クランクで「広く探る」と言うと、色やレンジの話になりがちだけど、
実際に釣果を分けているのは速度だと思っている。
速すぎてもダメ、遅すぎてもダメ。
この“ちょうどいい速度”を見つけられるかどうかで、
その日の展開は大きく変わると考えている。
「広く探る」とは何をしている状態か
まず前提として、
広く探るクランクの役割は「食わせる」ことじゃない。
目的は、
- 魚がどこにいるか
- どのレンジに反応があるか
- 追う余裕があるかどうか
この3つを、できるだけ短時間で把握すること。
だから、ルアーを見せすぎてもいけないし、同時に存在感がなさすぎても意味がない。
速すぎるクランクがダメな理由
速く巻けば広く探れる。
これは半分正解で、半分間違いだと考えている。
確かに距離は稼げるけど、速すぎると、
- 魚が追う前に視界から消える
- 反応が「無」になる
- そもそも魚がいたかどうか判断できない
これが一番危険。
「反応がない=魚がいない」と誤認しやすくなる。
遅すぎるクランクがダメな理由
逆に、慎重になりすぎて遅く巻くとどうなるか。
- 一匹一匹に見切られる
- スレを進行させる
- 探るテンポが極端に悪くなる
これはもう「探る」じゃなくて、
最初から食わせにいっている状態。
状況が分かってからやる動きだ。
広く探れるクランクの速度とは
じゃあ、どんな速度がいいのか。
感覚的には、
- 魚が「追おうと思えば追える」
- でも「迷っている間に通り過ぎる」
この境界。
追い切れない速度でもなく、
じっくり見せる速度でもない。
判断を迫る速度。
同じクランクでも速度で役割は変わる

ここが一番面白いところだ。
例えばパニクラやモカみたいなクランクも、
- 少し速め → 探索用
- 一定スピード → 反応確認
- 減速 → 食わせ
速度だけで、役割がまったく変わる。
「探れるクランク」と「食わせのクランク」は、
別物じゃなく、同じルアーの別フェーズだと思っている。
探る速度で出る“反応”を見逃さない

広く探る速度で大事なのは、
ヒットさせることじゃない。
- 後ろに付く
- 反転する
- 一瞬浮く
こういう未遂の反応。
これが出たら、
そこから速度・レンジ・ルアーを詰めていけばいい。
個人的にはモカは探索用には最も適しているクランクだと思っている。
探索しているつもりが釣れてしまうことも多い。
まとめ:広く探る速度は「答えを出すための速度」

広く探るクランクの速度は、
釣るための速度じゃない。
状況を言語化するための速度。
速すぎず、遅すぎず。
魚に考えさせる前に、こちらが答えをもらう。
そのための速度だと思っている。
素人だけど、検証して道具は選ぶ。
