だ。

ただ、170cm/65kgの自分がSUPで落水 → 浮上 → 再上艇訓練をしたとき、顔はしっかり海面上に出る。

苦しさや不安はまったくないレベルで浮く。

「だったら029Uの方が安心じゃない?」

そう思う人もいると思う。答えは、どちらも正しい。

もっと安心したい人にはVF-029U(L2)が向いているし、自分のようにSUP・渓流・磯で“道具を持ち運ぶ必要がある釣り”をする人にはVF-025Uが刺さる。

SUPでの使用:再上艇は“慣れ”が必要

ここだけは正直に書く。

VF-025Uは厚みがあるので、SUP再上艇は慣れていないと若干乗りづらい。

029UやSUP専用ライジャケは薄型で引っ掛かりが少ない。

再上艇が速いのは確か。

ただ025Uでも練習すれば問題なく乗れる。

自分は2年間、SUPの落水訓練を複数回しているが、025Uでも普通に再上艇できている。

ただし初めての人には029Uの方が扱いやすい。SUP専用のライジャケの方が更に使いやすいだろう。

渓流:転倒時の“背中の盾”として優秀

SHIMANO VF-025U背面の硬質フォーム構造|渓流や磯での衝撃吸収に優れた背面パッド

渓流釣りは、磯とは別方向の危険がある。濡れた石・苔・落差・増水。

025Uは背中に硬質フォームが厚く入っており、転倒時の“背中の盾”としてかなり頼もしい。

実際、自分も一度転倒して背中を強く岩に打ったが、フォームが衝撃を吸い、致命傷を防いでくれた。

029Uほどの衝撃吸収力はないが、「釣り用バックパック」よりは圧倒的に安全。

磯:荷物を持ち運ぶスタイルなら029Uより適性あり

VF-025Uの前面ポケット配置|ルアーケースや小物を収納できる多機能ポケット構造
ポケットにはルアーケースも難なく入る

磯で使ってみて分かったのは、VF-025Uは「装備を体に固定して持ち運ぶ釣り」に向いているということ。

029Uは最軽量・最小限で、走れるベスト。

対して025Uは“現場の便利さ”が強い。

  • 小物をすぐ取れる
  • バッグ不要で歩ける
  • ポケットが多く、体の前で完結する

自分は磯では029Uと025Uを使い分けているが、「持ち物が多い日」=VF-025U、「身軽に動きたい日」=VF-029Uが自然な区分になった。

耐久性:2年間、海水・雨・衝撃で“劣化ゼロ”

これは意外だった。

029U同様、VF-025Uもとにかく頑丈だ。

自分は釣行後の洗浄をいつも同じルーティンで行っている。

  • タンクの真水でざっと海水を流す
  • 軽く干す
  • 乾いたら車に積みっぱなし

これを2年間続けても、ヘタり・カビ・匂いの問題は一度も起きていない。

海釣り・SUP・渓流で使っても壊れないタフさは本物。

VF-029Uとの比較:どちらが良いかは“釣りのスタイル次第”

よく聞かれるので、本音でまとめる。

  • 安全性・浮力 → 029U
  • 収納力・万能性 → 025U
  • SUP再上艇のしやすさ → 029U
  • 道具を体にまとめたい釣行 → 025U
  • 軽さ・動きやすさ → 029U

どちらが“優れている”という話ではなく、用途が違う。

SUP特化なら専用ジャケットも良い選択肢だし、磯特化なら029Uはかなり強い。

渓流とSUPと磯をまたぐように遊ぶ人には、025Uの利便性が刺さる。

カタログスペック(VF-025U)

項目VF-025U
タイプレジャー用固形式(L3)
大人用浮力5.85kg
サイズフリー(裾囲最大145cm)
重量約1400g
素材ナイロン/ポリエステル/独立発泡材
収納大型ポケット多数(ルアー・小物をまとめて収納可)
用途磯・渓流・SUP(サーフは非推奨)

結論:VF-025Uは“釣りライフを軽くしてくれるベスト”

029Uが命を守るための極限型だとしたら、025Uは“釣りの生活そのものを軽くする”方向のベストだ。

SUP・磯・渓流を横断する人 荷物を体にまとめたい人 道具をすぐ取り出したい人

こういう釣り人には間違いなく刺さる。

029Uも良い。SUP専用も良い。 その中でVF-025Uは、ちょうど中間にある万能型の答えだと思っている。

素人だけど、検証して道具は選ぶ。

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この記事を書いた人

SUP釣り・海釣り・キャンプを“素人視点で検証する”アウトドアブロガーです。
安全・快適・コスパをテーマに、実際に使ったギアだけをレビューしています。

SUPでの落水、磯の夜釣りの失敗、クーラーボックスや虫対策の検証など、一次体験ベースの情報を発信中。

素人だけど、検証して道具は選ぶ。

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