磯に立つと、つい釣果に意識が向いてしまいがちだけど、実は一番難しいのは最後の「帰る」という判断だと思っている。
釣れているときほど判断が鈍り、気づかないうちに風が変わり、潮が上がり、足場が濡れていく。
僕自身、何度も“戻りの恐怖”を味わってきた。
だからこそ、撤収判断こそが磯釣りの技術の中心。
ここを押さえるだけで事故の確率は大きく下がる。
潮が動き始めたら「その場で終わり」が正解
磯は潮位変化に敏感なフィールド。
水位がわずかに上がるだけで、通れていた岩がすぐ水没してしまう。
特に満潮に向かう時間帯は、波が穏やかでも足場の奥まで海水が入り込みやすい。
潮が「上がり始めた」と感じた瞬間が実は最後の余裕。
このタイミングで切り上げると、帰路で焦らずに済む。
帰りルートが濡れたら危険度は一段上がる
行きは乾いていた岩が、帰りに濡れている──この変化は非常に危険なサイン。
磯は“濡れた瞬間に別の地形へ変わる”場所で、滑り方も足の残り方もまったく違う。
僕も一度、帰り道の岩が濡れていて滑りかけた経験があり、それ以来ルートの状態を真っ先に確認するようになった。
荷物は減らす。無事に戻ることが最優先
撤収時は疲れも溜まり、体力も集中力も落ちている。
そこへ大荷物を抱えると重心がブレ、足場の悪い磯では転倒のリスクが跳ね上がる。
だから帰るときは、“戻り専用の軽量モード”に切り替える。
背負うもの、手に持つもの、優先順位をあらかじめ決めておくと安全度が段違い。
釣果よりも、まずは無事に帰ること。
それが磯釣りの最大の成果だと思っている。
素人だけど、検証して道具は選ぶ。
